医療機関専用スマートフォン「メドコム」がセキュリティ対策をより強固に モバイル端末管理ソフトウエアのアイキューブドシステムズとサイバーセキュリティのディープインスティンクトと連携し体制を強化
AI活用のウイルス防御やモバイル端末管理(MDM)を標準搭載、厚生労働省が定める医療情報システムの安全管理に関するガイドラインに耐えうるセキュアな環境を実現に
株式会社メドコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:佐藤康行、以下「メドコム」)は、メドコムが提供する医療機関専用スマートフォン「メドコム」のセキュリティ対策を一層強化するため、日本国内MDM市場シェアNo.1*の株式会社アイキューブドシステムズ(本社:福岡県福岡市、代表取締役執行役員社長 CEO:佐々木勉、以下「アイキューブドシステムズ」)、サイバーセキュリティ企業の米Deep Instinct社の日本法人であるディープインスティンクト株式会社(本社:東京都港区、カントリーマネージャー:並木俊宗、以下「ディープインスティンクト」)と連携を強化しました。これにより医療機関専用スマートフォン「メドコム」では、端末紛失時の遠隔ロックや未知のウイルス攻撃に対する防御を実現しており、厚生労働省が定める医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(以下、「医療情報ガイドライン」)に耐えるセキュアな環境で使用することができます。
■背景
2024年4月に施行された医師の働き方改革を受け、スマートフォンや業務を効率化するアプリの導入を検討するなど、医療DXを推進する病院が増加傾向です。その一方で、近年、医療機関をターゲットにしたサイバー攻撃が急増しています。ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)による被害が相次いで発生しており、電子カルテなど病院内の様々なシステムが利用不能になったり、個人情報の流出リスクが発生したりするなど被害は深刻です。また、厚生労働省では医療機関のサイバーセキュリティ対策を推進するため、医療情報ガイドラインを発表しています。医療機関においては、医療DXの推進に伴いセキュリティ対策の強化も求められています。
これらを受け、メドコムではセキュリティ対策を一層強固なものとし、より多くの医療機関に提供するため、アイキューブドシステムズ、ディープインスティンクトと連携し安全管理体制の強化に至りました。また、6月に施行される診療報酬改定では、医療機関のサイバーセキュリティ対策を推進するため、診療録管理体制加算の評価が拡張されます。これを受け、医療機関ではセキュリティ対策の必要性が一層高まると考えられます。
■各社説明
メドコム社について
メドコムは、「医療のICT プラットフォームを創り、医療をデジタル化する」をビジョンに掲げ、全国各地の医療機関に対してセキュアな環境下で医療機関のDX を実現するスマートフォンサービス「メドコム」を提供するとともに、医療現場の働き方改革を推進するアプリケーションの開発・提供を行っています。「メドコム」は、ナースコールや電子カルテ連携、グループチャット、緊急通報機能、端末の遠隔管理など、医療現場で必要な機能を標準搭載するとともに、専用回線で直接接続する閉域ネットワーク上での動作により高いセキュリティレベルで安心・安全に利用できる環境を実現しています。
アイキューブドシステムズ社について
アイキューブドシステムズは、エンタープライズクラウドおよびスマートデバイスを最大限に活用するための技術を開発・保有するソフトウェアプラットフォームプロバイダーです。法人スマートデバイスの導入・活用に必要となる包括的な環境を提供する「CLOMO」を開発・提供しています。クラウドとスマートデバイス、およびアプリケーション、全てが統合された次世代 IT環境の実現に向け、フロントランナーとなるべく活動しています。
ディープインスティンクト社について
ディープインスティンクトは、世界初かつ唯一サイバーセキュリティの目的のために構築されたディープラーニング フレームワークを用いて、ランサムウェアやその他のマルウェアを阻止するために、予防を第一に考えたアプローチを取っています。既知の脅威、未知の脅威、ゼロデイ脅威を20ミリ秒未満で予測し、感染を防止します。その速さはランサムウェアの暗号化速度の750倍に相当します。Deep Instinctは、99%以上の精度で未知の脅威から防御しながら、0.1%未満という誤検知率を実現しています。Deep Instinct Prevention Platformは、既存のセキュリティソリューションを拡張・強化し、ハイブリッド環境における脅威に対する完全で多層的な保護を提供します。
