人口あたりの在宅医療調査 ~ 在宅医療充実度エリアランキング
人口あたりの在宅時医学総合管理料の届出件数「エリア別 在宅医療に関する実態調査」
▼在宅時医学総合管理料(在医総管)とは
通院困難で在宅療養している患者や規定された施設で療養している患者に対し、かかりつけ医として継続的に診療を行う医療機関で、患者ごとに総合的な在宅療養計画を作成し、定期的に訪問して診療を行う体制があります。
今回、医療機関の在医総管の届出件数(2021年2月開示請求時点)をエリアごとに集計し、人口あたりの医療機関数で地域を俯瞰しました。(福島県は除く46都道府県)
■西高東低の地域格差が浮き彫りに
調査の結果、都道府県別、二次医療圏別に見ても西高東低の地域格差があることがわかりました。
都道府県別を俯瞰してみると、人口10万人あたりの届出件数は全国平均20.2件。65歳以上の人口10万人あたりの届出件数は全国平均で70.2件でした。
【人口データ出典】
日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計) 男女・年齢(5歳)階級別の推計結果一覧
http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson18/t-page.asp
■都道府県別では和歌山県が1位、二次医療圏別では徳島県東部が1位
人口10万人あたりの届出件数は、都道府県別では和歌山県(39.2件)が1位。二次医療圏別では岡山県真庭(57.7件)が1位。
65歳以上の人口10万人あたりの届出件数は、都道府県別では和歌山県(118.9件)が1位。二次医療圏別では東京都区中央部(157.2件)が1位でした。
一方、下位のランキングでは10万人あたりの届出件数で千葉県が10.5件、65歳以上の人口10万人あたりの届出件数で秋田県が36.5件という結果となりました。
こちらの詳細なランキングは、SCUEL DATABASEホームページよりご確認いただけます。
https://scueldata.me/news/2021/04/27/5203/
■令和3年介護報酬改定で薬局がオンラインで行う服薬指導を新たに評価
2021年度介護報酬改定に伴い、4月1日から新単位による運用が開始されています。介護報酬改定の中で、薬剤師がオンラインで行う服薬指導を新たに評価することになりました。
訪問診療により処方せんが交付された患者に対し、オンライン服薬指導を行うことができます。
令和3年度介護報酬改定における改定事項について(P122)厚労省 社会保障審議会介護給付費分科会R3.1.18
薬剤師による情報通信機器を用いた服薬指導の評価
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000750362.pdf
- オンライン服薬指導の体制を持つ薬局はどれだけあるのか
- 在宅で治療を続ける患者にとって支援体制が充実している地域はどこか
今回提供するホワイトペーパーでは、在宅時医学総合管理料の届出状況と合わせてオンライン服薬指導の届出状況も確認いただけます。
■ホワイトペーパー DLサイト
「SCUEL DATA REPORT Vol.3」
「オンライン服薬指導の体制をみる」~薬局のオンライン服薬指導の取り組みは進んでいるのか
https://scueldata.me/news/2021/04/20/5222/?from=refprt004
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像