「グッド・トイ」大賞などを発表決定！　45点の遊びごたえ満点おもちゃ45点

形の美しさ、動きの不思議さで五感を刺激するグッド・トイ2022

遊びのスペシャリスト「おもちゃコンサルタント」の投票によって選出されるおもちゃ＝グッド・トイ。2022年の大賞や各賞が発表になりました！

2022年11月6日、東京おもちゃ美術館にて2022年のグッド・トイに選ばれたおもちゃの授賞式が行われました。

グッド・トイとは、
・健全なおもちゃ
・ロングセラーおもちゃ
・遊び、コミュニケーション尊重おもちゃ
といった方針に基づいて、遊びのスペシャリストである「おもちゃコンサルタント」たちが推薦・投票して選ぶおもちゃのこと。

子育て中の方や保育者がおもちゃを選ぶ際の目安になるようにとの願いを込め、35年以上にわたって続いている賞制度です。
2022年は45点のおもちゃが選ばれ、大賞や、各部門賞に輝いたおもちゃも発表されました。

この記事では、各賞に選ばれたおもちゃを中心に、グッド・トイ2022をご紹介します！


●グッド・トイ大賞　「アルゴループ」　IDEA IKEDA・池田 洋介（東京都）

おもちゃコンサルタントの支持を最も集めたおもちゃに贈られる、グッド・トイ大賞。
受賞したのは、形の美しさ、動きの不思議さ！五感を刺激する「アルゴループ」です。
筒状のループを手で上下させると、ビー玉の配置が一定の法則に従って変わります。くるくると変わる万華鏡のような幾何学模様に、子どもも大人も思わず釘付け！ビー玉が動くときの感触や音も、癖になる心地よさです。



●林野庁長官賞　「かくれんぼパズル」　山のくじら舎（高知県）

日本の木を最も有効に活用しているおもちゃに贈られる林野庁長官賞は、「かくれんぼパズル」が受賞。
木の葉や貝殻、たまごの中で、生き物たちがかくれんぼ。パズル遊びはもちろん、ピースを使ったごっこ遊びも楽しめます。かわいい生き物たちの造形、木の香り、肌触りなど、自然の豊かさを五感で感じられるおもちゃです。


●多世代交流賞　「こま人形シリーズ」　独楽工房 隈本木工所（福岡県）

「多世代交流賞」には、親と子、祖父母と孫、身近な大人と子どもなど世代を越えた遊びのきっかけが生まれるようにという願いが込められています。
受賞したのは「こま人形シリーズ」。
こまには昔から「人生がうまく回りますように」という願いが込められてきました。「こま人形シリーズ」は、そんな伝統を取り入れ、干支や、節句人形などの縁起物をかたどっています。世代を問わず、手に取って回したくなる魅力があります。

●ユニバーサル賞　「リズムポコ オリジナルドラムセット」　株式会社ナカノ（東京都）

ユニバーサル賞は、どんな人にも寄り添えるような、多様な遊び方を可能にすることを重視したおもちゃに贈られる賞です。その人らしく遊ぶことにより、自分自身や他者を受け容れるきっかけができるようにという願いが込められています。
「リズムポコ オリジナルドラムセット」は、ドラム、シンバル、カウベル、チャイムなどがコンパクトにまとめられた打楽器セット。楽器はスタンドから取り外せるので、みんなで合奏も楽しめます。YouTubeのレッスン動画を見ながら演奏することもできます。


おうち遊び賞　「はじめてのゲーム・果樹園」　ハバ社（ドイツ）／株式会社ブラザー・ジョルダン社

「おうち遊び賞」には、コロナ禍で社会が大きく変容するなか、家族が遊びを通じて一体感をもち、ストレスが和らぐ手助けとなるように、不安に立ち向かう力になるようにという願いが込められています。
「はじめてのゲーム・果樹園」　は、小さな子も安心して楽しめるロングセラーの協力型ゲーム。カラスが果樹園を荒らす前に、プレイヤー全員で協力して果物を収穫します。果物パーツは、きれいな色と適度な重さ・大きさで、ごっこ遊びにも活躍します。


●芸術と遊び賞「アルゴループ」　IDEA IKEDA・池田 洋介（東京都）

 

美しい色、心地よい音、思わず手に取りたくなる形や手触りなど、五感に訴えかけるおもちゃが心を動かし、生きる楽しみや喜びにつながるようにという願いが込められた芸術と遊び賞。
「アルゴループ」が、グッド・トイ大賞とW受賞となりました！

●心の栄養満点のおもちゃ45点がグッド・トイ受賞
このほか、積み木、ごっこ遊びセット、ブロック、カードゲームなど、遊ぶ力を引き出し、人と人をつなぐおもちゃ45点がグッド・トイ2022を受賞しました。
45点のラインナップは、公式サイトでご覧ください。

グッド・トイ2022公式サイト
「GOOD TOY AWARDS」
https://goodtoy.jp/

東京おもちゃ美術館のWebマガジン
「good us」
https://goodus.jp/