9割以上のリモート経理スタッフが「直近3年以内に仕事観が変化した」「思い描いた働き方に近づいた」と回答。メリービズ｜テレワーク月間「働き方アンケート2022」を実施
コロナ禍がもたらした働き方の変化は、定着の時期へ
■アンケート実施背景
国内のフリーランス人口は2015年以降、900万人から1,100万人台を推移していましたが、2021年には前年比456万人増となる1,518万人と急拡大し、2022年においても増加傾向となっています(*2)。コロナ禍をきっかけとした外部環境の変化により、テレワークの普及、働き方・仕事観の変化が要因と想像されます。しかしながら、仕事に対する満足度「ワークライフバランスが良いと感じている」の項目では、フリーランスとノンフリーランスで回答差が2.7ポイントに留まり(*2)、理想の働き方が十分に実現できているとは言えない状況が推察されます。
このような環境を踏まえ、メリービズではリモート経理スタッフとして働くフリーランス・副業ワーカーの働き方満足度の向上を目的として「働き方アンケート」を実施しました。このアンケートを通して、実態調査と課題改善策の検討・推進を進めてまいります。
■主なトピックス ～仕事観の変化と実現状況～
コロナ禍をきっかけとした働き方の変化と定着を経て、直近2～3年の仕事観の変化とその実現度合いについての設問に寄せられた回答から得られたトピックスをご紹介します。
1. 直近2～3年で、全体の91.6%が「仕事観が変化した」と回答
「仕事観の変化」に関する設問では「ワークライフバランスを重要視するようになった」が70.1%と最も多く、昨年の53.1%から17ポイントの大幅増加となりました。コロナ禍をきっかけとして働き方や生活スタイルの変化があったことで、重要視するものが変わった人が多いと考えられます。
また、昨年比で割合が最も増加した回答は「複業を考えるようになった・実際に開始した」の31.7%で、昨年の8.3%から23.5ポイント増えています。背景として、2021年～2022年にかけてリモートワークがより一般的になっていった中で、実際に複業という形で仕事量を増やす余裕が生まれてきた一年だったと考えられます。
2. 全体の93.2%が「メリービズ登録時に思い描いていた働き方に近づいている」と回答
「メリービズ登録時に思い描いていた働き方に対して、現在の働き方はいかがですか？」に対し、93.2%が「思い描いていたものを超えて良い働き方ができている」「思い描いていた働き方ができている」「思い描いていた働き方に近づいている」のいずれかの回答でした。
メリービズでの働き方は、思い描いていた働き方と比較して大きなギャップなく、概ね実現に近づく内容であることが伺えます。
3. 中でも「思い描いた働き方が実現できている」と回答した人の割合は、登録1年以上の方が1年未満よりも31ポイント高い
「思い描いていたものを超えて良い働き方ができている」「思い描いていた働き方ができている」という「実現できている」趣旨の回答をした人の割合を「メリービズ登録期間の長さ」の観点からみると、登録して1年未満の人では28.2%、1年以上経過している人では69.2%と大きな差がみられました。
背景としては、長期的に働くことでこれまでと異なる働き方に慣れ、ワークライフバランスのコントロールがしやすくなることや、少しずつ受託する仕事量を増やしていくことで徐々に希望の報酬に近づいていくことなどが考えられます。
■リモート経理スタッフの「働き方アンケート」レポートサマリー
- 累計スタッフ登録者数は、昨年から300名以上増加し、1,401名（2022年10月時点）となりました。
- 昨年に引き続き、男性の登録者の割合が10%以上となっています。
- 昨年に引き続き、働き方に関する設問では「メリービズ専業」が最も多く、38.3%を占めています。一方で正社員雇用と平行しての「副業（複業）」の割合が年々増加しており、今年は21.2%と初めて2割を超えました。
- メリービズでの仕事を始めた理由の上位3つがスキル・収入に関する選択肢であるのに対し、続けている理由の上位3つは働き方・ワークライフバランスに関するものが占めています。
- 今後の働き方・キャリアの希望としては「家族やプライベートとのバランスを大切にしたい」が最多で86.2%と唯一8割以上の回答数となりました。
①登録者数の推移とスタッフ居住地分布
②登録スタッフの年代・男女比
③メリービズでの働き方
累計スタッフ登録者数は直近2年間で1.5倍となりました。
特徴的な傾向として正社員雇用の人が副業（複業）をしている割合が増加しており、2020年以降の社会情勢を受けての仕事観や生活スタイルの変化をきっかけとして、実際に行動に移す人が増えてきたとみられます。
④メリービズで仕事を始めた理由
⑤メリービズでの仕事を続けている理由
⑥メリービズで仕事を始めて変化したもの
メリービズでの仕事を「始めた理由」の上位3つがスキル・収入に関する選択肢であるのに対し、「続けている理由」の上位3つは働き方・ワークライフバランスに関するものが占めており、収入や人とのつながりに関するものを選択した人は少数となりました。
