カタール航空カーゴ、世界で最も孤独なライオンの新たな旅を支援
アルメニアの動物園で孤独な5年間を耐え続けた「ルーベン」 南アフリカ・フリーステイト州でのリハビリの旅に出発
アルメニアの私立動物園が閉園された際に取り残されたルーベンは、他のライオンと接触することがない、狭くて粗末なコンクリートの檻の中で過ごしてきました。アニマル・ディフェンダーズ・インターナショナル(ADI)がアルメニアからルーベンを運び出すために適したフライトを見つけることができなかったとしたら、ルーベンは危機的な状況に立たされたままでした。
カタール航空カーゴは、15歳の雄ライオンであるルーベン救出のために、5,200マイル(約8,369キロ)の旅を支援しました。現在、ルーベンはADI 野生動物保護区を歩き回りながら自分自身の声と自信を取り戻しています。長年の監禁による肉体的な困難にもかかわらず、ルーベンの強い意志が目覚ましい回復力をもたらしています。
カタール航空カーゴのカーゴセールス&ネットワークプランニング シニアバイスプレジデントエリザベス・アウドケルクは次のように述べています。
「カタール航空カーゴは野生動物および絶滅危惧種の保護に注力しており、2020年にWeQare Chapter 2*イニシアティブ Rewild the Planetを立ち上げました。野生動物および絶滅危惧種を無償で自然の生息地に戻すことをお約束し、今後も継続する予定です。ADIから連絡を受け、ルーベンの悲しい物語を聞いた時、即座に、彼らに協力しなければならないと思いました。ルーベンのような動物の移動には、空港でのロジスティックスや航空機への積み下ろしのための一連の作業から、適切なケージと快適性の確保に至るまで、多くのプロセスが関わってきます。このような輸送を取りまとめるためにはチームの大きな努力が必要ですが、社会へ貢献するとともに、この活動に参加できたことをとても誇りに思います。」
アニマル・ディフェンダーズ・インターナショナル代表ジャン・クリーマーは次のように述べています。
「カタール航空カーゴが手を差し伸べてくれるまで、ルーベンはまさに窮地に立たされていました。ADIは12月からアルメニアで彼の世話をするための資金を提供しており、彼を輸送するフライトを見つけることができなければ、彼はそのまま取り残されてしまうのではと心配しておりました。そんな折にカタール航空カーゴのイニシアティブWeQareが参加し、ルーベンのケージが入る大きさの貨物室扉を備えた大型機をエレバン発の定期旅客路線に組み込んでくれました。ルーベンを南アフリカに運ぶために全面的に支援してくれたカタール航空カーゴに心から感謝しています。彼がアフリカの太陽を背に他のライオンの声を聞きながら初めて草の上を歩く姿に、皆が涙しました。」
カタール航空カーゴのWeQareサステナビリティプログラムは、環境、社会、経済、文化という4つの柱に基づく一連の重点チャプターで構成されており、地球と産業に肯定的な影響を生み出すための意識的な取り組みです。
*Chapter 2 – Rewild the Planetは、野生動物を自然の生息地に戻すことに関わっている組織に無償の輸送を提供することで、生態系のバランスを保護し促進しています。
■カタール航空カーゴについて
世界トップの国際貨物航空会社であるカタール航空カーゴは、カタール・ドーハに本拠地を構えています。貨物専用機および貨物室を搭載した旅客便を利用し、70以上の貨物線および160以上の旅客線の目的地から成るグローバルネットワークを展開しています。カタール航空カーゴの貨物機には、ボーイング社747-8型機2機、ボーイング社747-400型機2機、ボーイング社777型機26機、エアバス社A310型機1機が含まれます。また、広範なロードフィーダーサービス(RFS)ネットワークを有しています。
カタール航空カーゴは、プロダクト、サービス、質の高いハンドリング、インフラストラクチャ、施設、従業員、各就航都市における各種手続きに多額の投資を行い、貨物輸送において高い運用基準を設けています。同社のWeQareサステナビリティプログラムは、環境、社会、経済、文化という4つの柱に基づく一連の重点チャプターで構成されており持続可能性と就航都市のコミュニティへの還元に尽力し続けています。
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