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日本イーライリリー株式会社
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イーライリリー社が治験中のGLP-1 受容体作動薬dulaglutide 2型糖尿病患者の血糖コントロールについて対照薬に対する優越性を実証

第73回米国糖尿病学会学術集会において第III相登録臨床試験の安全性・有効性に関する結果を発表

日本イーライリリー株式会社

この資料は、米国イーライリリー・アンド・カンパニーが2013年6月22日に発表したプレスリリースを日本語に翻訳したものです。尚、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。また海外の試験であるため、日本の状況と異なることがあります。この資料の内容および解釈についてはオリジナルが優先することをご了承ください。http://www.lilly.comをご参照ください。
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2013年6月22日シカゴ発――イーライリリー社(NYSE: LLY)は本日、2型糖尿病の週1回投与の治療薬として開発を続けている長時間作用型グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬dulaglutideについて、第III相AWARD試験3試験の安全性と有効性に関する詳細な結果を発表しました。これらの試験では、HbA1c(ヘモグロビンA1c)の低下について、dulaglutide(1.5 mg用量)がプラセボだけでなく、エキセナチド(AWARD-1試験) 、メトホルミン(AWARD-3試験) およびシタグリプチン(AWARD-5試験)に対しても優れていることが示されました , 。さらに、HbA1c 7%未満という目標値を達成した患者の割合は、いずれの対照薬と比較しても、dulaglutideを1.5 mg用量で投与した患者群で高いという結果でした。

dulaglutideを対照薬と比較したこれらAWARD試験3試験の結果は、第73回米国糖尿病学会学術集会(シカゴ)で発表されました。

エモリー大学医学部の内分泌・代謝科教授であり、グラディーメモリアル病院の糖尿病・内分泌医長であるGuillermo Umpierrez医学博士は、「これら3試験の結果は、GLP-1受容体作動薬の治験の今後にとって明るいニュースです。第III相試験において血糖コントロールの優れた効果が実証されただけでなく、dulaglutideは週1回の投与で管理が可能になるため、患者さんと医療従事者の双方にとって朗報となるでしょう」と評価しました。

これら3試験において、1.5 mg用量でdulaglutideを投与された患者は、試験の期間中、継続的な体重減少を示しました。また、1.5 mg 用量dulaglutideの患者は、シタグリプチン(AWARD-5試験)の患者と比較して有意な体重減少を示し、AWARD-1およびAWARD-3試験では対照薬投与の患者と同様の体重減少を示しました。

dulaglutideに関する試験全体で最も多く報告された有害事象は悪心でした。ほとんどは軽度から中等度であり、一過性のものでした。いずれの試験においても新たな安全性に関する問題点は見られませんでした。

今回のAWARD試験3試験を通じて、dulaglutideが示した低血糖症(血糖値70 mg/dL以下)の割合はごくわずかでした。いずれの試験においても重篤な低血糖症の報告はありませんでした。

「今回の結果は、新しい週1回投与のGLP-1治療薬を実現し、患者さんに糖尿病管理の新しい選択肢を提供しようとする弊社の取り組みにおいて、希望を与える重要な前進です。」と、リリー糖尿病事業部のシニア・メディカル・ディレクターであるSherry Martin医学博士は言います。「様々な糖尿病の患者さんにより幅広い治療オプションを提供できるという点で、dulaglutideは、弊社の糖尿病ポートフォリオの中でも重要な意味をもちます。」

dulaglutideは、リリー社の開発パイプラインの最終段階にある糖尿病治療のための複数の化合物のひとつです。糖尿病とその関連症状の治療に向け、弊社には臨床開発中の数多くの有望な新薬があります。その研究は低分子・高分子の両域にまたがり、多様な作用機序が含まれています。dulaglutideの承認申請の規制当局への提出は、米国および欧州で2013年中を予定しており、2014年の学術集会でも別のAWARD試験2試験から得られた詳細データを発表する計画です。

AWARD(Assessment of Weekly AdministRation of LY2189265 in Diabetes)試験について
AWARD-1試験は、メトホルミンおよびピオグリタゾンによる治療を受けている2型糖尿病患者を対象として、dulaglutideとエキセナチドの血糖コントロールへの効果を52週間にわたって比較する無作為化プラセボ対照試験でした。この試験は978人の患者さんを対象に実施され、主要目的は、dulaglutideを1.5 mgの用量で1週間に1回投与することにより、26週目のベースラインからのHbA1c低下量がプラセボより優れているかどうかを評価することでした。

AWARD-3試験は、初期の2型糖尿病患者を対象として、dulaglutideとメトホルミンの血糖コントロールへの効果を52週間にわたって比較する無作為化二重盲検試験でした。この試験は807人の患者さんを対象に実施され、主要目的は、dulaglutideを1.5 mgの用量で1週間に1回投与することにより、26週目のベースラインからのHbA1c低下量がメトホルミンに対して非劣性であるかどうかを評価することでした。統計学的に非劣性の基準が満たされたことから、優越性についても検討されました。

