【VC福岡】杉浦佳子 パラサイクリング ワールドカップ 銅メダル!
東京パラリンピックに向け、自信につながる走り
UCIパラサイクリング・ロード・ワールドカップ・個人タイムトライアルにて、
杉浦佳子が3位入賞。
- 大会概要
<会場>
ベルギー北西部の北海に面したオステンド。
美しい広がる砂浜では今年1月シクロクロス世界選手権も行なわれた。
<競技>
・個人タイムトライアル 20㎞
常に強い風が吹きつける海岸線と一部市街地を周る、
20㎞のコース。
- 大会参加のもう一つの目的
パラサイクリング選手は、障がいの重さで細かくクラス分けがされており、
ワールドカップ大会会場などでクラス分け認定が行なわれている。
コロナ感染リスクもある中での海外遠征は杉浦にとっても負担が大きく、
遠征を見送ることも模索していた。
しかし、杉浦は東京オリンピック開催前までに認定がされる必要があった。
- 杉浦のクラスについて
杉浦のクラスはWC3。
W(Woman)C(Cycle)3(1~5)
パラサイクリング競技には他にもHクラス(ハンドサイクル)や、
Tクラス(トライシクル:3輪バイク)クラスがあり、
杉浦は通常の2輪クラスとなる。
障がいの重さが1(軽い)~5(重い)までクラス分けされており、
杉浦は重い(軽い)方から3番目となる。
- 結果(WC3クラス)
2位 BROWN Clara(アメリカ) 30分48秒777 AVE38.94㎞/h
3位 SUGIURA Keiko(日本) 31分11秒625 AVE38.47㎞/h
- 杉浦佳子 コメント
まずはこの場に立てることに感謝致します。
2017年からこの時期にこの会場でのワールドカップに参戦し、
毎回優勝者とは1分以上差をつけられていましたが、
今回は25秒差で銅メダル獲得できました。
苦手な寒さと風、平坦コースでのこの結果は希望が見えました。
また、今回はタイムトライアルバイクも乗り始めて間もない状況でしたが、
フォームやバイクコントロールなどの技術面も改善余地があります。
本番までの残り3ヶ月半。
一日一日を大切に過ごし、フィジカルのコンディションも上げ、
万全の状態で本番に臨みたいと思います。
- VC福岡 代表 (兼 杉浦佳子コーチ) 佐藤信哉 コメント
今回のコースは風も強く吹く海岸沿いの平坦コース。
体の大きな海外選手の中で、杉浦は善戦しました。
2017年5月のワールドカップも同コースで、
今回優勝のAnna選手に大差で敗れていたが、
秋の世界選手権(南アフリカ)では彼女を敗り優勝を果たしている。
東京パラリンピック会場の富士スピードウェイは起伏に富んだテクニカルなコース。
前向きになれる結果だと感じています。
もちろん今大会に出場していないライバルも参戦し、
厳しい戦いには変わりありませんが、そこで躍動してくれることを信じています。
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