アイシンの「アンモニアSOFCの高効率発電に関する研究開発」がNEDO研究開発事業として採択
株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、社長:吉田守孝)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募する「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」に応募し、「アンモニア固体酸化物形燃料電池(以下、SOFC)の高効率発電に関する研究開発」が採択されました。本テーマは、国立大学法人東北大学(総長:大野 英男)と連携して研究を進めます。
アンモニアは、政府が掲げる「水素基本戦略」で水素とともに普及の方針が示されており、特に再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニアは、燃焼時にCO2を排出しないカーボンニュートラル燃料として注目されています。また貯蔵・輸送がしやすいことから、水素キャリア※1としても有効であり、アンモニアを直接燃料とした発電技術が期待されています。
今回の取り組みでは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム type S」で培った技術や、現在開発中の純水素SOFCシステムの技術を活用しながら、純水素SOFCと同程度の高効率発電をめざし開発を進め、2027年度に自社工場・事業所で実証実験開始を予定しています。また、部品を共通化することでコスト低減を行い、純水素SOFCと合わせた選択肢として提供することで、カーボンニュートラル実現に向けたSOFCの普及に貢献することをめざします。
アイシンはこれからも、環境や社会をより良いものにする技術開発を促進し、経営理念である「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現していきます。
※1 貯蔵や運搬に向かない水素を別の状態や材料に変換して供給しやすくすること
<アイシンのエナジーソリューション領域の取り組み>
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NEDOからのプレスリリース:https://www.nedo.go.jp/koubo/DA3_100318.html
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