ACESと電源開発が労働災害軽減のための次世代の安全管理システム構築に向けた協同プロジェクトを実施

株式会社ACES

AIアルゴリズムの力でリアル産業のDXを目指す東大松尾研発のAIスタートアップである株式会社ACES(東京都文京区、代表取締役 田村 浩一郎、以下「ACES」)と電源開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史、以下「Jパワー」)は、労働災害リスクの軽減と安全性向上を目指し、画像処理AI技術を用いた「次世代の安全管理システム」構築に向けた技術検証を実施しました。また、完成したアルゴリズムから順次現場導入を目指し2023年度をめどにシステム開発を進めていきます。

■背景
国内の建設現場における労働災害のうち、死亡につながる重大事故の*約4割を占めるのが「墜落・転落」です。厚生労働省はこうした状況を受け、フルハーネス型墜落制止用器具の義務化を行うなど、墜落防止対策のさらなる強化を求めています。加えて、少子高齢化や業界全体の人材不足が予想される中、作業現場における「安全性の向上」を中長期のテーマとして掲げるJパワーは、画像処理AI技術を用いた「次世代の安全管理システム」構築に向けて行動認識に強みをもつACESと新たなAIアルゴリズムの開発・技術検証を進めつつ、完成したアルゴリズムから現場に導入し価値を発揮することを目指しています。

*厚生労働省 平成30年労働災害発生状況:https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000555711.pdf

■概要
本プロジェクトにおいては、既にJパワー社内で利用されているカメラシステムを利用しながら安全AIシステムの実現を目指し、安全AIシステムビジョンの策定、利用オペレーション/体制の検討、ユーザインターフェースの検討から協同で進めてまいりました。加えてACESの強みであるAIアルゴリズムの検証・開発を実施しました。
AIアルゴリズムの開発にあたっては、抽出対象となる不安全行動/状態を一覧化したうえで、重要度/頻度などから優先度をつけ、「高所・開口部作業人数者カウント」「梯子/脚立など危険作業の検知・特定」「開口部接近検知」の技術検証から開始いたしました。現在はさらなる検知メニューも含めて開発検証を行っています。

 

 
  • 開口部や高所付近での作業者の特定と人数カウント
  • 梯子/脚立など危険作業の検知・特定
  • 開口部などへの接近検知 等
より詳細なプロジェクト概要は、以下の記事をご覧ください。
https://prtimes.jp/story/detail/zrEP1RSL6ox

■展望
労働人口減少や働き方改革への対策が急務となる中、建設やプラントの現場では「効率的・高度な作業現場の遠隔管理」を通じた安全性の向上が求められています。2023年度には利用可能なシステムとして開発し、現場で利用いただきながら現場の声を拾い上げつつ新アルゴリズムの開発や機能改善などを進め、AIの社会実装を通じた安全な現場の実現を目指します。ビジョン策定から設計、開発、実現まで一気通貫で、ACESはパートナーとして伴走しDXを実現します。

■株式会社ACES 会社概要
東京大学松尾研発のAIスタートアップである株式会社ACESは、ヒトの認識・解析を行うHuman Sensing(ヒューマンセンシング)技術をはじめとした画像・映像解析のAIアルゴリズムを用いて、ヒトの知見を数式化し、リアル産業のDXを推進しています。AIアルゴリズムを事業価値に落とし込むデザイン力をコアコンピタンスとして、クライアント様と二人三脚でDXに取り組むDXパートナーサービス、自社アルゴリズムを組み込んだソフトウェアを提供するAIソフトウェアサービスを提供しております。

代表者:代表取締役 田村 浩一郎
所在地:東京都文京区湯島2丁目31−14 ファーストジェネシスビル 3階
設立:2017年11月
事業内容:AIトランスフォーメーション事業(AIを利活用した新規事業開発およびDX支援、AIを用いた独自プロダクトの提供など)

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キーワード
AIDeep LearningDX
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会社概要

株式会社ACES

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URL
https://acesinc.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
文京区湯島2-31-14 ルーシッドスクエア湯島3階
電話番号
-
代表者名
田村浩一郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2017年11月