令和3年度 経済産業省 産業標準化事業表彰 本会推薦者が受賞
このたび、本会推薦者が令和3年度産業標準化事業表彰を受賞しました。
産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)は、標準化活動や適合性評価活動などに貢献し、国際標準化・産業標準化に顕著な功績のあった個人及び組織に対して経済産業大臣表彰を行うことにより、我が国産業の発展に資することを目的としています。
産業標準化貢献者及び国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)は、我が国における国際標準化・産業標準化・適合性評価活動の発展、我が国の国際標準化を推進するための規格の作成等の活動に貢献し、かつ、今後とも継続的に同分野における活躍が期待されると認められる方に対して産業技術環境局長表彰を行うことにより、我が国産業の発展に資することを目的としています。
産業標準化貢献者及び国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)は、我が国における国際標準化・産業標準化・適合性評価活動の発展、我が国の国際標準化を推進するための規格の作成等の活動に貢献し、かつ、今後とも継続的に同分野における活躍が期待されると認められる方に対して産業技術環境局長表彰を行うことにより、我が国産業の発展に資することを目的としています。
表彰 | 経済産業大臣表彰 |
受賞業績 | 日本の地図データ記述標準仕様を国際規格に包含させ、官保有デジタル地図の民間地図事業者への供給を実現し、開発/管理コストの大幅な低減と再利用を可能とした。また自動運転のための道路形状データ記述形式は日本提案であり、自動運転向け地図開発事業を国際競争力の高い産業として創出できる基礎を構築した。さらにSIP-adus(戦略的イノベーション創造プログラム-自動運転)と連携し、地図データに加えて渋滞・事故等の動的な交通環境情報も含めたダイナミックマップの概念提案など、日本主導型国際規格開発に大きく貢献。 |
受賞者 | 柴田 潤 TC204/WG3コンビーナ(所属:一般財団法人日本デジタル道路地図協会) |
表彰 | 産業技術環境局長表彰(産業標準化貢献者) |
受賞業績 | ISO TC22(自動車)の4輪分野で日本が初めて獲得した幹事国SC32の初代委員会マネージャとして、日本主導型の基盤作りや日本のプレゼンス向上に寄与し、自動車機能安全確保に活用されているISO26262(機能安全)発行、またISO/SAE21434(情報セキュリティ)は、SAEとの共同プロジェクトゆえの運営の難しさを克服し、本規格が法規に参照される活用の実現化に貢献した。今後はTC204(ITS)WG14(走行制御)セクレタリとして、TC22(自動車)連携において重要なパイプ役が期待される。 |
受賞者 | 池田 あゆみ 元 TC22/SC32委員会マネージャ、現 TC204/WG14セクレタリ(所属:公益社団法人自動車技術会) |
表彰 | 産業技術環境局長表彰(産業標準化貢献者) |
受賞業績 | 自動車のCO₂排出削減に向けた主要技術であるアイドリングストップシステム(ISS)において、その課題である始動部品の耐久評価の標準化をJASOテクニカルペーパー(TP)制定にて主導した。更に当該TPの国際化を狙い日本発ISOとして新規提案、SC32傘下に再興したWG7のコンビーナ兼プロジェクトリーダとして欧米主要国を巻き込み狙い通りISO規格2件を制定した。 ISS普及への貢献と共に、2014年のTC22再編時に日本が幹事国となったSC32傘下の唯一の日本人コンビーナとしてSC運営にも貢献。 |
受賞者 | 大澤 幸一 TC22/SC32/WG7コンビーナ兼プロジェクトリーダ(所属:株式会社デンソー) |
表彰 | 産業技術環境局長表彰(産業標準化貢献者) |
受賞業績 | 電動二輪車についての国際規格作りに当初より参画し、初めての電動二輪国際ISO規格をプロジェクトリーダとして策定した。それと並行して、自動車技術会二輪部会内に電動二輪分科会を設立した。その後、ISOにおいては、電動二輪車用電池、充電器の規格化を行った。 また、IECにおける電動二輪向け電力供給システム、機器・部品の規格化もすすめ、電動二輪車用充電システム、カプラー・コネクタの規格作りを進めている。2か国4名で始めた活動も今や14か国で15名と活性化している。日本は電動二輪のリーダー国である。 |
受賞者 | 細井 幸治 TC22/SC23プロジェクトリーダ(所属:ヤマハ発動機株式会社) |
表彰 | 産業技術環境局長表彰(国際標準化奨励者) |
受賞業績 | 2016年4月から4年間、ISO/TC 204(高度道路交通システム)/WG 14(走行制御)のセクレタリとして効率的に会議を運営し、13件の国際規格(うち日本提案6件)の発行に貢献した。その後、国内審議団体の委員として日本が提案する自動運転システムなどに関する3件の国際標準原案について、国際会議における交渉や原案執筆などを通じてそれぞれのプロジェクトリーダを支援しており、安全安心な道路交通の実現と日本がリードする国際標準化活動の促進のためにも、今後益々の活躍が期待される。 |
受賞者 | 岡村 研二 元 TC204/WG14セクレタリ、現 走行制御分科会委員(所属:株式会社本田技術研究所) |
【資料】
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