■連携内容の詳細
3社の連携を強化することで、より安心安全かつ便利に医療機関でご利用いただけるスマートフォンサービスを提供します。
具体的には、「メドコム」は医療機関での利用における端末管理について、管理者が一括で利用端末を管理できるよう、モバイル端末管理(MDM)を標準搭載して提供しています。本機能はアイキューブドシステムズの「CLOMO MDM」を活用しており、端末紛失時に遠隔で端末ロック・データ消去をし、第三者の利用を防ぎます。
また、Deep InstinctのAIを活用した予防型アンチウイルス製品「Deep Instinct Prevention for Endpoint(ディープインスティンクトプリベンションエンドポイント)」を導入しています。これは、AIがウイルスや攻撃情報を学習し、既知のウイルスだけでなく未知のウイルスも防御できるようになり、より強固にスマートフォンを守ることができます。これにより「メドコム」と連携する様々なアプリに対して、アプリごとに危険性がないかをチェックします。このようなセキュリティ対策の強化により医療情報ガイドラインに耐えるセキュアな環境で使えるスマートフォンサービスを目指してまいります。
※古いAndroid-OSバージョンではサポートできないケースがあります。
■各社コメント
株式会社メドコム 代表取締役社長 兼 CEO 佐藤 康行
スマートフォンはパソコンと同等の機能を備えた機器のため、パソコンと同様にセキュリティ対策を万全にしなくては安心安全に利用できません。医療情報ガイドラインに沿ったサービスであることはもちろん、それ以上の安心安全を手元の小さな端末に込めて、医療機関のみなさまへお届けするべく今後も邁進してまいります。
株式会社アイキューブドシステムズ 執行役員営業本部 本部長 CSO 林 正寿
「CLOMO MDM」は日本国内MDM市場シェアNo.1と豊富な導入実績を持っており、既に医療機関のお客様にも広くご利用いただいております。今回の連携により、医療機関ではこれまで以上に安心・安全にスマートフォンを業務利用できるようになりますので、今後、より多くの医療機関のお客様に貢献させていただくべく、尽力してまいります。
ディープインスティンクト株式会社 ジャパンカントリーマネージャ 並木 俊宗
ディープインスティンクトはアイキューブドシステムズ、 メドコムとの連携を通じ、医療業務におけるデジタル化促進とデジタルツールの安全活用の加速に貢献してまいります。とくにサイバー空間におけるセキュリティ対策は、攻撃の速さと量、技術の観点からもより自律的、自動的な予防対策技術が必要になっており、ディープインスティンクトがもつAIのディープラーニング技術は特に大きな役割をはたします。パートナーと共に医療業界、地域社会全体の課題に全力で取り組んでまいります。
■メドコム概要
社名 :株式会社メドコム
※2024年4月1日に株式会社フロンティア・フィールドから株式会社メドコムに社名変更しました
所在地 :東京都港区芝浦1丁目1番1号 浜松町ビルディング14階
代表者 :代表取締役社長 兼 CEO 佐藤 康行
設立 :2016年7月
事業内容:医療機関専用スマートフォン「メドコム」の企画・開発・販売・保守
URL :https://www.medcom.ne.jp/
■アイキュードシステムズ概要
社名 :株式会社アイキューブドシステムズ
所在地 :福岡県福岡市中央区天神4-1-37 第1明星ビル
代表者 :代表取締役執行役員社長 CEO 佐々木 勉
設立 :2001年9月
事業内容:モバイル端末管理ソフトウェアサービス「CLOMO MDM」の開発・提供
URL :https://www.i3-systems.com
■ディープインスティンクト概要
社名 :ディープインスティンクト株式会社
所在地 :東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館17階
代表者 :ガイ・カスピ
設立 :2020年09月
事業内容:情報通信
URL :https://www.deepinstinct.com/ja/
※出典: デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション/コンテンツ・モバイル管理パッケージソフトの市場展望(https://mic-r.co.jp/mr/00755/ )」2011〜2013年度出荷金額、「MDM自社ブランド市場(ミックITリポート12月号: https://mic-r.co.jp/micit/2023/ )」2014~2022年度出荷金額・2023年度出荷金額予測
以上
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