安心して寄付・支援を託せる仕組み「グッドガバナンス認証」を新たに取得した・更新した非営利組織(NPO)を紹介
第三者機関が付与した安心マークで寄付をもっと身近に
社会に対して客観的かつ信頼性のある組織評価情報を提供し、NPOの信頼性向上を目指し、さまざまな支援がNPO等に届く仕組みをつくることを目的に活動している公益財団法⼈ 日本⾮営利組織評価センター(所在地:東京都港区、理事長:佐藤大吾、以下JCNE)は、2024年12⽉18⽇(水)、グッドガバナンス認証を新たに取得した3団体と、更新した1団体を公表しました。これでグッドガバナンス認証団体は、29都道府県90団体になりました。
■安心して寄付・支援を託せる仕組み「グッドガバナンス認証」を
新たに取得した3団体/更新した1団体を紹介
<新規>
1)NPO法人 棚田LOVERS(兵庫県)
2)NPO法人 Alazi Dream Project(東京都)
3)NPO法人 MCW経営サポートセンター(鳥取県)
<更新>
4)公益財団法人 佐賀未来創造基金(佐賀県)
第三者機関が付与した安心マークで寄付をもっと身近に
信頼を目に見える形にしたのが「グッドガバナンス認証」です。
グッドガバナンス認証を取得した非営利組織(NPO)は、JCNEが定める認証用の評価基準28の全ての項目を満たした団体です。
この基準では、寄付金の募集の際に資金使途など適切な情報提供を行っていること、寄付者に対して寄付金に関する活動報告を適切に行い、ウェブでも概要を公開していることなどを確認しています。また、組織内部で不正を防ぐ仕組みがあるなど、健全な財務管理がなされていることも確認しています。
寄付をしたい、ボランティアとして参加したいという市民や企業の方が、期待をかけて支援ができる団体として紹介しているのが「グッドガバナンス認証団体」です。
グッドガバナンス認証は、団体の組織運営の状況を定期的に確認するため、3 年間の更新制となっています。
安心して寄付・支援を託せる仕組み「グッドガバナンス認証」を新たに取得した/更新した非営利組織(NPO)を紹介
1)NPO法人 棚田LOVERS(兵庫県)【新規】
棚田を愛し、棚田を育む~未来の子どもたちのために~
団体メッセージ:
私たちは、「美しい棚田を未来の子どもたちに」という想いで2007年から活動しています。今回、グッドガバナンス認証を得たことでさらにステークホルダーからのいっそうの信頼を高め、ミッションの実現にまい進していきたいと強く想いを高めています。自分の身体や季節の野菜、色んな事を考えさせられましたという感想もいただき、すでにご支援いただいている方々に感謝し、より多くの方々にご支援いただけるように努めます。
評価されたポイント:
これまで棚田保全イベントを開催するにあたって、企業や温泉施設等と協力しながら町全体を盛り上げてきました。ネットワークは地域の枠を超え、環境保全団体や教育機関とも連携しています。企業や助成財団からの支援も数多くあります。企業が寄付をするだけでなく、その社員がボランティアに参加していることからも、活動内容が高く評価されていることが伺えます。
2)NPO法人 Alazi Dream Project(東京都)【新規】
シエラレオネの若者が「夢に向かって努力できる」社会へ
団体メッセージ:
私たちは、西アフリカのシエラレオネ共和国の最貧困家庭の子ども達の教育機会の創出を目指し10年間活動を続けてまいりました。今回、グッドガバナンス認証取得を組織一丸となって取り組むプロセスの中で、日本事務局の日々の組織運営や現地の受益者視点に至るまで、様々な観点からガバナンスの強化を実現できました。特に月に1度の理事会において、経営環境の改善やビジョンの深化、中長期計画の強化を達成いたしました。今後も支援者の皆様とともに透明性ある活動を力強く推進してまいります。
評価されたポイント:
シエラレオネの貧困家庭の子どもへの支援にどのように関わりたいか、その希望に合わせて寄付や正会員、ボランティアなど様々な方法を提案しています。継続寄付者に対して毎月ヒアリングを行う等、丁寧なコミュニケーションが特徴です。寄付者の紹介から学校での講演会につながり、中学高校生でのボランティア参加や物品寄付者が増えるといったプラスの流れが生まれています。
3)NPO法人 MCW経営サポートセンター(鳥取県)【新規】
医療・介護・福祉分野のスペシャリストが経営をサポート
団体メッセージ:
当法人は、医療・介護・福祉事業者の皆様の経営支援を行ってきました。認定特定非営利活動法人を目指し活動を行っており、支援機関からのアドバイスを受けてこの申請を行いました。面接時に何点かの重要な指導やアドバイスがあり、その改善を図って、ようやくグッドガバナンス認証を受けられました。ガバナンスやコンプライアンスは組織運営上の重要度が増しており、今後より透明性のある活動を行ってまいります。
評価されたポイント:
医療・介護・福祉分野のスペシャリストが結集された組織力で、課題を解決する地域に根ざした活動をしている点が優れています。支援事業は内部ルールに沿って、専門家がコンサルティング段階から判断し、遂行するプロセスが整えられています。加えて案件ごとに改善点を振り返るPDCAが機能しています。必要に応じて専門家に繋ぐネットワークは非常に優れ、他にはない組織体制であると評価できます。
4)公益財団法人 佐賀未来創造基金(佐賀県)【更新】
人とお金を社会の必要なところへ循環、佐賀の未来に繋げる
団体メッセージ:
私たちは「あらゆる人たちが主体的に地域の未来を担い合うために、必要な資源を循環させる仕組みを作り、地域で支え合う社会の実現に寄与すること」を目的に設立しました。その間、県民の皆様から寄付を戴き、NPOをはじめ市民活動団体の様々な活動に助成を実施してきました。そこで大切にしていることがガバナンス・コンプライアンスで「グッドガバナンスの認証」がその証となるものとしてしています。
評価されたポイント:
お祭りの開催や、ごみ収集の活動には企業や学生が参加しています。市民を巻き込むボランティアをコーディネートしており、日常的な繋がりをつくることで災害発生時も円滑に支援が進むよう環境づくりに取り組んでいます。行政、企業、他のNPOと積極的に提携し、「地域で支え合う社会の実現」のために成果指向(インパクト指向)で活動を展開していることも先駆的であり優れた点です。
グッドガバナンス認証の活用が広がる
グッドガバナンス認証と連携する企業や助成財団が30社を超えました。
バイトルなどのサービスを提供する「dip-NPO協働プログラム(ディップ株式会社)」、クラウドファンディングサービスを提供する「READYFOR」、融資を行っている「日本政策金融公庫」、寄付を集めているプラットフォーム「Yahoo!ネット募金」などで活用されています。
(参考:https://jcne.or.jp/evaluation/good_governance/)
◇◆◇◆◇◆◇公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)について◇◆◇◆◇◆
団体名:公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)
理事長:佐藤 大吾
所在地:〒105₋0001 東京都港区虎ノ門1丁目11-2 日本財団第二ビル3階
設立:2016年4月1日
電話番号:03₋6457₋9721(平日9時30分~17時30分)
URL:https://jcne.or.jp/
事業内容:評価・認証事業の実施・公開、評価・認証制度に携わる人材育成ほか
<本リリースに関するお問い合わせ>
公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE) 広報担当:浦邉 智紀
E₋mail:office@jcne.or.jp
TEL:03-6457-9721(平日9:30より17:30)
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