シーン再生技術×製造現場ノウハウ。セイコーフューチャークリエーションとの動画マニュアルサービス「TAGURU(タグル)」開発におけるコラボレーションを発表!

セイコーフューチャークリエーションの現場でマニュアル作成コスト40%・翻訳コスト75%削減――7月9日開幕「ものづくりワールド東京 2025」に共同出展

RUN.EDGE株式会社

RUN.EDGE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 小口 淳、以下「RUN.EDGE」)は、動画マニュアルサービス 「TAGURU(タグル)」 の開発におけるセイコーフューチャークリエーション株式会社(本社:千葉県松戸市、代表取締役社長 市村 誠、以下「セイコーフューチャークリエーション」)とのコラボレーションを発表し、同時にセイコーフューチャークリエーションの現場での「TAGURU」導入事例および成果を公表しました。

TAGURU は、パワーポイント感覚で誰でも簡単に動画マニュアルを作成できる直感操作と、最大130言語対応の自動翻訳、豊富な描画ツールを備え、現場教育と技術継承を大幅に効率化します。

7月9日から幕張メッセで開催される「ものづくりワールド東京 2025」では、セイコーフューチャークリエーションの現場での具体的な導入事例や成果について、TAGURUのデモンストレーションを交えて説明します。

開発の背景

近年の製造現場では紙媒体の作業手順書での運用を基本としており、静止画と文章のみでは作業の細微なニュアンスを十分に伝達できず、作業の属人化、教育コストの高騰、熟練作業者の退職による技能伝承問題、海外拠点・技能実習生の受け入れの拡大に伴う多言語対応の負荷など、教育コストの削減・作業品質の向上が経営上の課題となっていました。

そんな中セイコーフューチャークリエーションは、RUN.EDGEが開発したシーン単位で映像を検索・視聴できるシーン再生技術に注目し、作業現場の映像による技術ノウハウのナレッジ化、また動画マニュアルを含む製造現場での総合的な映像プラットフォーム化が当技術をベースに実現できると考え両者の協議が始まりました。最終的にRUN.EDGEが保有する映像技術とセイコーフューチャークリエーションの現場ノウハウを融合することで、教育負荷とコストを抜本的に低減し得るとの確信に至り、2024年より共同開発プロジェクトを正式に発足いたしました。

開発期間中は、試験導入から得られるフィードバックを随時反映する現場主導の改善サイクルを徹底し、現場が本当に欲していた動画マニュアル、現場で最大限に活用される動画マニュアルの実現を目指して開発を進めて参りました。

「TAGURU(タグル)」は、こうした共同検証および効果実証を経て完成した製造現場向け動画マニュアルサービスであり、両社は本サービスを通じて製造業における教育・技能継承の高度化を一層推進してまいります。

TAGURUの主な特徴

  • シーン映像+アノテーションで“ページ”を作成
    動画をアップロードした後、工程やポイントごとにシーンを切り出し、タイトル・説明文・タグを付与してページを構成。ページの並べ替えだけで工程別マニュアルを再編成でき、要点をピンポイントに視聴できます。

  • 1画面完結のシンプル編集
    PowerPoint感覚のUIに丸・矢印・テキスト描画などをシンプルな1画面に集約し、誰でも短時間で動画マニュアルを作成可能です。

  • 多言語翻訳(字幕・テキスト・音声)
    ページ内の字幕やテキスト、読み上げ音声を最大130言語にワンクリック翻訳。海外工場や多国籍スタッフへの展開を即時に行えます。

  • シーン検索 & ピンポイント視聴
    キーワード検索で該当ページを即座にリストアップし、そのシーンから再生が始まるため、必要な情報だけを効率的に学習できます。

  • オフライン再生・手順書PDF出力
    事前ダウンロードで通信環境の制約を受けずに利用でき、ページ情報をPDFで出力して映像と紙を組み合わせた運用も可能です。

  • 申請・承認ワークフロー
    公開前に「現場責任者→管理者→品質保証部」などの多段階承認フローを設定し、承認・却下履歴を自動記録して品質とトレーサビリティを担保します。

