コージェントラボ、次世代AI OCR「SmartRead」におけるFAX文書の読み取り精度を大幅に強化
製造・流通業等における注文書等のFAX送受信による傾きや歪みを自動補正し高精度でデータ化
最先端AI技術の開発・提供を行う株式会社Cogent Labs(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:エリック・秀幸・ホワイトウェイ、以下コージェントラボ)は、様々なドキュメント処理を自動化するIDP(Intelligent Document Processing:高度文書処理)ソリューション「SmartRead(スマートリード)」のサービス強化の一環として、FAX文書の読み取り精度を大幅に向上させる画像補正機能を本日より正式に提供開始します。
SmartRead製品サイト:https://smartread.jp/
■ 背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が急がれる近年、日本の製造・流通業では企業間取引の効率化を目指し、政府による電子受発注システムの導入推進や、関係団体によるEDI(Electronic Data Interchange、※1)の仕様整備等、受発注の電子化が進められています。しかし、業界や取引企業ごとに異なるシステムが利用されており、それぞれに対応するシステムを導入するためには相当な手間やコストを要することなどから、紙やFAX等のアナログ手段を使い続けたいと考える企業も少なくありません(※2)。
そのような中、紙やFAXを用いた受発注業務を効率化する手段の一つとして、AI OCRを活用する企業が増えています。しかし、日付等のヘッダーを自動付加したり若干縮小するといったFAX独自の仕様や、送信時や紙に印刷する際に歪みが発生しやすいといった事情により、事前に設定した読み取り位置のズレが発生し、AI OCRの読み取り精度が低下しやすく、期待した業務効率化が得られない、もしくは導入を諦めざるを得ないケースも多く見られます。
つまり、企業の受発注業務の効率化を推進するためには、FAX文書の読み取り精度の向上が喫緊の課題となっており、企業の業務効率化の推進を目指す次世代AI OCRである「SmartRead」でこの課題の解決に取り組むことにしました。
※1:電子データ交換。ビジネス文書等のデータを通信回線を通じてやりとりすること。
※2:出典:令和3年度「中小企業の受発注のデジタル化推進方策に関する調査」報告書
■ エンハンス内容および効果
このたびSmartReadでは、FAX文書をはじめとするズレ・歪みがある文書の読み取り精度を向上させるため、「画像補正機能」を強化しました。
具体的には、従来ズレや歪みが発生して読み取ることができなかった項目に対し、74%の項目を正しく読み取ることができるようになりました(※)。その効果の一例として、全て人の手によって入力した場合と、SmartReadで読み取り・確認修正を実施した場合を比較して、データ化作業時間を約50%削減することができました(※)。
※当社測定結果
このように、SmartReadを活用することで、傾きや歪みのあるFAX文書のデータ入力作業効率の大幅な向上が期待できます。
■ 株式会社アイルとの製造業・卸売業向け共催セミナーについて
中堅・中小企業を対象にDXによるビジネス変革を支援する株式会社アイル(https://www.ill.co.jp/)との共催で、主に製造業・卸売業の企業様に向けた無料オンラインセミナーを開催します。FAX文書が根強く残る”受注業務”に焦点をあて、製造業・卸売業でも取り組める「BtoB EC(BtoB事業者向けのECサイト運用)」や「AI」を活用したデジタル化の手法と効果、成功事例をご紹介します。
【開催概要】
タイトル :製造業・卸売業こそ進めるべきDX ~FAX受注をAIとECで劇的に効率化できる”これからの受注業務のあり方”~
開催日 : 2022年9月7日(水)14:00~15:00
開催形式 : オンライン(Zoom)
参加費 : 無料(事前申込制)
申込み方法:下記ページよりお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/7916577962083/WN_Nj4a03vISn2FHjJ3PhMVHQ
■ 製品Webサイト
「SmartRead」Webサイト(https://smartread.jp/)
■ 株式会社Cogent Labsについて
事業内容:最先端の人工知能研究・開発と関連ソリューションサービスの提供
クラウドからエッジまで、最先端でありながら実用的なAIのサービス開発・提供を通じ、知的労働のDXを実現する企業です。職場における生産性の向上や、熟練労働力不足という課題を、AIによる製品とサービスの提供を通じてサポートします。認識・自然言語処理技術を通じてドキュメントに関するDXを実現するプラットフォーム「Cogent DX」の構築を進め、IDPサービス「SmartRead」を提供します。また、独自開発の自然言語処理エンジンを活用した企業内ドキュメント検索サービス「Kaidoku SmartFind」を提供しています。
本社:〒106-0032 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー36F
設立:2014年4月
代表者:代表取締役社長CEO エリック・秀幸・ホワイトウェイ
資本金:45億0259万円(準備金含む)
事業内容:最先端の人工知能の研究・開発と関連ソリューションサービスの提供
URL:http://www.cogent.co.jp
●本件に関するお問い合わせ先
株式会社Cogent Labs マーケティング&プロダクトマネジメントDiv.
Tel:03-6773-1836
メール:leads@cogent.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像