Amplitude、「Amplitude AI Agents」提供開始 AIエージェントでプロダクト分析の新時代を
24時間稼働のAI Agentsが行動分析や実験を通じてプロダクト体験の継続的な改善を支援し、チームの成果向上に貢献

デジタル分析プラットフォームで業界をリードするAmplitude, Inc. (本社所在地:米サンフランシスコ、CEO:スペンサー スケーツ 以下、Amplitude)は、「Amplitude AI Agents (アンプリチュード エーアイ エージェンツ 以下、AI Agents)」の提供を開始しました。AIを搭載した本ソリューションは、ユーザー行動の分析や改善案の提示など、これまで専門知識やリソースを必要としていた業務の自動化を支援し、継続的なプロダクト改善をより身近なものにします。AmplitudeはAI Agentsによる継続的な改善が可能なプロダクト運用を通じて、デジタル体験の構築・展開・最適化の形を進化させます。
多くのプロダクトチーム、マーケティングチーム、データチームは、人員や時間のリソースの制約がある中で、データをどのように分析・活用し、意思決定につなげていくかという課題に直面しています。ダッシュボードの閲覧、クエリの実行、仮説のテスト、継続すべきアイデアの優先順位付けは膨大な作業です。本来価値を生み出すべき業務が、チームのリソースを圧迫し、戦略や施策の実行に十分な時間を割けないケースが少なくありません。
AI Agentsを使用することで、チームはこれまで以上にデータ分析や仮説検証、施策の反復といった一連のプロセスを迅速、且つ効率的に実行できるようになります。企業の戦略立案やクリエイティブな問題の解決に注力している間も、AI Agentsは並行してデータを監視し、パターンと変化を検出し、ユーザーセッションの分析から仮説立案、実験の実行、変更の適用、成果のモニタリングまでを自動で行います。更にコンバージョンやリテンション、エンゲージメント、キャンペーン効果などの重視すべき項目を伝えると、AI Agentsは項目に基づき、作業を開始します。
Amplitude Analytics 代表執行役社長、仁枝かおりは次のように述べています。「Amplitudeでは、AIはAmplitudeの創業当初からDNAに組み込まれており、今回のAmplitude AI Agentsでは、データ活用を“コードを書く”段階から“プロダクト改善を推進する”段階へと進化させてまいります。単なるSQL生成にとどまらず、より本質的な意思決定や戦略的業務を支援することが、私たちの目指す姿です。日本市場では、「データは蓄積されていても、それを分析し、アクションにつなげるリソースが足りない」という声をよく耳にします。Amplitude AI Agentsは、こうした課題に応えるべく、ユーザー行動の分析や実験など、プロダクト改善の中核業務を24時間サポートします。煩雑さを軽減し、より戦略的で継続的な最適化を可能にすることで、Amplitude AI Agentsは、お客様が提供するデジタル体験の質を飛躍的に高めると確信しています。」
他のエンタープライズ向けAIソリューションでは、信頼性への不安の声が上がる一方で、AI Agentsは企業による管理を前提とした設計を組み込んでいるため安心して活用いただけます。また、AI Agentsの自律性レベルは企業が自由に設定でき、段階的な活用を通じて、必要に応じたガードレールや制限を柔軟に加えることが可能です。企業の承認がない限り、AI Agentsがユーザー向けの変更を実行することはなく、あくまで企業の一員として、ビジネス目標の達成を支援します。
Amplitudeは、各ユースケースに特化したAI Agentsを多数公開する予定です。主なテンプレートは以下の通りです。
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Webサイトコンバージョン エージェント:パフォーマンス指標をリアルタイムで監視することで、ビジネスに影響を及ぼす前に問題を特定します。例えばコンバージョン率の低下を検知すると、ユーザーセッションを即座に分析し、顧客満足度の低下や売上減少につながるリスクの理由をピンポイントで特定し、改善策を提案します。
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オンボーディング エージェント:ユーザーがオンボーディング・プロセスでつまずいたり、離脱するタイミングを特定します。ここで得られたインサイトに基づき、特定のステップで苦労しているユーザーセグメントごとにカスタマイズされたアプリ内ガイドを自動作成し、定着率の向上を支援します。
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機能導入 エージェント:異なるグループと最新のプロダクト機能とのエンゲージメントをセグメントごとに細分化・分析することで、価値を見出しているユーザー、離脱しているユーザー、導入率が高くなるユーザー行動を明らかにします。これにより、ユーザーに対して最適な次のアクションを効果的に提案することができます。
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マネタイゼーション エージェント:ユーザーが有料機能へのアップグレードや購入、試用に前向きである兆候を検出し、それに応じたプロダクト内メッセージや特別オファーなど、最適なサポートを提示します。つまり、収益化の機会を逃すことなく、タイミングよくアプローチできます。
Yum! Brandsのソフトウェア・エンジニアリング担当責任者であるヴィナイ・シャルマ氏は、次のように述べています。「AmplitudeのAI Agentsに私が最も期待しているのは、単なるコンバージョンの改善や実験の実行にとどまらず、私たちのチームが戦略的な業務に集中している間にも、数十件のシナリオを同時に処理が可能で当社の目標達成に貢献してくれる事です。従来型のプロダクト開発プロセスは、リソースの制約がボトルネックになっていましたが、Amplitudeはその状況を根本から改善してくれます。AI Agentsのおかげで、ユーザー行動の把握から最適化の機会の特定、施策のインパクト測定まで、すべてのプロセスがこれまで以上に迅速かつ効率的に行えるようになりました。」
AmplitudeのAI Agentsは、当社の包括的なデジタル分析プラットフォームの機能である分析、セッションリプレイ、Webエクスペリメント、ガイドアンドサーベイを活用します。AI Agentsは、企業がAmplitude内に保有するデータを横断的に活用し、これまでAmplitudeが培ってきた数千もの成功手法をパターン化し適用します。
AmplitudeのAI Agentsについての詳細は、当社のブログをご覧ください。
Amplitudeについて
Amplitudeは、デジタル分析プラットフォームです。NTTドコモ、Atlassian、NBCUniversal、Under Armour、Shopifyなど4000社以上のお客様に有償導入いただいています。Amplitudeは、信頼性の高いデータからユーザー行動における明解なインサイトを抽出することで、企業のより迅速で的確な意思決定を支援します。Amplitudeを用いて、自社製品が顧客にどのように利用されているか把握することで、お客様は自社の成長を促進できます。製品、データ、マーケティングなど多くのデジタル領域を支援する最高水準のアナリティクスソリューションのAmplitudeは、G2's Spring 2025 Reportにおける複数のカテゴリーで第1位に選ばれています。詳しくは日本語ウェブサイト https://amplitude.jp/をご覧ください。
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