【受賞】観光庁主催「第2回サステナブルな旅アワード」で特別賞に選出!青森県奥津軽で縄文の歴史と自然を楽しむウェルビーイングツーリズム企画・運営をサポート
株式会社マインドシェア(東京都港区)のサポートしている、一般社団法人かなぎ元気村(青森県五所川原市)が観光庁「第2回サステナブルな旅アワード」において特別賞を受賞しました。
今後はインバウンド需要を取り込むため、KkdayなどのOTA(Online Travel Agent)上で縄文文化体験プランを展開していく予定です。

◆地域一体の持続可能な運営が高評価!全国25ヶ所から特別賞に選出!

○審査委員長 小林英俊氏からは「単に復元遺跡を見学するのではなく、Well-beingという視点で縄文文化をみることで、いままでとは違う縄文体験を具現化し、縄文好きだけではなく、幅広い層にアピールできる」と講評をいただきました。
♦青森県の「奥津軽」とは

○青森県西北部、津軽半島の内陸と日本海側を包む7市町(五所川原市・つがる市・中泊町・鰺ヶ沢町・深浦町・板柳町・鶴田町)を総称して 「奥津軽」 と呼びます。
○津軽地方の中でも“最奥”にあたるため、昔ながらの津軽文化が色濃く残る地域です。
◆世界文化遺産である、縄文の地域資源を活用したWell-beingツーリズムを開発
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コロナによる盛り上がり低迷
2021年7月に北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に登録されたものの、新型コロナ感染拡大により、盛り上がりの機会を逸し、低迷していました。
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「見学」だけで終わってしまっていた地域資源
また、地域資源である縄文遺跡も「見学する」がほとんどで、「体験・経験する」は少なく、縄文の本来の魅力を経験できるフロントランナー的な滞在型のプログラムがない状態でした。
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ブームで終わらせない、地域DNAを掘り起こしたプログラム開発
そこで、世界遺産登録によるブームで終わらせず、今の時代に引き継いでいる縄文からの地域DNAを掘り起こしたプログラム開発を県、五所川原市・地域連携DMO(一社)Clan Peony津軽・青森県古民家再生協会、㈱ブルーモリス、アクティビティガイド、地元大学らと連携し開発を行ってきました。
◆茅職人・農家民宿・大学・料理研究家などと連携した独自プログラム
○茅葺きの伝統技術を継承する茅職人を中心に、奥津軽の農家民宿、地元大学の研究チーム、そして原始調理法に精通した料理研究家とタッグを組みプランを開発していきました。
○竪穴風住居リフォーム体験・縄文食ライブクッキング・里山バイクツアーを一体化させた滞在型プログラムを開発し、世界遺産・縄文遺跡群の魅力を“暮らし・食・移動”で立体的に体感できる内容にしました。

縄文竪穴風住居設営(リフォーム)体験
●失われつつある茅葺き技術を地域の職人とともに実践しながら、世界遺産・縄文文化を「見る観光」から「体験観光」へと深化させるためのプログラムです。
●茅を手に取り竪穴住居を葺き替えることで、古代の暮らしの知恵を学びつつ地域経済にも貢献し、文化継承と地域活性を同時に実現します。
縄文アドベンチャーライド
●縄文人が駆け抜けた奥津軽の森の中にMTBで入り、森林浴をしながら、山菜やキノコ、果実などを採取。
●その後、森林浴をお楽しむプログラムです。


縄文料理の夕べ
●縄文時代に食べられていたと考えられるWell-Beingな料理を、縄文をこよなく愛する、著名な料理専門家 瀬尾幸子氏のレシピによって再現する縄文料理体験です。
●地元陶芸家による縄文土器レプリカ、食材は地元産のものを使用しています。
●メニューは、縄文キノコ鍋もしくは縄文潮鍋・焚火で大胆な焼料理・燻料理・栗やどんぐりスイーツです。
♦「持続可能な観光地域づくりを支えるツーリズムモデル」を展開
○本プログラムでは、地域資源の保全と観光収益循環を同時に実現。観光客・地域住民のウェルビーイング向上と地域経済の活性化を両立させる、これまでにないサステナブルツーリズムモデルとして展開しています。
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大学連携でWell-beingツーリズム創出
県内大学が縄文文化をWell-beingの視点で研究・発信することによる、次世代の観光担い手育成。 -
農家民宿×縄文体験で地域経済を底上げ
魅力ある縄文コンテンツと料理体験で、宿泊・消費を農家民宿に呼び込み経済効果を拡大。 -
茅文化の復興と職人の新生業を創出
茅葺きリフォーム体験や茅栽培・販売を通じて茅職人の仕事を創出し、伝統技術を次世代へ継承。 -
見学料の一部を文化・技術の保全と継承に活用
見学料やツアー収益の一部を古民家・県内縄文遺跡・茅職人に還元し、持続可能な観光と文化保護を両立。
♦今後の取り組み
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「インバウンド需要の取り込み」
インバウンド需要を取り込むため、KkdayなどのOTA(Online Travel Agent)上で東南アジアからの直行便利用者向けに縄文文化体験プランを展開していく予定です。
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「コンテンツ磨き上げ」と「広域連携」
中国語対応ガイドやインストラクターとの協業でツアー品質を磨き上げ、旅行者の消費単価と滞在日数の向上を図るとともに、県内外の観光資源との広域連携を拡大します。
♦マインドシェアの地域創生とは
37年間のノウハウを活かした「観光庁の推進する「持続可能な観光地域づくり」をテーマにした観光振興」をサポート
民間企業のマーケティングサポートで積み上げた基にした、37年間のノウハウと全国に広がるネットワークで、従来の考え方・手法では解決が困難だった地方行政が抱える課題に貢献します。




◆「サステナブルな旅アワード」とは
地域の自然や文化を未来に残す旅を広げるために生まれた、“持続可能な旅”の優良事例を表彰する国主導のアワード

○応募者数:25件(書類審査にて、審査委員会でのヒアリング対象を12件に絞り込み)
○受賞商品:大賞1件準大賞1件特別賞5件奨励賞5件
○審査委員:7名
・小林英俊(審査委員長:北海道大学観光学高等研究センター客員教授)
・二神真美(名城大学外国語学部名誉教授)
・高山傑(一般社団法人JARTA 代表理事)
・松原努(日本コンベンションサービス株式会社営業・マーケティング戦略部グローバル・ゴール推進リーダー)
・荒井一洋(NPO法人大雪山自然学校代表理事)
・北村尚武(株式会社楽帆代表取締役)
・羽矢憲史(観光庁観光産業課長)
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社マインドシェア 広報担当
TEL:03-5232-6877
MAIL:ms_otoiawase@mindshare.co.jp
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