千葉銀行の法人取引の安全性強化に向け、実効性ある管理体制の実現を支援
地域金融機関で初めて「SimpleMonitor」を本格採用
シンプルフォーム株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO 田代 翔太、以下「当社」)は、株式会社千葉銀行(本社:千葉県千葉市、取締役頭取 米本 努、以下「千葉銀行」)が、法人取引の安全性を高める取り組みとして、当社のソリューションの運用を開始したことをお知らせします。
当社は、行政機関やインターネット上に点在する全国500万法人の定性情報を収集・構築したデータベースを基盤に、審査業務に最適化されたソリューションを提供しています。法人調査プロセスを自動化する「SimpleCheck」、登録法人を常時監視し、注視すべきリスク変化を通知する「SimpleMonitor」をはじめ、個別の業務設計や運用支援を組み合わせることで、金融機関における審査体制や業務全体の改善を実現してきました。地域金融機関における「SimpleMonitor」の本格採用は千葉銀行が初めてとなります。

背景
実態の乏しい法人を利用した不正取引や、不自然な取引の増加は、金融機関全体にとって大きな脅威となっています。特に取引途上におけるモニタリングでは、異常な取引を検知する閾値の設定が難しく、高すぎれば検知漏れ、低すぎれば過検知による対応負荷が課題となってきました。また、法人取引は、金銭の動きだけで取引の正・不正を判断することが極めて困難です。判断精度の向上のためには、トランザクション以外の情報を積極的に活用することが、実効性ある監視体制を築く上で重要となります。
こうした課題に対応するため、千葉銀行は当社「SimpleMonitor」を導入し、取引途上のモニタリング強化に向けた体制づくりに踏み出しました。
本取り組みによる成果
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法人顧客の一部を対象としたスクリーニング
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外部委託先の常時モニタリング
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行内情報や顧客・取引先からの申告だけでは捉えにくい情報変化を迅速に把握
これにより、モニタリング体制が強化され、顧客や取引先との取引におけるリスクコンロールの実効性が向上しました。さらに今回の導入を起点として、複数部門・用途への展開を検討しています。今後は、取引開始から期中管理までを一気通貫で支える体制づくりに向け、初期審査における「SimpleCheck」の活用も検討しています。
本取り組みで得られた知見を活かし、審査のあり方を時代や環境に即して進化させることで「全ての法人がフェアに繋がれる世界」の実現を目指してまいります。
サービス概要
法人取引における審査業務を、非対面を前提とした最適な形へアップデートすることを目指し、審査体制の構築及び運用支援を行っています。審査業務に必要な、全国500万法人に関する定性情報の収集とデータベース構築に取り組み、このデータベースを基盤としたプロダクト「SimpleCheck」「SimpleMonitor」を開発、提供しています。銀行・クレジットカード会社・プラットフォーマーなどを中心に採用され、金融犯罪防止や業務生産性の向上に寄与しています。
SimpleCheck(シンプルチェック)
法人名を入力するだけで情報を瞬時に収集し、当社が独自に調査・蓄積した情報と共に、30秒でレポーティングします。Web検索や既存の会社情報DBではカバーが難しかった中堅・中小や新興法人も含めた全国500万社を対象とし、通常は収集・整理に数日かかる情報を網羅しています。
SimpleMonitor(シンプルモニター)
対象法人を常時監視し、リスク評価に関わる重要な情報・属性に変化が生じた際に自動通知します。モニタリング業務において運用負荷の大きな要因となる誤検知をあらかじめ排除し、見るべき重要な変化のみに絞って通知することで、より実効性のあるリスク対策へのリソース集中を可能にします。
会社概要

会社名 |
シンプルフォーム株式会社 |
本社所在地 |
東京都目黒区大橋1-5-1 クロスエアタワー8階 |
代表者名 |
代表取締役CEO 田代 翔太 |
設立 |
2020年10月1日 |
資本金 |
2,934百万円(資本準備金等も含む) |
累計資金調達額 |
51.9億円(株式による出資および金融機関からの借入を含む) |
事業内容 |
法人取引における審査体制の構築・運用支援 |
Webサイト |
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