昆虫食の信州だから。ポップコーンに信州産カイコ、炒れちゃいました。地元新聞社が開発の新商品「飛んで火に炒る夏の虫」4月23日発売

~食育やパーティー、アウトドアのお供、YouTube動画の話題作りにも~

信濃毎日新聞株式会社

昆虫食の本場・長野県に立地する信濃毎日新聞株式会社(本社・長野県長野市、以下信濃毎日新聞社)は4月23日、信州産の「お蚕様」のサナギ入りフライパンポップコーン『飛んで火に炒る夏の虫』を発売します。見た目のインパクトから社内評価でも賛否両論の新商品ですが、ポップコーンとカイコのサナギの異なるサクサク食感が楽しめる一品です。

信濃毎日新聞社は2022年、環境問題や食料難に対応する昆虫食の可能性を探り、信州発の昆虫食を国内外に発信する「昆虫みらいプロジェクト」をスタートし、商品の開発販売や情報発信拠点の開設、イベント開催などに取り組んできました。今回の商品の開発には株式会社博報堂(東京都港区)の協力を得ました。博報堂では若手クリエイターチームが地域課題解決プロジェクト「じもシゴト」を進めています。両社の活動の一環として、長野県の食文化の一つである「昆虫食」の発信と地域文化の多様性を伝えるため、これまでにない昆虫食商品を共同で開発しました。


■「飛んで火に炒る夏の虫」のポイント
▶長野県岡谷市の製糸所の純国産カイコのサナギ
国内で数少ない製糸工場、宮坂製糸所(岡谷蚕糸博物館内)のカイコのサナギを1商品あたり約15匹使用。
岡谷市は明治から昭和初期にかけ、国内最大の生糸生産地として発展。養蚕業は信州の経済を支え、カイコは「お蚕様」とも呼ばれて大切にされてきました。
▶意外とクセなく食べやすい、しかもヘルシー
香ばしく炒られたカイコのサナギはサクサクした食感があり、エビや小魚に近い風味があります。黒こしょうを利かせ、クセなく食べやすい味に仕上げました。たんぱく質やオメガ3脂肪酸が豊富な食材です。
▶懐かしくて新しいスタイル!
大人は懐かしさを、子どもは目新しさを感じるフライパンポップコーン。
▶自分で作る体験が楽しい!
容器内のコーンがはじけ、カイコが踊るような様子を間近に見ながら作れます。
※昆虫が苦手な方への試食の無理強いはおやめください。(甲殻類アレルギーの方は摂取をお控えください)



■社内モニターの評価は賛否、試食拒否半数
長野県においても昆虫に食べ慣れている人ばかりではありません。信濃毎日新聞社内も例外ではなく、当商品の企画部署とは関わりのない記者職10人に試食を依頼したところ賛否両論の結果となりました。

  • 「歯ごたえが良くて香ばしい」(20代女性)

  • 「カイコ独特の嫌なにおいがない。家族や友人をびっくりさせるのにぴったり」(40代男性)

  • 「サクサクしていておいしい。食べやすさの半面、あえて虫を食べている感覚に乏しい」(40代男性)

  • 「ウナギの骨のせんべいが一瞬脳裏をよぎり、最後に虫が来る感じ」(20代男性)

  • 「後味が微妙。カイコの風味もある。この飽食の時代、たんぱく質は別の手段で取る」(40代男性)

  • 試食拒否5人

    「見てくれがちょっとあまりに」(30代女性)

    「カイコのにおいがする」(30代女性)


■それでも伝えたいこと
当商品は、昆虫食を経験したことのない方々を念頭に、昆虫食ならではの「体験への興味」に着目して開発したものです。「一度は昆虫を食べたことがある人」「その時にポジティブな感想を持った人」を増やしていくことが重要であると考え、その体験作りに貢献することを目指しています。


昆虫食は嗜好品の範疇に留まっているのが現状です。見た目やイメージ、好みの分かれる独特な風味とともに、一人ではなかなか口にする勇気が持てないという心理面も要因の一つとして考えられます。
昆虫食が盛んな信州には、カイコやイナゴ、蜂の子等の佃煮が日常的に食べられてきた歴史があります。「飛んで火に炒る夏の虫」は黒こしょうで味付けされたカイコのサナギを使っています。「お蚕様」とも呼ばれて大切にされたカイコのサナギは、特に長野県南部の南信地方で佃煮にして子どものおやつやご飯のおかずとして食べられてきていました。
昆虫食ならではの好奇心や非日常体験をヒントに、友だちや家族らと座を囲みながら楽しく食べることができる商品の開発を心がけました。火を囲み、ポップコーンが出来上がる様子も楽しみながら、昆虫食に縁のなかった方々やネガティブに捉えていた方々に「ドキドキしたけど、食べてみたら意外とおいしい!」と感じていただけるような出合い・体験の場づくりに貢献したいと考えています。


諏訪地方・茅野市の養蚕農家(左)と宮坂製糸所(岡谷蚕糸博物館内)の糸繰りの様子(右)諏訪地方・茅野市の養蚕農家(左)と宮坂製糸所(岡谷蚕糸博物館内)の糸繰りの様子(右)

■商品概要
飛んで火に炒る夏の虫 BLACK PEPPER 650円(税込) 内容量70 g 
企画:株式会社博報堂「CREATIVE TABLE最高」
製造・販売:信濃毎日新聞株式会社(長野県長野市南県町657)
委託製造所:有限会社クローバー(神奈川県相模原市緑区下九沢1549-1)
初回生産量:約400個


※商品の詳細・昆虫みらいプロジェクトについてはこちらをご覧ください
https://coconmirai.jp/

■販売所
本品は信毎カフェ(信濃毎日新聞長野本社1F 長野市南県町657)、信毎メディアガーデン(長野県松本市中央2-20-2信濃毎日新聞松本本社)、MADRE(長野県北佐久郡軽井沢町発地348-68)のほか長野県内道の駅の一部、ECサイト(47CLUB、Amazon)等でお買い求めいただけます。

オンラインショップURL:
https://www.47club.jp/products/7394480750798(47CLUB)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D1VH4NSL?ref=myi_title_dp(Amazon)

■地域課題解決プロジェクト「じもシゴト」について
博報堂が立ち上げた地域課題解決プロジェクト。日本中、様々な地域のプレイヤーとタッグを組み、広告領域で培ったクリエイティビティを礎として、地域の課題解決に貢献することを目指します。
プロジェクトサイトURL:
https://www.hakuhodo.co.jp/jimoshigoto/


【商品に関するお問い合わせ】

信濃毎日新聞株式会社 ビジネス開発局ビジネス開発部

 Tel: 026-236-3339(平日9:00~17:00)

E-mail: cocon@shinmai.co.jp

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会社概要

信濃毎日新聞株式会社

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URL
https://www.shinmai.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
長野市南県町657
電話番号
026-236-3000
代表者名
小坂壮太郎
上場
未上場
資本金
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設立
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