資源循環トレーサビリティシステムを開発する「Circularise B.V.」との資本業務提携について
積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤 敬太、以下「当社」)は、資源循環におけるサプライチェーントレーサビリティシステム開発を行うCircularise B.V.(本社所在地:オランダ・ハーグ、代表者:Jordi De Vos 及び Mesbah Sabur、以下「Circularise」)と資本業務提携契約を締結しました。
今後、Circulariseとの連携を通じたデジタルプラットフォーム構築への参画により、より一層の資源循環推進と「サステナビリティ貢献製品」の価値向上を目指します。
1. 背景
当社グループでは、2050年サーキュラーエコノミー(資源循環型経済システム)を実現し、持続可能な社会を目指しています。この長期ゴール実現の為にサプライチェーンと連携し、化石由来原料の使用量を最小化し、再資源化による資源循環を推進し、事業を通じたサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。また長期ビジョン「Vision 2030」の実現に向けても資源循環を現有事業、革新領域含めて重要キーワードの一つとして定めております。
一方、提携先のCirculariseも資源循環実現に必要不可欠なサプライチェーン上の情報共有化(管理・追跡・証明)に社会課題を見出し、ブロックチェーンとゼロ知識証明(※1)を活用した独自のサプライチェーントレーサビリティシステムを開発しています。これにより原材料やリサイクル履歴、マスバランス、カーボンフットプリント、第三者認証といった環境関連情報を信頼性の高いプラットフォーム上で管理・追跡・証明でき、かつ機密情報の秘匿性担保も可能となります。
(※1) ゼロ知識証明
情報を証明する際にその情報自体を明示せずに、その正確性や妥当性を他者に示す暗号学的技術
2.業務提携の内容と今後の取り組みについて
デジタル製品パスポートを始めとした情報共有化プラットフォーム構築へ参画し、更なる「サステナビリティ貢献製品」の拡充、価値向上を推し進めるため、今般、資本業務提携契約を締結しました。これにより、一層の資源循環推進とサステナブルな社会の実現に貢献していきます。
当社では、ESG経営、戦略事業領域を拡大・強化するためにスタートアップ企業やアカデミアとの協業を加速させています。新技術・新事業の探索に向け、今後も同様の提携を推進していきます。
【ご参考】Circulariseの概要
(1)名称: Circularise B.V.(サーキュライズ)
(2)本社所在地: Wilhelmina van Pruisenweg 35, 2595 AN, Den Haag, Netherlands
(3)代表者: Jordi de Vos (ジョルディ デ ボス)/ Mesbah Sabur(メズバ ザブール)
(4)事業内容:資源循環におけるサプライチェーントレーサビリティシステムの開発
(5)設立年: 2016年
(6)ウェブサイト: https://www.circularise.com/
以 上
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像