社内風土改革！荷物に添える一言が、店舗をつなぐ。感謝の見える化プロジェクト

メッセージと写真で感謝を共有。6月からスタートした新しい社内ルール。丁寧な梱包と一言添えた発送が、職場の連携と信頼を深める仕組みに

株式会社ファーストステージ

2025年9月24日 10時30分

奈良・大阪・京都・兵庫・三重に19店舗（グループ併設店含む）展開する振袖専門店・フォトスタジオファーストステージ（所在：奈良県奈良市油阪地方町6-4／株式会社ファーストステージ／取締役社長：近藤陽子）は、2025年6月より社内風紀委員会を中心に「気遣いの発送方法」の運用を開始しました。

この取り組みでは、店舗間で荷物をやり取りする際に感謝の気持ちをメッセージで添え、受け取った側が感動した発送を写真で共有することで、“思いやり”が目に見えるカタチで社内に広がる仕組みとなっています。

働き方の多様化が進み、社員間のコミュニケーションのあり方が問われる現代において、店舗間で物理的なモノのやり取りを通じて心のつながりを再構築する、新しい形の社内コミュニケーション施策です。

「丁寧に返す」だけじゃない。感謝を伝える“気遣い便”

衣装や備品の店舗間送付が日常的に発生するファーストステージでは、これまで業務的に行われがちだった発送対応に対し、社員の思いやりや感謝の気持ちを込める新ルールを2025年6月より導入。

発送時には、洗濯・クリーニング・アイロンがけを行い、借りたときよりも綺麗にして返すのが基本。

その上で、
「○○店様　本日〇〇を返送いたします。お貸しいただきありがとうございました。」
といったメッセージカードを添えることが推奨され、社員一人ひとりの心遣いが伝わるよう工夫されています。

感動の共有がモチベーションに

荷物を受け取った店舗は、その丁寧な梱包や心のこもった手紙を写真に撮り、社内LINEアルバムに投稿。

これにより、感動が個人にとどまらず、全社員に共有される仕組みができています。

さらに、月ごとに「ベスト発送店舗」を社内で発表する取り組みもあり、社員のモチベーション向上や他店舗へのリスペクト意識が高まっています。

6月～8月の3か月間でアルバム投稿件数は前月比平均150％を記録し、予想以上の反響となりました。

社員アンケートでも高評価

社内アンケートでは、以下のような声が寄せられています：

「想像以上に丁寧な梱包で、気持ちまで温かくなりました」
「手書きのメッセージに感動し、こちらも丁寧に送り返したくなった」
「発送を“業務”ではなく“つながり”と捉えるようになった」

こうした好循環が社内文化として根付きつつあり、ファーストステージの理念である「感謝・思いやり・助け合い」が日常の業務に自然と反映されています。

「当社が最も大切にしている『感謝・思いやり・助け合い』の理念は、お客様に対してはもちろん、共に働く仲間に対しても向けられるべきものです。今回の取り組みは、ともすれば作業になりがちな業務の中に、心を通わせるきっかけを作る試みです。社員一人ひとりの優しさが可視化され、組織全体の温かい絆となっていることを大変嬉しく思います。今後も、社員が働きがいを感じられる環境づくりに努めてまいります。」（取締役社長近藤陽子）