アクセルスペース、アフリカの2機関と衛星データを利用した社会課題解決に向け覚書を締結
~ガーナ、ケニアのパートナーと協業し、ソリューション開発・実装を目指す~
小型衛星を開発・運用し、誰もが宇宙を利用できる社会を目指して事業を展開する株式会社アクセルスペース(本社:東京都中央区、代表取締役:中村友哉、以下「当社」)は本日、アフリカの2つの政府系機関とそれぞれ、人工衛星の地球観測データを利用して現地の社会課題解決に向けて協力することを目的に、覚書(MOU)を締結したことをお知らせいたします。
今回MOUを締結したのは、ガーナ共和国のガーナ宇宙科学技術研究所(GSSTI:Ghana Space Science and Technology Institute)と、ケニア共和国に拠点がある開発のための資源地図地域センター(RCMRD:Regional Centre for Mapping of Resources for Development)です。これを契機に、当社はアフリカ諸国をはじめとする新興国のパートナーと協業し、現地ニーズに合わせたソリューション開発・実装を本格的に進めます。
ガーナとの署名式は、宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2025」で実施しました。Genevieve Edna Apalooガーナ共和国駐日特命全権大使は証人として覚書に署名し、今後への期待の言葉を述べられました。

ガーナ宇宙科学技術研究所は、科学・環境・技術省のガーナ原子力委員会の下で運営され、ガーナの社会経済発展のために宇宙科学技術の活用、研究、商業化などに取り組んでいます。開発のための資源地図地域センターはケニアに設立された政府間組織としてアフリカ諸国が加盟しており、持続可能な開発のための地理情報や関連技術を提供しています。
それぞれの覚書に基づき、農業、環境・森林保全、災害管理・気候変動対策、都市計画・インフラなどの分野において、当社は地球観測データや利用に関するノウハウを提供し、各政府系機関は地元の民間企業と連携して地球観測データ利用の枠組みを確立していきます。現地との協業を通して解決すべき各国の社会課題を見極め、地球観測データと現地情報を組み合わせたソリューションを開発・実装し、地球観測データ利用の新たな市場創造を目指します。

当社は、一般社団法人クロスユーが2024年に日本とアフリカ諸国の宇宙ビジネス共創を目的に設立した「クロスユー新興国ワーキンググループ」に参加しています。ワーキンググループの地球観測データ分科会のリーダーとして、アフリカ諸国との地球観測データを活用した協力関係を検討していることを背景に、このたびの覚書締結に至りました。
本件に関連したインタビュー(note)はこちらをご覧ください:
https://note.com/axelspace/n/n458b63dc42fe
アクセルスペースについて
「Space within Your Reach〜宇宙を普通の場所に〜」をビジョンに掲げ、2008年の創業から世界に先駆けて小型衛星の開発に取り組んできました。小型衛星の設計、製造、軌道上運用における独自技術を基盤に、顧客の宇宙ミッション実現のための衛星開発・運用事業「AxelLiner(アクセルライナー)」、自社の光学衛星コンステレーションによる地球観測データ提供事業「AxelGlobe(アクセルグローブ)」を展開し、多様な産業のニーズに応えるソリューションを提供しています。これらの事業活動を通して、誰もが宇宙を利用できる社会の実現を目指しています。
株式会社アクセルスペース
所在地:東京都中央区日本橋本町3丁目3番3号 Clipニホンバシビル
代表取締役:中村 友哉(なかむら ゆうや)
設立:2008年8月
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