一方で、「メリービズのお仕事を始めてから向上したもの」では「スキル・経験」が69.1%となり、「始めた理由」のスキル面について7割近くの人が向上していると感じていることがわかりました。
「向上した・身についたと思うスキル・得られた経験」の詳細について聞いた設問では、「チームでの業務進行・協働」が最も多く62.7%、次いで「パソコン・ITツール」が60.1%となりました。「未経験の会計ソフトの使用」も47.3%と全体の半数近くの人が回答しています。
これらのことから、開始当初の理由であるスキルの観点では多くの人が向上を実感している上で、仕事を継続する理由としては働き方やワークライフバランスの観点を重要視する人が多いと推察されます。
⑦今後の働き方・キャリアについて
⑧直近2～3年における仕事観の変化
今後の働き方・キャリアについての希望を聞く設問では、「家庭やプライベートとのバランスを大切にしたい」が最も多く86.2%の人が回答しています。
また、直近2~3年の仕事観の変化の有無についての設問でも「ワークライフバランスを重要視するようになった」が70.1%と多くの回答が集まっており、働き方や生活スタイルの変化を通して、今後の働き方においてもワークライフバランスを重要視する傾向が強まっていると見受けられます。
⑨メリービズ開始時に思い描いた働き方と現在の対比
「思い描いていたものを超えて良い働き方ができている」「思い描いていた働き方ができている」を合計すると52.7％、さらに「思い描いていた働き方に近づいている」を合わせると93.2％となり、全体の9割以上が思い描いていた働き方を実現できている・近づいているというポジティブな印象を持っていることがわかりました。
また、「思い描いていた（もしくはそれ以上の）働き方ができている」と回答した人を「メリービズ登録期間の長さ」の観点からみると、登録して1年未満の人では28.2%、1年以上経過している人では69.2%と大きな差がみられました。
背景としては、長期的に働くことでこれまでと異なる働き方に慣れ、ワークライフバランスのコントロールがしやすくなることや、少しずつ受託する仕事量を増やしていくことで徐々に希望の報酬に近づいていくことなどが考えられます。
⑩登録スタッフの声
「メリービズでのお仕事を、知人・友人に紹介したいと思いますか？」に対して、77.8%が「紹介したい」と回答し、昨年の77.1%とほぼ同等の結果となりました。理由として寄せられたコメントを一部ご紹介します。
＜スキルを活かせる・途切れさせない＞
・経理のスキルがあるのに、在宅というだけで尻込みしている友人が居るため。
・ワークライフバランスを保ちながらも自分の経験を活かせる仕事のため。
・子育て中など会社員で働くことが難しい場合でもキャリアを完全に途切れさせないことができる。
＜働く環境・雰囲気＞
・「チームで取り組む」という雰囲気がとてもよく、不安なく仕事に取り組むことができる。
・チーム内の雰囲気やフォロー体制が思っていた以上に良かったので。
・チームの雰囲気がよく、相談や意見が言いやすい。サポートがしっかりしていて、困ったことを言いやすい雰囲気がある。
＜場所や時間に縛られない＞
・離島在住なので仕事がありません。リモートワークが可能であれば、仕事ができるかと。
・私のように転勤で各地を異動している方に、場所に関係なく働ける事を知って貰いたい。
・時間にとらわれずできるのは、働きやすい。
＜その他・仕組みや社会とのつながり＞
・フリーランスではあるが自分で仕事を取ってこなくていい。
・社会とのつながりを感じられてとても嬉しく思っているため、同じような境遇の方がいれば、是非お勧めしたいと思います。
また、「紹介したくない」は1.9%の回答がありましたが、理由としては「経理やITの知識が必要なため安易に紹介できない」「業務量に満足していない」などの声がありました。
リモートワークに一定必要なITスキルのフォロー体制や、より多くの方に業務をご依頼できる環境の改善はメリービズとして実現していくべきことのひとつと考えています。
■調査コメント
今回の調査は、コロナ禍で一般的に働き方が大きく変わったことをきっかけに、特にこの2022年においてはその変化が定着してきたと感じられる中での調査となりました。
変化の時期から定着の時期への移り変わりとともに、個人の仕事観もその環境に適したものに変化していると予想し、その変化と実現度合いについて中心的に聞く設問を用意しました。
結果として、やはりワークライフバランスを重要視する傾向が昨年の調査と比較してもより顕著にでており、これからの時代に長く仕事を続けていくためには、スキルや収入面だけではなくワークライフバランスの観点が重要と感じる人が急激に増加した年だったといえます。
このような中で、全体の9割以上が「思い描いていた働き方を実現できている・近づいている」というポジティブな印象を持っているというアンケート結果が得られ、非常に嬉しい結果となりました。
今回の調査レポートでは紹介しきれませんでしたが、登録スタッフの皆様からの多くのコメントをいただいています。
