三井住友信託銀行とSustechによる資本業務提携を通じた戦略的パートナーシップの締結について
三井住友信託銀行株式会社(東京都千代田区、取締役社長:大山 一也、以下「三井住友信託銀行」)と株式会社Sustech(東京都港区、代表取締役社長:丹野 裕介、代表取締役CEO:飯田祐一郎、以下「Sustech」)は、両社のお客さまと地域・社会のカーボンニュートラルの実現に向けて、資本業務提携を通じた戦略的なパートナーシップ(以下「本パートナーシップ」)を締結したことをお知らせします。
1. 本件の背景
気候変動抑制に関する国際的な枠組みであるパリ協定のもと、世界各国で官民が連携して脱炭素化を推進しておりますが、その中でも投融資を通じて企業の脱炭素化を促していくことの重要性や金融機関として果たすべき役割が非常に重視されております。
かかる中、国内の再生可能エネルギー分野では、従来のFIT制度に加え、FIP制度の導入やコーポレートPPA取引の拡充が進む等、再生可能エネルギー資産に対するファイナンスの方法は広がりを見せています。
2. 本パートナーシップの概要・目的
三井住友信託銀行は、「資金・資産・資本の好循環」の実現に向け、社会構造の変革・技術革新の加速への貢献と、グリーンな社会づくりを目指しています。具体的な取り組みとしては、環境的・社会的に持続可能な経済活動および成長を促進、支援することを目指したサステナブルファイナンスに取り組んでいるほか、再生可能エネルギー分野向けのストラクチャードファイナンスにも積極的に取り組んでいます。
Sustechは、テクノロジーを活用し、企業と社会のGXに貢献することを目指しています。具体的には、脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」(※1)や分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」(※2)などの複数のプラットフォームを展開することにより、地域や社会の脱炭素化に向け、GHG排出量の算定からカーボンクレジット活用までのソリューションを一気通貫で提供しています。
本パートナーシップでは、三井住友信託銀行が有する再生可能エネルギー分野向けのストラクチャードファイナンスの知見や経験と、Sustechが展開する「ELIC」を組み合わせることにより、非FIT制度下において新規に再生可能エネルギー発電所や蓄電所を開発等していく事業法人のお客さまの再生エネルギー分野への投資やトランジション支援に繋がるソリューション拡充・高度化を目指します。
両社は、今後も両社の機能を生かした連携を強化し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
(※1)脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」
GHGプロトコルに則った排出量算出を簡素化するシステムツール。GHG排出量を可視化して削減を早く簡潔に行うことが可能。
(※2)分散型電力プラットフォーム「ELIC」
再生可能エネルギーを用いた分散型電源の管理・運用を複合支援するエネルギープラットフォーム。非FIT制度下での包括的な再生可能エネルギー、蓄電所の制御、環境価値の市場取引等、さまざまな形で運用することが可能。
■三井住友信託銀行 概要
会社名 |
三井住友信託銀行株式会社 |
代表者 |
取締役社長 大山 一也 |
設立 |
1925年7月 |
所在地 |
東京都千代田区丸の内1-4-1 |
資本金 |
3,420億円 |
HP |
■Sustech 概要
会社名 |
株式会社Sustech |
代表者 |
代表取締役社長 丹野 裕介 代表取締役CEO 飯田 祐一郎 |
設立 |
2021年6月 |
所在地 |
東京都港区芝3-1-14 芝公園阪神ビル5階 |
資本金 |
27億円 |
HP |
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