安全性評価を自動化する「IMACEL TOX(イマセル トックス)」、小核試験を対象としたサービス提供を開始
創薬を支援する画像解析AI「IMACEL(イマセル)」シリーズ
2021年12月20日(月)、エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:島原佑基、鎌田富久、以下「エルピクセル 」)は、創薬を支援する画像解析AI「IMACEL(イマセル)」シリーズとして、安全性試験を自動化するAI「IMACEL TOX(イマセルトックス)」の小核試験向けサービスの利用申込を開始いたします。
本サービスは、薬剤の候補となる化合物の安全性を評価する小核試験において、画像解析AIが試験対象となる標本画像を解析し、評価結果のレポートを自動で作成、提供します。
エルピクセルでは本サービスを皮切りに、創薬における安全性評価で実施される各種試験方法に対応した画像解析AIの開発と提供を進めてまいります。
本サービスは、薬剤の候補となる化合物の安全性を評価する小核試験において、画像解析AIが試験対象となる標本画像を解析し、評価結果のレポートを自動で作成、提供します。
エルピクセルでは本サービスを皮切りに、創薬における安全性評価で実施される各種試験方法に対応した画像解析AIの開発と提供を進めてまいります。
【サービス開発背景】
小核試験とは、新規薬剤の候補化合物の影響によって引き起こされる、染色体異常による毒性(遺伝毒性)を評価する試験の一つです。主に、がんや遺伝病等のリスクを調べるために実施される試験で、被験物質を投与した細胞群における小核*の出現率を評価する手法です。
従来の小核試験では、実験者が顕微鏡画像を目視で確認し一つ一つの評価を行っています。試験数が多くなり作業時間が長くなることで、実験者への負担が課題となっていました。
*小核:染色体異常が生じた結果、細胞分裂時に取り込まれなかった染色体の断片
【「IMACEL TOX」小核試験向けサービスの概要】
「IMACEL TOX」小核試験向けサービスは、創薬における候補化合物の安全性を評価する小核試験において、熟練実験者の評価基準を学習したAIが試験対象となる標本画像を解析し、評価結果のレポートを作成、提供します。サービス利用者は、対象の標本画像をWebブラウザからアップロードするだけで、AIによる自動解析の結果をレポートとして取得することができます。
【「IMACEL TOX」小核試験向けサービスの特長】
- 実験者の作業的負担を大幅軽減
- 定性的かつ個人差のばらつきが大きい実験者の評価基準を定量化
- 同条件で解析を実施することによる再現性の高い評価結果
【ご利用案内】
- サービス提供の流れ
- サービス申し込み窓口 imacel-support@lpixel.net
【創薬を支援する画像解析AI「IMACEL(イマセル)」について】
IMACELは創薬に特化した画像解析AIです。創薬プロセスにおける課題に対し、ライフサイエンスとAI双方に強みを持つプロフェッショナルが、実験デザインからAI学習に最適なデータ取得・収集方法、AI実装までをご提案します。創薬における「効率性」「品質」「安全性」の向上を一気通貫でサポートします。
https://imacel.net/
【エルピクセル株式会社について】
エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち、医療・製薬・農業分野において画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウエアを開発してまいりました。医師の診断を支援するAI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」、創薬に特化した画像解析AI「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開しています。
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