日本材料技研、メソゲン骨格を有する四官能性エポキシに関する関西大学とのライセンス契約を締結

日本材料技研株式会社

日本材料技研株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 浦田 興優、以下「当社」)は、このたび、学校法人関西大学(以下「関西大学」)との間で、メソゲン骨格を有する四官能性エポキシ(以下「本材料」)に関するライセンス契約(以下「本契約」)を締結しました。

本材料は、関西大学 化学生命工学部 原田美由紀教授により開発された、ペンタエリスリトール型の四官能性エポキシです。分子内に剛直なメソゲン骨格を有しており、その硬化物は高強度かつ高耐熱性を示します。特に耐熱性においては、明確なガラス転移温度(Tg)が観察されない「Tgレス材料」であることが特徴です。また他のエポキシ材料に比べて、線熱膨張率 (CTE)が低く、熱伝導率が高いことから、熱マネジメントが重要な課題となっている電子材料分野、特にパワー半導体分野において有用な材料になることが期待できます。当社は、本契約によって取得した独占的通常実施権を活用し、樹脂材料メーカー等に本材料を供給することで、早期の事業化を推進してまいります。

                                                                   <本材料の構造>

当社では、これまでに二官能性脂環式エポキシDCPD-DE、三官能性ビフェニル型エポキシBPTE、三官能性ベンゾオキサジンBTBzなど、耐熱性や電気特性に優れた熱硬化性樹脂のラインナップ拡充に取り組んでおります。また、負の熱膨張率を示すBNFOなど、熱マネジメントに関する課題解決に貢献する材料の開発も行っております。近年、エレクトロニクス製品の高性能化・小型化により、低熱膨張、高耐熱などの熱マネジメントに関するニーズが急速に高度化・多様化しており、今後も当社では、革新的な材料技術の製品化によりこれらのニーズに応えてまいります。

本材料を含めた当社製品については、2025年11月27日(木)・28日(金)に東京ビッグサイトで開催される「ケミカルマテリアル Japan2025」においてもご紹介します。(https://www.chemmate.jp/exhibitor-list/926

当社は、国内企業や大学・研究機関等で開発された革新的技術について、ライセンスアウトやカーブアウトを通じた事業化に取り組んでまいりました。今後も未活用の革新的材料技術の商業化を進めることで、日本の素材産業におけるイノベーション創出に貢献してまいります。

<本件に関するお問合せ先>

日本材料技研株式会社 問い合わせフォーム https://www.jmtc.co.jp/contact/


【日本材料技研株式会社 概要】
■会社名 :日本材料技研株式会社
■設立 :2015年8月
■資本金 :2億円 ※資本準備金を含む
■代表者 :代表取締役 浦田 興優
■事業内容 :機能材料事業
■企業ホームページ : https://www.jmtc.co.jp

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ビジネスカテゴリ
化学
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会社概要

日本材料技研株式会社

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URL
https://www.jmtc.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋本町2-3-4 江戸ビル6階
電話番号
-
代表者名
浦田興優
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年08月