相談しやすい環境の実現、初めてのリモートワークでも取り組みやすいフォロー体制など、メリービズとしてこれまで注力してきたことが確実な成果として可視化された一方で、「繁忙期が月初に集まりやすく思うように仕事が埋められない」「チーム内での役割の差があり大変」などのご意見もいただきました。
より多くのスタッフに満足いただけるようなスケジュールの組み方・業務内容の組み合わせ、また役割の明確な線引とそれに見合った報酬の設定などは、現在も会社として重要視して向き合っている大きなテーマの一つです。
メリービズは、「大切な仲間であるスタッフ一人ひとりが、雇用形態に関わらず、個人の価値観や生活を大切にしながらスキルを活かしていける」、そんな環境づくり・仕組みづくりをしていきたいと考えています。
お客様へのサービス提供の品質向上と安定性を担保するためにも、素晴らしいスキルを持ったスタッフの皆様により楽しく長く続けていただくことは不可欠です。これからも、多様化する仕事観・働き方に合わせて、よりよい仕組みと環境の提供をしていくための取り組みを続けてまいります。
※リモート経理スタッフにご興味がある方はこちらからご応募ください。
メリービズ リモート経理スタッフ 募集ページ→https://merrybiz.co.jp/staff/
■高い専門性と意欲を持った優秀なリモート経理スタッフとともに経理DX・クラウド化を進め、一歩先の「経理の働き方」を実現しませんか。
今回のアンケート結果から、ここ2~3年の多様な働き方の定着によって、フリーランスや複業・副業としての働き方がより一般的になっていることが伺えました。ワークライフバランスを重要視する傾向も強まっており、今後もより縛られない働き方にシフトしていく可能性が高いと思われます。
仕事観の変化とその実現の観点から見てもメリービズでの仕事に満足している人の割合は多く、今後さらに多様なスキルを持った人材にリモート経理スタッフとして活躍いただけると考えています。
メリービズの『バーチャル経理アシスタント』は、「テレワーク前提の働き方に対応するため、クラウド化を実現したい」「経理DXを推進し、自社の目指す組織体制に変えていくために業務をアウトソースしたい」など、企業毎の課題・希望に合わせてフルカスタマイズで提供しているサービスです。リモートワークの普及により、さらに多様な業界・規模の企業からの需要が高まっています。
メリービズでは、このような企業からの需要に対して、高い専門性と意欲を持った優秀な全国のリモート経理スタッフとともに「ビジネスを楽しく！」する“ビジネス・インフラ”をつくります。
※本リリースに掲載しきれなかった調査結果を下記で公開しています。
https://speakerdeck.com/merrybiz/accounting-staff-survey-2022
<アンケート概要>
- 調査期間：2022年10月7日～10月14日
- アンケート配信対象者：直近3ヶ月以内の稼働がある『バーチャル経理アシスタント』を担当するリモート経理スタッフ
- 有効回答者数：311名
■メリービズ株式会社について
メリービズは、2011年の創業以来「ビジネスを楽しく」をビジョンに掲げ、多才な個人がイキイキと活躍し、企業の経営や業務の課題を解決できるよう、新しい働き方・新しい組織をつくるサービスを企画・運営しています。
『バーチャル経理アシスタント』
コア業務に集中できる、一歩先の経理部へ。全国1,000名以上のプロ経理人材が、あらゆる経理業務を企業ごとのフルカスタマイズでオンライン代行するサービス
『メリービズ経理DX』
クラウド会計導入から業務プロセス変革、決算支援、IPO準備まで。会計士・税理士やビジネスコンサルタントによるプロフェッショナルチームが、完全ハンズオンで経理課題を解決するDXコンサルティング
2017年の『バーチャル経理アシスタント』リリースより、東証プライム上場企業から中堅・中小企業、スタートアップ企業まで様々な企業にご利用いただいています。
- 会社名： メリービズ株式会社
- 代表者： 代表取締役 山室 佑太郎
- 本社 ： 東京都渋谷区円山町28-3 いちご渋谷道玄坂ビル2階
- URL ： https://merrybiz.co.jp/
*1 テレワーク月間とはテレワーク月間実行委員会（内閣官房内閣人事局、内閣府地方創生推進室、デジタル庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、観光庁、一般社団法人日本テレワーク協会、日本テレワーク学会）の主唱により行われるテレワークの集中取組期間です。
https://teleworkgekkan.go.jp/
*2 『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』より引用
https://speakerdeck.com/lancers_pr/xin-huriransushi-tai-diao-cha-2021-2022nian-ban
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
