プライム・スター、COP30で“災害時止まらない社会”の構築を提唱。「備えるためのエネルギー」から「生きるためのエネルギー」へ

~やんばるの森から世界へ – ⽇本の世界自然遺産が実証する、エネルギーと防災の未来図~

プライム・スター株式会社

プライム・スター株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:下田 知代、以下「当社」)は、2025年11月10日~同年11月21日にブラジル連邦共和国・ベレンで開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)に参加いたします。「Solutions to The World」をテーマに、我が国の優れた技術や取組を情報発信するためのスペース「ジャパン・パビリオン」にて、バーチャル展示いたします。

今回、当社は「沖縄本島北部・やんばる地域から世界へ。日本の地理的特性地域・沖縄やんばるを舞台に、再生可能エネルギーと防災インフラを組み合わせた新たな地域モデルづくり」を紹介します。

気候変動の影響を受けやすい地域で、エネルギー自立と災害強靱化の両立を目指す「小さな地球モデル」、世界100万の島嶼・辺境地域への展開を視野に入れています。本取り組みは、COP30のテーマであるアマゾン熱帯雨林の危機とも連動し、気候変動対策の重要性を国際社会に強く訴える象徴的な機会となります。

日本の島嶼・遠隔地域は、エネルギー脆弱性と自然災害という独自の地域課題を抱えながらも、そこにこそ未来への解が存在します。外部依存の電力に頼らず、太陽・水・風を活かし、自らの手でエネルギーを循環させる、「自立と共生」を備えた最小の地球モデルです。沖縄本島北部「やんばる」は、世界自然遺産であると同時に、気候変動の影響を色濃く受けるエリアです。台風、停電、一時的な生活インフラの途絶。それでも人々は森と海に寄り添い、生きる知恵を守り続けてきました。今、そこに再生可能エネルギーと蓄電技術、防災インフラを組み合わせた新たな挑戦が始まっています。

「備えるためのエネルギーではなく、生きるためのエネルギーへ」

やんばる地域で実証されるサステナブル分散型マイクログリッド蓄電技術は、気候危機時代における新たなライフラインです。やんばるで育まれた技術と知恵は、災害に抗うのではなく、自然と調和しながら共に生きる道を示します。それは、気候変動を恐れず、希望として迎えるための、人類の選択です。

■環境省・COP30ジャパン・パビリオン バーチャル展示ウェブサイト

日本語:https://jprsi.go.jp/cop30/ja/showcase

英語:https://jprsi.go.jp/cop30/en/showcase

プライム・スター ブースサイト:https://jprsi.go.jp/ja/member/500#

ジャパンパビリオンバーチャルサイトHP

日本では、安全を最優先に考えた貯めるシステムが求められています。レドックス・フロー蓄電池は、現在考えられる産業用蓄電システムに比べて、安全性能と長寿命の2点において、大きな優位性を持っています。

COP30では、長期化する停電被害に備え、再生可能エネルギーとの親和性が高く、より安全な蓄電池の「レドックス・フロー蓄電池」を太陽光発電システムと組み合わせてご提案いたします。

レドックス・フロー蓄電池 COP30紹介動画:https://youtu.be/jGJZJ3pPIm8

■COP30の背景とプライム・スターの役割

現在のブラジル政府は、「2030年までに違法な森林破壊ゼロ」を公約し、森林消失率は大幅に減少、9年ぶりの低水準となるなど成果も報告されています。

「災害は避けられない。ならば、止まらない社会をつくる」

近年、再生可能エネルギーだけを追求する議論が主流になりつつありますが、停電ひとつで病院、交通、行政と様々な機能を失います。「エネルギー=防災インフラ」 という、視点を掲げ推進してまいります。

「離島・山間地・被災地での実証、そして世界へ」

エネルギー調達における選択肢は、技術導入ではなく、「レジリエンスを核とした地域経済圏づくり」 にほかなりません。

沖縄県国頭村に設置されたレドックスフロー蓄電池

■レドックス・フロー蓄電池とは

レドックス(redox)という用語は、還元(reduction)と酸化(oxidation)を合わせた言葉です。

レドックス・フロー蓄電池の最大のメリットは、『安全性』です。電解液は不燃性であり、電池は常温で作動するため、過充電や過放電を抑制すれば、発火や爆発の危険性はありません。正極と負極の電解液には硫酸バナジウム水溶液を使用し、両液が混ざったとしても、熱や有害なガスを発生させることなく、再生も容易です。硫酸バナジウム溶液は希硫酸であるため毒性がなく、重度の火傷の心配もありません。 リチウムイオン電池やNAS電池に比べ、安全性が高いレドックス・フロー蓄電池をコンパクトに設計。地産地消の分散型電源の確保を推進します。

埼玉工業大学内に設置されているレドックスフロー蓄電池

安全性に加え" 長寿命 " と " メンテナンスの容易さ " が特徴となります。セルスタックの寿命は20年以上、電解液の充放電サイクルは無制限で、リチウムイオン電池に比較して長期運用が可能で、総合的なパフォーマンスに優れています。消耗品はイオン交換膜(IEM)と、パワーコンディショナーシステム(PCS)、換気システム(INV)、循環ポンプなど一部の電気部品のみ。また、レドックス・フロー蓄電池は、セルと電解液を分離して設置できます。充電した電解液を密閉容器に保存することで、低コストで長期間の電力貯蔵が可能となります。 このように、レドックス・フロー蓄電池は、安全性と寿命などにおける優位性を持っています。今回、比較的コンパクトなサイズとし、分散設置をすることにより、大規模な送電網を新たに構築する必要がなくなります。空港や駅などの公共施設、マンションや病院など安全性が求められる施設に最適です。

レドックスフロー蓄電池の3つの特徴
レドックス・フロー蓄電池の仕組み

グローバル市場への展開と未来への展望

当社は、今回のCOP30への参加を契機に、レドックス・フロー蓄電池技術をアジア、欧州、北米を

はじめとした世界各地に展開し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させる予定です。

また、ゼロカーボンシティの実現に向け自治体との連携を強化し、エネルギー自給自足型の社会構築に

貢献します。当社は今後も、産学官金の連携を強化し、新技術開発とエネルギーソリューションの提供を通じて、地球規模のエネルギー課題解決に取り組んでまいります。

是非、COP30のバーチャル・ジャパン・パビリオン会場でお会いできるのを楽しみにしております。

【プライム・スター株式会社について】

会社名:プライム・スター株式会社 (Prime Star Co,Ltd)

所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂4-8-14 赤坂坂東ビルディング8階

設立:2003年

主要株主:東京電力エナジーパートナーほか

代表者:下田 知代 (しもだ ちよ)

電話番号:03-6869-6606 EMAIL:info@primestar.co.jp

URL:http://primestar.co.jp/

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】

営業企画部 池田

TEL:03-6869-6606(代表)、携帯090-9103-9557

e-mail:ikeda@primestar.co.jp

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ビジネスカテゴリ
環境・エコ・リサイクル
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会社概要

プライム・スター株式会社

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URL
http://www.primestar.co.jp
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区赤坂4-8-14 赤坂坂東ビルディング8階
電話番号
03-6869-6606
代表者名
下田知代
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
2003年03月