【調査レポート】老後の備えは大丈夫?|約4割の回答者が「貯金100万円以下」
お金の知識を広めるサイト「グッドカミング」は老後への不安の大きさや現在の貯蓄額、老後の具体的な不安要素など、老後の備えに関するアンケートを独自で調査・集計しました。
2024年5月頃からインターネット上で賛否両論を呼んでいる「老後4000万円問題」。
物価高、円安、社会保険料増など、生活が苦しくなる状況の中で、今後も物価上昇が続いた場合の試算結果であり、実際には毎月の生活費や赤字額次第で必要な貯蓄額は変わります。
2023年に総務省が発表した「家計調査報告」によると、二人以上の勤労者世帯では貯蓄額の平均値が1474万円、中央値が1107万円。
2019年に金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループの報告書で提示されていた、老後に必要な資金「2000万円」を基準にしても、まだ心許ない金額です。
少子高齢化に伴う高齢者の医療費負担や年金額減少など、将来への不安要素は枚挙に暇がありません。
アントプロダクション株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:河村 達也)が運営する保険の無料相談サービス「グッドカミング」(https://goodcoming.jp/)は2024年10月、老後の備えに関するアンケート調査を実施しました。
◆調査概要
概要:老後の備えに関するアンケート
有効回答数:300人
調査対象:日本在住の男女
調査実施日:2024/7/19~2024/7/22
調査方法:インターネットによる任意調査
参考
「家計調査報告」(総務省統計局)
「高齢社会における資産形成・管理」(金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書)
「現在の貯蓄額100万円以下」が約39.3%
アンケートに回答した300名に対して、年代および貯蓄額について質問しました。
現在の貯蓄額として最も多いのは「~500万円」約28.3%(85人)、次いで「~50万円」約24.7%(74人)。
5000万円以上の貯蓄を保有する層も約1.7%(5人)いる一方、「0円」の方は約5%(15人)という結果になりました。
十分な貯蓄ができていないのは若年層だけとも限らず、最も回答者が多い40代の回答者94人のうち約42.6%(40人)は貯金が100万円以下。
全体でみると、約39.3%(118人)が「貯金100万円以下」と回答しています。
老後の備えとして、まだ十分な額を貯蓄できているとは言えない方も多いようです。
81.0%の回答者が老後へ大きな不安
一般的に必要と言われる金額に満たない貯蓄額の方も多い現状、回答者の老後不安の大きさについても質問しました。
最も多かった回答は「とても不安」約40.7%(122人)。僅差で「不安はかなりある」約40.3%(121人)となりました。
対して、老後の備えができている「あまり不安を感じていない」「まったく不安はない」層は合わせて4.0%(12人)にとどまりました。
全体のうち81.0%の回答者は、老後に大きな不安を感じているようです。
老後の不安要素(複数回答可)
お金……267人
健康……221人
両親の介護……101人
自身の介護……95人
認知症……90人
住居……77人
人間関係……61人
終活……46人
配偶者の介護……36人
子どもの自立……32人
その他……6人
老後に対する具体的な不安要素について質問したところ、最も多いのはやはり「お金」への不安。
全体の89.0%が「お金」と回答していました。
次点は「健康」で約70.3%。平均寿命が高くなっている昨今、老後を健康に過ごす方法に関心を持っている方は多いです。
続いて介護や認知症、住居など様々な不安要素が挙がりました。
お金や健康への不安を解決するには、早いうちからの資産形成や生活習慣の改善が求められるでしょう。
不安要素として大きかった「お金」の問題に、多くの人はどう対処しているのでしょうか。
最も回答者が多かったのは「貯金」63.0%(189人)。
次いで「NISA・iDeCo」約33.7%(101人)、「固定費や浪費の見直し」約30.3%(91人)でした。
さまざまな対策を試みる回答者がいる一方、とくに対策をしていない方も約15.6%(47人)いるようです。
若いうちはなかなかピンとこない老後問題ですが、いざという時に困らないよう備えはしておきたいところですね。
38.0%は65歳以降も働く意欲がある
物価高に伴って実質的な年金の不足額が増えている昨今、所得を増やす方法も考えなくてはなりません。
老後資金への対策として、「定年後も働く」選択肢を考えている方も多いでしょう。
アンケート回答者に「何歳まで働きたいか」質問したところ、65歳以降も働きたいと回答したのは合計38.0%(114人)。
うち約15.3%(46人)は「元気な限り働きたい」と回答していました。
最も多かったのは年金受給の基本的な年齢である「65歳」24.0%(72人)でした。
「60歳よりも前に働くのを辞めたい」層が合計で約30.7%(92人)、「現在働いていない+今後も働く気がない」層が約7.3%(22人)。
「年金を受け取れる年齢になったら働かずに暮らしたい」と思っている層が多数派と言える結果となりました。
まとめ
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約39.3%は現在の貯蓄額100万円以下
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81.0%の回答者が老後に大きな不安を感じている
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「お金」「健康」への不安が圧倒的多数
今回300人に対して行なったアンケートでは、81.0%の回答者が老後の生活に不安を感じていました。
約4割は貯蓄額が100万円に満たず、老後資金として取り沙汰された「2000万円」「4000万円」には遠く及ばないのが現状です。
老後不安を軽減するには、資産形成やお金の使い方の見直し、生活習慣の改善など、今できる対策から着実に進めていくしかないでしょう。
「グッドカミング」ではお金に関する知識、保険の選び方、キャリア形成など老後不安の解決につながる情報を発信しています。
お金に関する不安がある方は、ぜひサイトのコラムをチェックしてみてください。
アントプロダクション株式会社
Web 制作・プロモーション等を手掛けるアントプロダクション株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:河村 達也)はSEO・SEMマーケティング、アパレル事業、ネットメディア企画・制作・運営事業、保険事業を手掛けるWebマーケティング企業です。スローガンは「いいもので世界をひっくり返せ。」。アリの巣が由来の企業ロゴには「蟻のように小さくても力強く、一つの目的に向けて頑張れる人」が集まる場所を作りたい想いを込めています。0から作り上げ、時には破壊しながら細部までこだわった「いいもの」を作り、正しく評価しながら人との繋がりを重視する企業風土を築いて「顧客(ステークホルダー)と繋がる企業」「売り上げ100億円」を実現する経営目標を掲げております。
◆会社概要
会社名:アントプロダクション株式会社 / Ant Production Inc.
代表者 :代表取締役 河村達也
所在地 :(大阪本社)〒531-0075 大阪府大阪市北区大淀南1丁目5-1 ケイヒン梅田ビル2F
(東京支社)〒104-0033 東京都中央区新川1-6-11 ニューリバータワー B1(1号室)
設立 :2011年4月1日
URL :https://ant-production.co.jp/
事業内容 :制作・プロモーション / メディア事業 / webコンサルティング
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