日本OECD共同研究「ポルトガル『Moimenta da Beira 校』現地視察・スタディツアー」参加者公募のお知らせ
OECD Education2030(現Education2040)「プロジェクト∞無限大」の一環で、2022年12月から、ポルトガルと日本の学校間で国際共創パイロット事業が始まりました。本事業は、2024年12月、OECD本部(パリ)で開催されたOECD Education2030 プロジェクト∞無限大:生徒教師国際サミットで幕を下ろしましたが、その後も、一部の参加校による国際共創の取り組みは継続しています。
この度、共創パートナーであるポルトガルのMoimenta da Beira School Cluster(ポルトガル北部ヴィゼウ地区にある人口約1万人の自治体Moimenta da Beiraにある学校クラスター)が、学校主催による国際ワークショップを開催することになりました。このワークショップでは、これまで時差や国境を超えて進めてきた、日本とポルトガルの新しい国際共創、学びのプロセスを振り返り、次のステージについて話し合う場になります。
ポルトガルは、国の戦略としてシティズンシップ教育に力を入れて取り組んでいます。また、Moimenta da Beira 校は、保・幼・小・中・高・特別支援が一体となり、過疎地域における地方創生、公平性を確保した学校の自由裁量の在り方にも取り組むことで、学校が地域のハブとしても機能しています。
上記国際ワークショップに合わせて、この特色ある学校視察の機会を打診したところ、学校側から快諾を得たため、日本OECD共同研究メンバーに限らず、広く公募することと致しました。
ポルトガルの「シティズンシップ教育」から日本の「歴史総合」や「公民」といった教科横断的な学習に関心のある先生や生徒、また「少子化/過疎地で、学年や校種を超えて保・幼・小・中・高・特別支援が一体となった教育エコシステムの改革」に取り組みたい学校や教育委員会の皆様と、ポルトガルへのスタディツアーを実施できればと考えております。
皆様のご応募を、お待ちしています。
<「ポルトガル『Moimenta da Beira 校』現地視察・スタディツアー」公募の概要>
・日程(予定):2025年4月27日(日)〜5月3日(土)
<行程案(予定)>
4月27日(日) 日本出発、ポルトガル(リスボン)着
4月28日(月) リスボンで集合し、モイメンタダベイラに陸路で移動
4月29日(火) 学校訪問
4月30日(水) 午前:打ち合わせ、午後:国際ワークショップ*
*ポルトガル政府関係者も参加の可能性あり
5月1日 (木) 参加者の希望に沿った内容で視察・打ち合わせ等(応相談)
5月2日 (金) 移動・日本へ出発
5月3日(土) 日本に帰国
※国際ワークショップは4月30日(水)に開催予定です。この前後で、参加者の希望に沿った内容で、視察・打ち合わせを組み込むよう、受け入れ側の学校と調整・相談していきます。
※現地宿泊は4泊もしくは5泊(4月28日(月)〜5月1日(木)or2日(金))となります。
・視察先:Moimenta da Beira 校(ポルトガル北部ヴィゼウ地区)Moimenta da Beira School Cluster
・内容:国際共創プロジェクト学習、シティズンシップ教育、デジタル教科書・AI、教育エコシステムなど、参加者の皆様の希望を伺い、先方とも相談しながら、プログラムを調整していきます。
・費用:旅費、宿泊費、食費、保険代等、本視察に係る費用は自己負担となります。
※生徒の参加者については、負担軽減と交流機会創出のため、ホームステイの調整を行います。ご希望があれば、できるだけ早めにお知らせいただけますと幸いです。
・手配:現地の宿泊先や現地での移動手段等は主催者側で手配いただきますが、飛行機や国内の移動手段、保険等の手配は参加者ご自身で行っていただきます。
・公募人数:最大10名
・申し込みフォーム:https://forms.gle/CGCTCawBYfKM51i67
・申し込み期限:2025年3月31日(月)18:00(日本時間)
・注意事項:
-18歳未満の場合、保護者の同意が必要です。
-通訳、添乗員はつきません。
-国際共創においては、機会や成果を共有することを重視しております。そのため、視察参加者には、視察終了後に開催予定の報告会でのプレゼンテーションや、レポートを提出いただきます。
<お問い合わせ>
東京学芸大学 国際共創プロジェクト(日本OECD共同研究)
collective@u-gakugei.ac.jp
<ご参考:日本OECD共同研究について>
「日本OECD共同研究」は、東京学芸大学教育インキュベーション推進機構内に事務局を設置し、 OECDからの協力を得て、国内外の多様な学校(教師、生徒・学生)、大学、自治体、教育委員会、 研究者、企業、省庁、NPO 等と協力しながら、産官学連携での事務局運営、未来の教育の先取り実装・実践、そして、未来の教育への示唆につながる研究活動を推進しています。
東日本大震災の復興支援事業であるOECD東北スクール(2012-2014、事務局:福島大学内)を起源にしており、2022年度から、東京学芸大学が事務局として、以下の事業を、マルチステークホルダーで推進しています。
2022年度
● 2022年8月:日本OECD共同研究「国際共創プロジェクト:壁のないあそび場-bA- 場開きワー クショップ」を開催 (こちら)
● 2022年12月:OECD Education2030(現Education2040)が主催する国際共創プロジェクト学習「プロジェクト無限大」パイロットワークショップの実施
● 2023年3月:日本OECD共同研究月間「ホンキで、インクルーシブ」(“Diversity, Equity and Inclusion (DE&I) in Action” MARATHON OF EVENTS - MARCH 2023)開催
○ 2023年3月10日:OECD E2030グローバルフォーラム 福島とウクライナの生徒の声:放射 能と戦争の中で共に生きる 他 (こちら)
2023年度
● 2023年4-5月:OECD Education2030(現Education2040)が主催する国際共創プロジェクト学習「プロジェクト無限大」に参加する国内の学校・研究パー トナーの公募を行い、プロジェクトのコミュニティづくりと海外との国際共創を支援 (公募)
● 2023年8月:「夏の無限大ワークショップ」開催
● 2023年12月:「冬のワークショップ」開催
● 2024年1月〜3月:能登震災対応支援の一環として「能登半島地震で被災したこどもの居場所 づくり関係者連携会議」を開催
● 2024年3月:OECD教育スキル局アンドレアスシュライヒャー局長能登視察 (記事)
● 2024年3月:日本OECD共同ワークショップ月間「価値観アップデート〜過去を超え、常識を超 え、壁を超えて、新しいミライを再構築〜」実施 (こちら)
○ 2024年3月15日:日本OECD共同研究メインワークショップ「国際連帯&グローバル・シ ティズンシップに向けたラーニング&ティーチングコンパス」 他
2024年度
● 2024年6月:日本OECD共同研究テーマ別ワーキンググループ始動
● 2024年8月:能登半島地震からの創造的復興を目指す「能登スクール」を開始
● 2024年10月:「第6回OECDグローバルフォーラム」を日本で開催
○ 「第6回OECDグローバルフォーラム」レポート発行
○ 同時に開催された「第23回OECD/JAPANセミナー」にて、日本OECD共同研究より「日本 からOECDティーチングコンパスへの提言」発表 (こちら)
● 2024年12月: OECD Education2030(現Education2040)「プロジェクト∞無限大」生徒・教師国際サミットへ、日 本から生徒・教師が、参加国中最多の使節団として参加
● 2025年1月〜3月:「2025年日本OECD共同研究月間:未来の日本へ贈る、等身大のラブレター:継往開来(仮)」開催中 (こちら)
詳細は、こちらもご参照ください。
日本OECD共同研究のホームページ:https://gakugei-asobiba.org/