総合機械メーカー大手の不二越、産業用ロボットの製造拠点に「Skillnote」を導入

~組織の人財スキルを俯瞰的に把握し戦略的な人財育成を本格化~

株式会社Skillnote

製造業のスキルマネジメントを牽引する株式会社Skillnote(本社 東京都千代田区、代表取締役 山川隆史、以下Skillnote)は、NACHIブランドで知られる総合機械メーカー大手の株式会社不二越(本社 東京都港区、以下 不二越)が産業用ロボットの製造拠点にクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入したことを発表します。産業用ロボットの製造を担うロボット製造所(富山事業所)の製造部と生産技術部に在籍する技能職、技術職の従業員約100名を対象に、2023年12月から運用を開始しました。これによりロボット製造所は、Excelや紙の帳票で管理されてきた力量管理をデジタル化し、スキルデータを活用した戦略的な人財育成を本格化します。また不二越は、今回の導入を機に他部門への「Skillnote」の導入拡大を検討しています。

不二越は、材料から加工技術、機能部品、ロボットまで多彩な事業・技術をあわせ持つ総合機械メーカーです。全世界の自動車産業をはじめ、各種製造業、エネルギー、インフラ分野などのお客様にものづくりの多彩なソリューションを提供しています。主力事業の1つである産業用ロボットは、高速度・高精度を特徴とし、組立・搬送・積載・溶接・塗装などの様々な用途で、自動車産業や電子・電機業界をはじめとした世界中の製造現場を支えています。

今回、不二越ロボット製造所が導入した「Skillnote」は、従業員の力量情報*を活用した計画的な人材育成と最適配置を実現するスキルマネジメントシステムです。従業員のスキル情報を軸に教育情報(OJTや研修の計画、履歴)および資格情報のそれぞれを連動させた一元的な管理により、組織的な人材戦略の策定および個人に最適化した育成計画の立案、進捗管理を実現します。

    *「力量」とは、個々の業務に必要なスキル(技能)、知識、資格、経験等の能力のことを指す。


  • Skillnote導入の背景

現在、不二越のロボット製造所は、他部門に先駆け業務の効率化と品質向上を目的としたデジタル活用プロジェクトを立ち上げ、複数の取り組みを進めています。例えば、ビーコンの位置情報を活用した仕掛品の工程進捗管理や、加工装置の稼働状況の可視化、RPAによるExcel業務効率化の取り組みなどがあります。その中で最も重要な取り組みが、従業員のスキルデータを基にした科学的な人財育成と人財活用の仕組みづくりです。しかし、従来のExcelや紙の帳票による力量管理では、部署ごとにスキルの基準や管理方法がバラバラで、全体を俯瞰して人財スキルを把握することが難しく、管理の非効率性も課題となっていました。そこで、組織内のスキル情報をデジタルデータとして一元的に可視化し、将来を見据えた戦略的な人財育成のためのシステムとして「Skillnote」を導入しました。


  • Skillnote選定理由

導入の決め手には大きく3つのポイントがあげられます。


・人財スキルの可視化と一元管理

共通のフォーマット、統一したスキル基準のもとで全体を俯瞰して組織内のスキル状況を可視化できる。誰でも、リアルタイムにスキル情報を把握、更新することができる。属人化していたExcel管理を脱し、共通の仕組みとして継続して長く使用できる点が評価された。


・教育計画の立案から進捗管理をシステム上で完結

組織及び個人のスキル状況に応じて、教育計画の立案から、教育の記録、承認、スキル自動付与までの一連のプロセスをシステム上で完結できることが評価された。


・スキル分析機能

「Skillnote」で一元管理している従業員のスキル情報/資格情報/教育情報などを、部門・年代・時系列といった様々な軸で分析ができる。用途に応じて最適なグラフ表現が可能で、将来を見据え不足するスキル・人財を俯瞰的に把握できることは、戦略的な人財育成を推進するには必須の機能であると評価された。


  • 株式会社不二越 ロボット事業部ロボット製造所 所長 林雅樹様のコメント

「日本の製造業が今後ますます労働人口の減少に直面していくこと、また海外企業に比べてデジタル化が遅れていることに対して、私たちは深刻な危機感を抱いています。ロボット製造所はこうした危惧から独自の取り組みを進めていますが、製造現場でのデジタル技術の活用だけでなく、働く人を資本と見なし、その価値を見出して育成することは、日本の製造業全体が取り組むべき重要な課題だと考えています。その意味で、『人財の成長を科学し、ものづくりをアップデートする』という、Skillnote社の理念に私たちは深く共感しています。この考え方を基にした「Skillnote」の機能とサービスは、まさに私たちが求めていたものであり、目指すべき『人の成長を支える仕組み』を実現できると確信しています。今後もSkillnote社には、科学的な手法で人財スキルの可能性を引き出し、製造業全体をリードしてもらいたいと期待しています。」


  • スキルマネジメントシステム「Skillnote」について

「Skillnote」は、製造業において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービスです。現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といったものづくり企業の人材管理に関する課題解決に貢献します。


  • 株式会社不二越について

企業名:株式会社不二越

本社所在地:東京都港区東新橋1丁目9番2号 汐留住友ビル17階

設立:1928年12月

資本金:160億円

事業内容: 不二越は、創業者・井村荒喜の「機械工具の国産化が日本の機械産業を発展させる基礎である」という理念のもとに、1928年12月、富山市で工具メーカーとして創業しました。創立から10年、製鋼所を設立し、材料から商品までの一貫生産体制を確立しました。そして、高品質な材料をベースに、工具、ベアリング分野へ業容を拡大してきました。工具に始まって工作機械・ロボット、ベアリング・油圧機器、材料までを手がけている企業は世界にありません。機械加工、ロボットなどのマシニング事業、ベアリング・油圧機器などの機能部品事業、材料・熱処理などのマテリアル事業という複合・連環型のナチ・ビジネスで、「ものづくりの世界の発展に貢献」しています。

HP: https://www.nachi-fujikoshi.co.jp


  • 株式会社Skillnoteについて     

「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもとに、ものづくりにおける人の成長を科学し、ものづくりに関わる全ての人がいきいきと働く社会の実現を目指しています。

会社名:株式会社Skillnote

所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE  11階

設立:2016年1月

資本金:9億2,476万円(資本準備金を含む)

代表者:山川 隆史

事業内容:製造業に特化したスキルマネジメントシステム「Skillnote」の提供

HP:https://www.skillnote.jp/


*本プレスリリースに記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社Skillnote

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URL
https://www.skillnote.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
電話番号
03-6262-5040
代表者名
山川隆史
上場
未上場
資本金
9900万円
設立
2016年01月