台湾最大手の旅行会社、ライオントラベルが電子契約サービス「DottedSign（ドットサイン）」を導入

〜ホスピタリティ分野における持続可能性への取り組みをさらに強化〜

株式会社Kdan Japan

2023年12月6日 10時00分

台湾最大手の旅行会社であるライオントラベルは、電子契約サービス「DottedSign（ドットサイン）」を導入し、業務の最適化、顧客やスタッフの利便性の向上、環境への影響の低減を実現しました。

株式会社Kdan Japanの親会社 Kdan Mobile Software Ltd.（日本本社：東京都千代田区、代表取締役社長：ケニー・スー、以下 Kdan）が提供している電子契約サービス「DottedSign（ドットサイン）」は、世界的に有名な総合旅行会社であるライオントラベル社の署名プロセスの電子化を支援していることを発表しました。これによりライオントラベルは、より効率的で持続可能な契約の締結方法を実現することができるようになります。また、年間約4.5トンの紙の節約を見込んでおり、旅行・ホスピタリティ業界における持続可能性のリーダーとして位置づけられるようになります。

DottedSign（ドットサイン）導入前の課題と変革：紙の契約書からの脱却

DottedSignを導入する前、ライオントラベルは現地のルールに則って、標準的な紙の契約書に頼っていました。顧客は契約書を直接手渡されるか、デジタルデータで受け取り、それを印刷し、署名して返送する必要がありました。クライアントの署名にミスがあったり、エラーが発生したりした場合は、再度印刷が必要となり紙の無駄が生じていました。加えて、営業チームから送付された契約書の情報とウェブサイトでの注文との間に不一致が頻繁に発生したり、誤字や脱字が発生していたため、その度に契約書を修正して再印刷しなければならないという課題がありました。

年間45万枚（約4.5トン）の紙節約より、脱炭素社会づくりに貢献

DottedSignを導入後、ライオントラベルはプロセスの合理化を図りました。ウェブサイトからの顧客情報が契約書に自動入力されるようになったため、業務上のミスや入力漏れ、誤字脱字等の発生が大幅に減少しました。以前は2日かかっていた署名プロセスが20～30分で完結できるようになり、ライオントラベルのビジネスにおける取引効率が大幅に改善されました。また、DottedSignを導入したことで、契約書の情報とウェブサイトからの注文の情報の一貫性が確保されるようになり、契約書の情報を修正する手間が省けるようになりました。

ライオントラベルは年間100万人近くの団体旅行客にサービスを提供しており、そのうち約60％がライオントラベルから直接購入しています。ライオントラベルの取引先（約60万人）がすべてDottedSignを採用した場合、年間約45万枚（約4.5トン）の紙を節約できることになります。

ライオントラベルの持続可能性への取り組みは、旅行・ホスピタリティ業界をリードしています。台湾の金融監督委員会は、すべての上場企業に対し持続可能な取り組みを実施するよう求めています。また、2027年までに温室効果ガス排出量の監査と認証を完了するよう要請しており、ライオントラベルはその達成に取り組んでいます。

ライオントラベルの今後の展望について

今後ライオントラベルは、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア、アジア地域など、海外での契約シナリオを拡大していく予定です。これは、海外旅行における署名プロセスの効率を高めることを目的としています。ライオントラベルは、DottedSignソリューションの統合をさらに進め、顧客により良いサービスを提供し、更なる発展に向かう計画を持っています。