フライウィール、経産省・NEDOによるAI開発支援プロジェクト「GENIAC」に採択
ー IHI、積水化学工業と、製造業の非構造化データを AI 活用する国産基盤の実証を開始 ー
株式会社フライウィール(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横山 直人、以下フライウィール)は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構) が公募した「ポスト 5G 情報通信システム基盤強化研究開発事業/製造業データ等の AI-Ready 化に関する研究開発」における委託先として採択されました。 本事業は、経済産業省および NEDO が推進する国内の生成 AI 開発支援プログラム『GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)』の一環として実施されるものです。
本プロジェクトにおいてフライウィールは、製造現場に蓄積された図面や仕様書などの「非構造化データ」を、AI が即座に活用できる形式(AI-Ready)へ変換する汎用ツールの研究開発を実施します。実証パートナーとして株式会社IHI(以下、IHI)および積水化学工業株式会社(以下、積水化学工業)が参画(五十音順)。特定の AI モデルやプラットフォームに過度に依存しない「日本企業のデータ活用に適した AI-Ready データ基盤」のプロトタイプを確立し、日本の製造業における AI の社会実装を加速させます。

■ 背景:日本の製造業の「知」をAIに解放し、データ主権を確保する
日本の製造業には、世界屈指の現場データが存在します。しかし、その 9 割以上は図面や手書きメモといった「非構造化データ」(*)であり、そのままでは AI が読み取ることができません。これが、日本企業において AI 導入が進まない最大の障壁(AI-Ready ではない状態)となっています。
また、現在普及している AI プラットフォームには、特定のベンダーや基盤への依存度が高く、お客さま側でモデルやインフラを柔軟に選択しづらいケースがあります。これにより、将来的な AI モデルの切り替えやコスト最適化が難しくなる「ベンダーロックイン」が課題となっています。フライウィールは、既存システムを活かしながら、将来的な AI モデルやインフラの変化にも柔軟に対応可能なアーキテクチャを提供することで、お客さま自身が「データ主権」を維持したまま AI 活用を進められる基盤を提供します。
(*) 非構造化データ:電子メール、図面、画像など、Excelのように列と行で整理されていないデータ。
出典:IDCホワイトペーパー、Box Inc「未開拓の価値:⾮構造化データについてあらゆる経営幹部が理解すべきこと」(Doc.US51128223、2023年8⽉)
■ 異なる業種での実効性検証
本事業では、異なるデータ特性を持つ 2 社とともに、実業務でのインパクトを検証します。なお、以下の対象領域は現時点での計画であり、プロジェクトの進捗に応じて最適な領域へと柔軟にアップデートしていく予定です。
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株式会社IHI: 図面や仕様書を対象とした情報探索業務において、AI 活用による業務高度化を検証します。
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積水化学工業株式会社: 設計・製造プロセスにおける業務知識の構造化と AI 活用可能性を検証します。
■ 実証パートナーからのコメント
株式会社IHI 様
「日本の製造業に蓄積された膨大な現場の知見を AI-Ready な形で次世代に引き継ぐ本プロジェクトは、社会全体で共有すべき公共的な基盤づくりと捉えております。弊社は図面や仕様書など現場起点の非構造化データを、実業務のAI活用につながる形で整備することこそが、ものづくりを支えるデータの重要性を周知し、将来世代の技術者の活躍を開く鍵になると考えます。本プロジェクトを通じ、日本の製造業全体の知を社会の資産へと変換していくことに大きな期待をもって協働してまいります。」
積水化学工業株式会社 様
「住宅事業における図面や手順書などの非構造化データを構造化し、AI で活用可能とした上で、属人化や手戻りの低減につながる業務変革が実現可能かを検証します。さらに開発・設計・製造で磨いてきた工業化住宅の技術と AI が融合することで、製造業の技術力の深化と製品価値の向上の可能性を図ります。本実証の成果は広く他事業へ展開するとともに、新たな共創施策へとつなげ、その成果が日本の製造業全体の発展に寄与することを期待しています。」
■ 今後の展望:ミッション「データを人々のエネルギーに」の実現へ
本事業の成果物(評価指標や仕様書等)は、日本の産業全体の高度化に寄与するため、一部を「協調領域」として一般公開する予定です。フライウィールは、本プロジェクトを通じて、データを企業の成長を加速させる「エネルギー」へと変換してまいります。
■ 株式会社フライウィールについて

フライウィールは、「データを人々のエネルギーに」をミッションに掲げ、エンタープライズ企業のデータ利活用における経営課題を解決するデータ活用プラットフォーム「Conata®(コナタ)」を提供しています。データを単なる情報としてではなく、意思決定とアクションを最適化するための「エネルギー」へと変換し、企業の持続的な成長を支援します。
【 会社概要 】
会社名:株式会社フライウィール
代表者:代表取締役 CEO 横山 直人
所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー31階
設立 :2018年2月9日
以上
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