AWARD-5試験は、メトホルミンによる治療を受けている2型糖尿病患者を対象として、dulaglutideとシタグリプチンの血糖コントロールへの効果を104週間にわたって比較する無作為化二重盲検プラセボ対照試験でした。この試験は1,098人の患者さんを対象に実施され、主要目的は、dulaglutideを1.5 mgの用量で1週間に1回投与することにより、52週目のベースラインからのHbA1c低下量がシタグリプチンに対して非劣性であるかどうかを評価することでした。統計学的に非劣性の基準が満たされたことから、優越性についても検討されました。

 

糖尿病について
1型および2型糖尿病の患者数は、米国人が約2,580万人 、世界全体で推定3億7,100万人 に上ります。大半が2型糖尿病であり、糖尿病全体のおよそ90~95%を占めます。糖尿病は、インスリンの分泌不足や作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝性疾患群です。


イーライリリーの糖尿病事業について
イーライリリーは1923年に世界初の商業用インスリンを開発して以来、糖尿病ケアの分野において常に世界をリードしています。現在もなお、研究開発や事業提携を通じて、幅広い製品ポートフォリオの充実と糖尿病領域へのたゆまぬ企業活動の継続による実質的なソリューションの提供により、糖尿病を患う人々の様々なニーズにおこたえすることを目指しています。薬剤開発やサポートプログラムそして更なる活動を通じて、糖尿病患者さまの生活をより豊かなものにするお手伝いをしてまいります。詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
www.lillydiabetes.com


イーライリリー・アンド・カンパニー(NY証券取引所略号:LLY)について
イーライリリー・アンド・カンパニーは研究開発主導型の先進企業です。社外の著名研究機関と提携し自社でも世界各地に研究施設で日々研究開発を進め、医薬品のポートフォリオを拡大しています。米インディアナ州インディアナポリスに本社を置くイーライリリーは、医薬品と情報を通じて「Answers」を提供し、世界で最も急を要する医療ニーズを満たしています。イーライリリーについての詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
www.lilly.com

このプレスリリースには、dulaglutideの将来予想に関する記述が含まれています。リリーの現在の予測に基づいていますが、実際の結果はさまざまな要因により大きく異なることがあります。医薬品の研究開発と商業化には多大なリスクと不確実性が伴います。将来得られる研究結果および患者の経験がこれまで得られた研究結果と一致するという保証はありません。また、dulaglutideが2013年に規制当局に対して承認申請が行われるという保証もありませんし、臨床試験及び製造に関して規制当局の承認が得られるという保証も商業的に成功するという保証もありません。現実の結果がリリーの予測と異なることとなりえる前記及びその他のリスク並びに不確定要因については、米国証券取引委員会に提出されたリリーの最新のフォーム10-Kおよび10-Qをご覧ください。なお、リリーは将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。

i Wysham C, Blevins T, Arakaki R, et al. Efficacy and safety of dulaglutide vs placebo and exenatide in type 2 diabetes (AWARD-1). Abstract 66-OR. Presented at: American Diabetes Association (ADA) 73rd Scientific Sessions; June 21-25, 2013; Chicago, IL.
ii Umpierrez GE, Manghi FP, Povedano ST, Shurzinske L, Pechtner V. Efficacy and safety of dulaglutide vs metformin in type 2 diabetes (AWARD-3). Abstract 69-OR. Presented at: American Diabetes Association (ADA) 73rd Scientific Sessions; June 21-25, 2013; Chicago, IL.
iii Nauck MA, Weinstock RS, Umpierrez GE, et al. Efficacy and safety of dulaglutide vs sitagliptin after 52 weeks in type 2 diabetes (AWARD-5). Abstract 71-OR. Presented at: American Diabetes Association (ADA) 73rd Scientific Sessions; June 21-25, 2013; Chicago, IL.
iv Weinstock RS, Umpierrez GE, Guerci B, Nauck MA, Boleyn KL, Skrivanek Z, Milicevic Z. Safety and efficacy of dulaglutide vs sitagliptin after 104 weeks in type 2 diabetes (AWARD-5). Abstract 1004-P. Presented at: American Diabetes Association (ADA) 73rd Scientific Sessions; June 21-25, 2013; Chicago, IL.
v Centers for Disease Control. National Diabetes Fact Sheet-2011. Available at: http://www.cdc.gov/diabetes/pubs/pdf/ndfs_2011.pdf. Accessed on: February 22, 2012.
vi International Diabetes Federation. Diabetes Atlas, 5th Edition: Fact Sheet. 2012.

 

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業種
医療・福祉
本社所在地
兵庫県神戸市中央区磯上通5-1-28 LILLY PLAZA ONE Bldg
電話番号
078-242-9071
代表者名
Simone Thomsen
上場
未上場
資本金
127億7250万円
設立
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