高齢者向けホームご入居者様のアート作品を展示する「ベネッセスタイルケアのART展」世田谷美術館で2024年1月31日(水)から2月4日(日)まで開催 ~ご入居者様が参加する“対話型鑑賞”も実施~
株式会社ベネッセスタイルケア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:滝山 真也)は、ホームのご入居者様のアート作品を展示する「ベネッセスタイルケアのART展(以下ART展)」を、2019年より世田谷美術館にて毎年開催しています。ご入居者様ご自身の意欲の高まりや、新たな価値観に触れる機会となっているこのART展には、毎回多くのご入居者様が参加してくださり、ご家族様、ご友人や地域の方々も来場されて、回を重ねるごとに、次の開催を心待ちにする声も多くいただくようになってまいりました。そこで5回目となる今回は、2024年1月31日(水)から2月4日(日)の全日程を一般の方にも広く公開いたします。また今回はあらたな取り組みとして、BASN(Benesse Art Site Naoshima/ベネッセアートサイト直島)の協力のもと、平素より弊社ホームにてご入居者様に参加いただいている「BASN対話型鑑賞」を、会場で実施いたします。対話型鑑賞は対話を通じて作品を鑑賞する手法です。参加しているその方の心のありかを介護職員が知ることによって、QOL向上のためのサービス提供にもつながっています。ぜひ会場で、ご入居者様の作品や対話型鑑賞に触れていただき、心温まる時間をお楽しみください。
■「ベネッセスタイルケアのART展」 開催内容
・日程:2024年1月31日(水)~2月4日(日)
・時間:各日 10:15~18:00 (入場は17:30まで)
※ 2月4日(日)のみ 16:00まで(入場は15:30まで)
・場所:世田谷美術館 区民ギャラリーA
※来場のご予約は不要です。
<展示作品/対話型鑑賞について>
●展示作品
・ 個人作品:ART展への出品を目指し制作された作品だけでなく、ご入居前の作品も含めて約60点を展示します。
・ 共同作品 モザイクアート:世田谷エリアを中心とした40ホーム以上のご入居者様による合同作品です。今回は過去最大級の規模で世界の名画をモチーフにした作品制作にチャレンジしています。
●対話型鑑賞
ベネッセアートサイト直島で実施している「BASN対話型鑑賞」は、アート作品をファシリテーターや他者とともにグループで見て考え、感じたこと、発見したことなどを言葉にして共有し、話しながら作品への理解を構築していきます。「どんなことを話しても大丈夫」ということを前提にした、参加者が安全安心な環境において成立する鑑賞方法です。
今回のART展では、事前にご希望いただいた弊社ホームのご入居者様と、ベネッセグループ社員のファシリテーターによって実施します。会場で鑑賞するご入居者様の様子をご覧になることで、その方の心に起きている現象を追体験していただくこともできるのではないでしょうか。※2月1日・3日は11:00~12:00、2月2日・4日は14:00~15:00での開催を予定しておりますが、当日の状況によって変更になる可能性があります。ご了承ください。
■「ベネッセスタイルケアのART展」 これまでの取り組み
「ホームは、ご入居者様が、自分の好きなことができる場所。日々、夢中になれることや目指すものがあり、いつまでも自分を高められている場所でありたい」。この想いを実現したいと考え、2019年に世田谷エリア28ホームのご入居者様約80名の参加で初開催したのが、「ベネッセスタイルケアのART展」です。
人の感情を揺さぶる数々のアート作品を通じて、年を重ねても、もっと自分らしく、その方の人生が前向きで豊かになっていく社会を目指したい。人の一生の「よく生きる」を支えるベネッセだからこそ、アートを介して、その方本来の「ありたい姿・状態」に触れ、その方のさらなるQOL向上につながるサービスを提供し続けていきたい、と考えています。
●個人作品
ご入居者様がホームに入居された後に取り組まれた作品のみならず、過去の作品を含めて展示。たとえ、どの時代に制作された作品であっても、制作・展示を通して一つひとつの作品が輝き、あらためてご入居者様が自信を持つことにつながったり、その方の可能性や意欲がさらに高まったりすることを目指しています。絵画や陶芸、写真や書道など、毎回60点以上もの出展があります。
(上写真:2019年の展示作品とご入居者様)
●モザイクアート
恒例となっているモザイクアートの共同制作は参加するそれぞれのホームが日々のアクティビティなどで取り組み、開催会場で初めて合体することで作品が完成します。これまでのART展では、1960年代の玉川電気鉄道(通称:玉電)や東京タワーなど、懐かしい情景や思い出がたくさんのご入居者様の手で再びよみがえってきました。
(上写真:2019年の展示作品とご入居者様 テーマ「懐かしの玉電」)
●ジオラマアート
コロナ禍となった2020年~2022年のART展では、孤独や不安を感じやすい時だからこそ、お一人おひとりが辿ってきた人生(旅)の一片をアートで紡ぐことにも取り組みました。作品を通して「つながり」を感じられるように「旅する展覧会」をテーマに、その方の人生背景や思い出の地を形にするジオラマ制作にもチャレンジ。思い出の喫茶店や散歩道など、約30もの懐かしい情景が形になりました。
(上写真:2021年の展示作品 テーマ「つながる」)
●対話型鑑賞
ご入居者様がアート作品を鑑賞し、普段ホームで関わっている介護職員ではないファシリテーターの問いかけによって感じたことや考えたことを、自由にお話していただく対話型鑑賞。普段知りえないご入居者様の感性や価値観が引き出され、介護職員がその方の心を揺り動かしていることや心のありかを知っていくことで、その方のありたい姿・状態に近づく手掛かりとなることを目指しています。
(上写真:ホームでの対話型鑑賞の様子)
毎年、新たな出会いや交流、心がぐっと動かされる素敵な瞬間が生まれ続けている「ベネッセスタイルケアのART展」。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。ベネッセスタイルケアは、これからもご入居者様お一人おひとりの「その方らしさに、深く寄りそう。」ことを大切に、QOL向上につながるサービスをご提供してまいります。
本内容に関するお問い合わせ
株式会社ベネッセスタイルケア 社長室広報 TEL.03-6836-1111
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