セイコーフューチャークリエーションでの導入事例

TAGURU は「ベテランが若手に技術を伝える」「社内の技術を社外に伝える」「個人の技術を全社に伝える」という三つの観点で教育の質とスピードを高めています。

長年社内で生産に使用してきた製造設備のオーバーホールにて、洗浄、組立、検査の工程で動画マニュアルを活用し、保守の履歴管理、ベテランから若手への技能承継を実現できました。

新製品の量産の立上げでは、画像/文章では説明しにくい組立手順、注意すべきポイントを動画マニュアルで説明し、外部への情報共有含め実施することで作業の標準化、同一品質を再現できるようになりました。

さらに属人化している過去のトラブル対策や、量産立ち上げ時の映像データなどの個人が抱える過去の映像データを全てTAGURUへ集約し、部門を越えた情報共有が活性化し誰でもすぐにナレッジの確認ができる体制ができました。

導入効果

セイコーフューチャークリエーションによる実運用データでは、TAGURUの導入によってマニュアル作成コストを40%、マニュアル翻訳コストを75%削減する成果が得られました。

セイコーフューチャークリエーションのコメント

現在はTAGURUを導入し、少しずつ社内に浸透している段階です。シンプルにマニュアル作成ツールとして活用している部門がある一方、社内でのTAGURUの紹介キャラバンを通じ想定していなかったユースケースも見つかってきています。具体的には量産立上げ時の技術移管に際して、QMS用の帳票とは別に明文化しにくい情報の共有でTAGURUを活用しています。
今後は品質保証部と連携したISOの対応を視野に入れており、これまでの帳票をTAGURUで置き換えできないか等議論が活発化しています。今後も新たなユースケースが見つかり、単なるマニュアル作成サービス以上の働きで弊社の生産性向上にTAGURUが貢献してくれることを期待しています。

今後の予定

7月9日(火)から幕張メッセで開催される「ものづくりワールド東京 2025」にRUN.EDGEとセイコーフューチャークリエーションが共同出展し、TAGURUの実機デモや導入相談を受け付けます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

​​ものづくりワールド東京 2025

会期: 2025年7月9日(水)~11日(金) 

会場:幕張メッセ

公式HP:https://www.manufacturing-world.jp/tokyo/ja-jp.html#/

RUN.EDGEブース:ホール11・展示ブース「69-32」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

また、8月には動画マニュアルを自動生成するAI作成機能をリリース予定で、現場の生産性向上をさらに加速させます。

TAGURUで、あなたの現場を次のステージへ。 まずは無料トライアルから

公式サイトで詳細をご確認ください。無料トライアルやデモの申し込みも受け付けています。

TAGURU公式サイト:https://recoroku.com/taguru

デモ・トライアルのご利用や機能に関するお問い合わせ

TAGURUお問い合わせ窓口:recoroku-support@run-edge.com


RUN.EDGE について(https://www.run-edge.com/
RUN.EDGEは2018年に富士通株式会社からカーブアウトした映像技術スタートアップです。「『シーン』で社会活動をアップデートする」をミッションに、野球映像分析アプリ PITCHBASE やフィールドスポーツ分析アプリFL‑UXで培ったシーン検索・映像解析テクノロジーを核とし、製造業の課題解決に転用したTAGURUを開発しています。セイコーフューチャークリエーションとのパートナーシップを通じて、映像技術と現場ノウハウを融合したソリューションを提供し、製造現場のDXを推進しています。

セイコーフューチャークリエーションについて(https://www.seiko-sfc.co.jp/

セイコーフューチャークリエーション株式会社(本社:千葉県松戸市)は、セイコーグループの技術開発を担う中核企業として、精密加工からICTソリューションまで幅広い領域で生産革新を支援しています。人材育成と品質向上を両立させる現場改革に積極的に取り組み、TAGURUを導入することで、多能工教育の効率化と技能継承の高速化を実現し、国内外拠点での作業品質均一化を推進しています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

RUN.EDGE株式会社

25フォロワー

RSS
URL
https://www.run-edge.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー13F
電話番号
-
代表者名
小口淳
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月