ティアフォー、センサフュージョン開発キットの提供開始 高度なパーセプション技術の導入を容易に
オープンソースの自動運転技術を先導する株式会社ティアフォー(以下「ティアフォー」)は、自動運転やその他の関連するアプリケーションの発展を支援するため、開発者が容易に導入可能なセンサフュージョン開発キット https://sensor.tier4.jp/sensor-fusion-system(以下「本キット」)の提供を開始することをお知らせします。
ハードウェア構成とセンサフュージョンによるアプリケーションの例
ソリューションの概要
本キットは、最先端の車載カメラ https://sensor.tier4.jp/automotive-camera 、車載LiDAR、自動運転用コンピュータを統合し、センサフュージョンによる高度なパーセプション技術の開発環境をワンパッケージで提供します。ティアフォーの自動運転システム開発で利用実績のあるハードウェアとソフトウェアから構成され、取り扱いに関する説明書も整備されていますので、導入も容易です。
本キットの導入により、利用者は適切なセンサやコンピュータの選定、ROS2を用いた開発環境の構築、システム間の同期やキャリブレーション、パーセプションモジュールの開発など、センサフュージョンにかかる技術的課題を解決し、高度なパーセプション技術に要する開発工数の削減や製品の市場投入までの時間を短縮することができます。また、本キットで提供されるソフトウェアはオープンソースで公開されており、利用者は独自の研究開発を推進するために改良を加えることができます。
ソリューションの特徴
その他の情報
本キットで提供されるソフトウェアおよびインストールの手順を示すドキュメントは、以下のGitHubリポジトリから入手できます。
edge-auto: https://github.com/tier4/edge-auto
また、以下の動画もインストール手順の参考になります。
サポート対応可能なハードウェアのリストや購入に関する詳細については、製品ウェブサイトをご覧ください。
製品ウェブサイト:https://sensor.tier4.jp/sensor-fusion-system
ハードウェアの接続構成例(センサやECUは複数のオプションから選択可能):
Camera : TIER IV Automotive HDR Camera C1 x2
LiDAR : HESAI XT32 or AT128 x1
ECU : ADLINK RQX-58G/AVA-3510 x1 pc each
本キットで動作確認済みのパーセプションモジュールの例:
Camera 2D Object Detection(YOLOX、ByteTrack)
LiDAR 3D Object Detection(CenterPoint)
Camera-LiDAR Sensor Fusion
今後の展開
ティアフォーは、今後も本キットでサポート対応可能なセンサやコンピュータの機種を増やし、オープンソースとして提供されるパーセプションの機械学習モデルやアルゴリズムをアップデートすることで、より多様なユースケースに対応できるように本キットを拡張していく予定です。また、高画質なカメラ映像データやLiDAR等のセンサデータを活用したMLOpsソリューション(機械学習モデルの開発・運用基盤)の開発を推進し、市場に提供していきます。
販売代理店のお問い合わせ先
株式会社マクニカ
https://www.macnica.co.jp/business/maas/products/143799/
アイサンテクノロジー株式会社
https://aisan-mobility.com/en/lineup/c1/
ティアフォーについて
TIER IV(ティアフォー)は、世界初の自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業として、自動運転技術の社会実装に向けて挑戦を続けています。「自動運転の民主化」をビジョンとし、世界各地のパートナーと協力して、Autowareを活用したソフトウェアプラットフォームと統合開発環境を自社製品として提供しています。これらの製品を基盤に市場のニーズに対応したソリューションを展開し、顧客と共に自動運転技術の社会実装を推進しています。Autowareが生み出すエコシステムを通じて、個人から組織まで、全てのステークホルダーと共に自動運転技術の可能性を拡大し、より良い社会の実現を目指しています。
AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です。
━━会社概要━━
【社名】株式会社ティアフォー
【所在地】東京都品川区
【URL】https://www.tier4.jp
【設立年月】2015年12月
【主な事業内容】
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業
お問い合わせ先
Media Contact
pr@tier4.jp
Business Inquires
sensorfusion@tier4.jp
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