子どもたちが質の高い教育を受けられるように～ネパール事務所長からご協力のお願い～

8,000円で、一人の先生が研修を1年間受けることができます

アジアの子どもを支援する国際NGOチャイルド・ファンド・ジャパンが、夏の特別募金キャンペーンを開始

アイリーン事務所長（右上）と子どもたち

チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域に大きな被害をもたらしたネパール大地震から、3年が経ちました。この3年間、チャイルド・ファンド・ジャパンは、子どもたちへの支援を中心に緊急・復興支援を行ってきました。昨年は14の学校で75の教室を修復または再建して、子どもたちが安心し、安全に学べる環境を整えました。

 現在は、大地震前からの課題であった教育の質の改善への取り組みも行っています。ネパールでは、教師として必要な教育を十分に受けることなく教職に就く先生たちもいます。先生たちは、教科書に書いてある通りのことをそのまま教えようと努めますが、残念ながらそれだけでは、子どもたちにとって魅力的な授業とは言えません。模範となる先生もいないため、子どもたちのつまらなそうな表情を見ながら、「このやり方で良いのだろうか」と日々迷いながら教えています。
 

新しい校舎で学ぶ子どもたち

 チャイルド・ファンド・ジャパンは、先生たちが教室運営の方法や子どもにやさしい教授法などを学ぶための研修を実施していきます。8,000円で、一人の先生が研修を1年間受けることができます。

チャイルド・ファンド・ジャパン　ネパール事務所長アイリーン・サンチアゴからのメッセージ
「せっかく校舎ができて子どもたちが集まっているのに、先生が遅刻してしまうことがありました。先生たちと話し合ったところ、自信を持って子どもたちに教えることができず、意欲が低下していることが原因の一つだとわかりました。私たちは、先生としての自信を取り戻してもらうために、研修を行いました。研修を受けた先生たちは、教師の仕事に誇りを持ち始め、学校に遅刻することもなくなりました。
 

先生たちと話し合いをするアイリーン事務所長

同じ課題を抱えている学校はたくさんあります。これから生きていくための知識を身につけるには、質の高い教育を受ける必要があると私は思います。先生が自信を取り戻し、子どもたちが質の高い教育を受けられる学校づくりのために、私たちの活動をご支援ください。」