トルコの2200年の歴史を持つ古代ラオディキア劇場にて1690年ぶりとなる公演を開催
~20年間の発掘調査を経てついにラオディキア遺跡の一般公開を開始~
トルコ共和国の古代ラオディキア劇場ではこのたび、1690年ぶり初の公演となる、イズミル国立交響楽団の特別コンサートを行いました。2200年もの歴史を持つ古代ラオディキア劇場を含むラオディキア古代都市はユネスコの世界遺産暫定リストに登録されており、その発掘と修復研究は、20年という短期間で完了したため、このたび一般公開を開始し、オープニングコンサートを開催しました。
トルコ南西部のデニズリ県にある古代都市ラオディキアの前2世紀に建設された西劇場が公演に使われたのは1690年ぶりで、イズミル国立交響楽団による一般公開のオープニングセレモニーには約1万5千人が出席しました。
この古代劇場は、パムッカレ大学古典考古学講座のジェラル・シムシェッキ(Celal Şimşek)教授の主導と、デニズリ市、南エーゲ開発機構、文化観光省の支援によって20年間に及んで発掘調査が進められてきました。古代都市ラオディキアは、トルコで最大かつ最も重要な考古学的遺跡のひとつとみなされており、2013年にユネスコ世界遺産暫定リストにも登録されています。
ラオディキア:信仰と交易の重要な中心地
ヘレニズム時代に都市となったラオディキアは、ローマ帝国時代から東ローマ帝国時代初期まで続いた紀元1世紀から5世紀にかけてが黄金期で、当時のアナトリア(トルコのアジア部分の半島を指す)の重要なメトロポリスとして機能していました。ラオディキアは、交易が盛んだったこともあり、初期東ローマ時代にはキリスト教の重要な中心地となり、巡礼地にもなっていました。
ラオディキアには、『ヨハネの黙示録』に登場する7つの教会のひとつがあるのに加え、アナトリアで最大の古代スタジアム、2つの劇場(西と北)、4つの浴場施設、多数の教会、そして5つのアゴラ(集会広場)があり、古代の歴史的遺跡がたくさん残っています。また、四方をネクロポリス(巨大埋葬地)に囲まれています。
トルコについて
地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2021年には約3,000万人の訪問者をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。トルコの詳細は公式ウェブサイト(http://www.tourismturkey.jp/)または以下の SNS をご覧ください。
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トルコ観光広報・開発庁(TGA)について
トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、トルコの有形・無形の自然・文化・生物学的遺産、人工の所産をプロモーションすることで、国内外の観光においてのトルコのブランディングを確立させ、トルコ経済における観光投資へのシェアを高め、観光のサービスの質を向上させるために、短期・中期・長期のコミュニケーション・マーケティング活動を行っています。TGAは、現在の観光資源を世界に向けて宣伝・マーケティングを行い、トルコの観光目標を達成し、かつ潜在的な観光資源を発見・開発・活用するために文化観光省の観光戦略・政策に沿ってあらゆる宣伝、マーケティング、コミュニケーション活動を担っています。
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