デザインをリサイクルする、新しい社会貢献のかたち『Design Recycle』始動
協力アパレルメーカーと、アパレルデザイナー/パタンナー/グラフィックデザイナーボランティアを募集
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下、シャンティ)の事業のひとつであるクラフトエイドは、アジアの女性たちが家事や畑仕事の合間に手仕事でつくるアイテムを日本で販売し、その収益が子どもたちの教育資金となることを目指して活動しています。厳しい立場に置かれているアジアの女性たちと対話し、民族の文化を尊重したアイテムをつくり、信頼し合えるパートナーとして一緒に仕事をしています。
30年間活動を行っていますが、生産者が安心して生活出来る環境を作るため、また彼らの文化を残すためには、これまで以上に多く販売し活動を広げていく必要があります。しかし、デザインという仕事を専門的に知らない私たちや生産者では、日本のお客さまが納得する“品質とデザイン”をもつアイテム作りは十分に出来ません。
そこで、2018年4月からクリエイティブディレクターにFUJI TATE P(フジタテペ)を迎え、アイテムからブランドの世界観まで大規模な改革を推進。今回、その大規模改革の中で重要な課題のひとつである“デザイン”を強化するため、ふたつの企画を始動いたします。
まずひとつめが、『Design Recycle』です。アパレルや服飾雑貨メーカーの現在は生産終了となったデザインやパターンを提供していただき、それをアジアの手織り生地や手刺繍で生産し、新しいアイテムとして展開するというものです。この企画は使われなくなったデザインやパターンのリサイクルであり、同時に教育支援・フェアトレードを推進する当会と共同することで社会貢献活動にもつながり、広く持続可能な社会を目指す企業として発信していただけると考えています。アイテムのカテゴリーは問いません。ご協力いただけるアパレルメーカーを大募集いたします。
ふたつめが、アパレルデザイナー/パタンナー/グラフィックデザイナーのボランティア募集です。アジアには多種多様な民族がおり、それぞれが特色のある手仕事をします。当会が所有する豊富な資料を実際に見ていただき、そこから生まれたインスピレーションを、クラフトエイドの新しいアイテムとして形にして下さい。
私たちが支援しているアジアの国々には、未だに貧しさから学校に通うことの出来ない子どもたちがたくさんいます。子どもたちの教育資金のために、少しでも多くのお金を生産者に還元することが私たちの役目です。限られた運営費の中から、生産者への還元を第一に考え、今回ボランティアでの募集となりました。
どちらの企画も、自分の技術を社会のために活かしたい方や、社会とのつながりを探している方・企業からのご応募をお待ちしております。
なお、6月13日(水)には、リトルトーキョー(最寄り駅:清澄白河駅)で、〈民族ふしぎ発見ナイト〉イベントを開催いたします。イベント内では、当企画の説明やアジアの民族についてお話いたします。FUJI TATE P(フジタテペ)も参加いたします。ぜひご参加ください。
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Design Recycle 参加希望の企業担当者の方、
アパレルデザイナー/パタンナー/グラフィックデザイナーのボランティアに関心のある方
お問い合わせ先
募集期間:2018年6月4日(月)~6月30日(水)
問合せ先:シャンティ国際ボランティア会 クラフトエイド
03-3350-1981 / craft@sva.or.jp
担当:石田・渡辺まで電話またはメールにてご連絡ください。
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イベント情報 “民族ふしぎ発見ナイト”
日程:2018年6月13日(水)
時間:20:00~
場所:リトルトーキョー/いろんな生き方働き方に出会う場所
住所:東京都江東区三好1-7-14(最寄駅:清澄白河駅)
http://littletyo.com/
事前申し込み:不要
登壇者:FUJI TATE P(クリエイティブディレクター)
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 クラフトエイドスタッフ5名
イベント詳細ページ:http://shigoto100.com/event/20180613
内容:
山岳民族が纏う民族衣装には、民族ごとに古くから代々伝わる刺繍柄や織りがふんだんに使われてい
ます。今回のイベントでは、それぞれの刺繍に込められた意味や文化的背景・現地での製作エピソード
などを紹介しつつ、これからのクラフトエイドを一緒に変革してくれるボランティアを募集します。
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クラフトエイドとは
クラフトエイドは、女性が子どもの教育資金のために手仕事でつくる製品を展開する、フェアトレード事業
です。タイ・ラオス・カンボジア・アフガニスタン・ミャンマーの国々で、それぞれの民族の特長を活かし、共
にもの作りをしています。商品を作っているのは、山岳少数民族や長い紛争で傷ついた人々、都市部で
スラムに暮らす人々です。
1985年、タイ東北部のバンビナイ・ラオス難民キャンプ内で作られた手工芸品を日本で紹介したことから、
この活動は始まりました。伝統文化を残し「民族の誇り」を守ること、生産者が安い価格で買い叩かれる
ことを防ぎ、生産者の、特に女性の自立を目指しています。
http://craftaid.jp
FUJI TATE P(フジタテペ) プロフィール
造形作家・クリエイティブディレクター。刺繍で用いる素材や技術をベース
に建築的思考でデザインを行う。ビーズジュエリーブランド“PENTA”や、タイ・バンコクのスラム地域のブランド“FEEMUE”のデザインを行う。
(2014年からボランティアデザイナー、2018年4月からクリエイティブディレクターに就任)
https://fujitatep-sns.tumblr.com
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