モノを循環させるサステナブル社会への意識の高まりを感じた2022年 2023年、コーティングは「守る」+「高付加価値」へ

〜ハドラスホールディングス、「コーティングに関する2022年総括と2023年展望」を発表〜

ハドラスホールディングス

 ナノレベルの超薄膜コーティング剤「ハドラス」を提供するハドラスホールディングス株式会社(本社:東京都江東区、代表:山本 英明)は、「コーティングに関する2022年の総括と2023年の展望」を発表いたしましたのでお知らせいたします。

 

  • 抗ウイルス・抗菌に対する意識は持続
 アレルギー対策のため、抗ウイルス・抗菌機能を持ったコーティング剤を目指し、7年の歳月をかけて開発した「Dr.ハドラス」は人々の抗ウイルスに対する意識向上から大きな需要を得ました。開発当初は抗ウイルス・抗菌効果が期待できるコーティング剤に対するニーズがほぼなかったものの、「絶対将来世の中に必要となる」と信じ、開発を続けてきた結果であると受け止めています。そして、今後ウイルスによる感染症流行がゼロになることはなく、今後も人々の抗ウイルス・抗菌に対する意識は引き続き持続すると考えております。
 
  • リユース市場拡大でSDGsの意識が消費者にも浸透
 コロナ禍、そしてウクライナ情勢や円安などの影響による物価高騰・新品不足等で日本のリユース市場は拡大しています。リサイクル通信が独自にリユース市場規模の推計を行ったところ、2021年の市場規模は前年比11.7%増の2.7兆円で、調査対象とした2009年以降12年連続での拡大です。拡大トレンドは継続する見込みで、2025年には3兆5000億円規模になると予測されています。リユースは、不用品を売却したり、中古品を購入したりすることで、持ち物の換金や割安な商品購入という経済合理性に加え、再利用という環境への貢献意識を醸成します。

 
 国連の研究組織「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が2022年6月に発表した国別のSDGs目標の達成度に関する順位で、日本は昨年の18位から19位へとランクダウンしました。17個の目標のなかで日本の主な課題とされているうちのひとつが、目標12の「つくる責任 つかう責任」です。

17の目標ごとに評価された日本のSDGs達成状況。アイコンの背景色は、緑が「達成済み」、黄色が「課題が残る」、オレンジが「重要な課題がある」、赤が「深刻な課題がある」(出典:「Sustainable Development Report 2022」p25217の目標ごとに評価された日本のSDGs達成状況。アイコンの背景色は、緑が「達成済み」、黄色が「課題が残る」、オレンジが「重要な課題がある」、赤が「深刻な課題がある」(出典:「Sustainable Development Report 2022」p252

 
 当社は、環境負荷低減に貢献する商品・サービスの開発・提供を目指しております。ハドラスの開発は、コーティングで、防汚、防傷、防錆、防食といった機能を対象の素材に付加することで、メンテナンスサイクルの長期化を目指しています。


 しかし、目標12の「つくる責任 つかう責任」は企業だけの思いでは達成できません。使用する側の「長く使いたい」という意識が醸成されて初めて達成できるものです。物が飽和し、より安い商品をネットで探せるようになり、「壊れたら買い換えればいい」というものであった消費者の意識は、ウクライナ情勢や円安などの影響による物価高騰で変化していると感じます。「サステナブル」や「エシカル」は、どちらかと言えば環境への意識が高い人を中心として広まっていた意識ですが、リユース市場の拡大とともに「今あるものを長く大切に使おう」という気運の高まりを全体的に感じます。
 
  • 「守る」の先にあるもの。コーティングには攻めの効果も
 コーティング剤の主目的は物質の保護ですが、弊社のコーティング剤は副次的効果もあります。例えばゴルフクラブへのコーティングで特許を取得しているハドラスを塗布すると、傷や汚れから守るだけでなく、空気抵抗が減りヘッドスピードがあがる効果が期待できます。私たちは、コーティングによるスポーツ界への貢献も目指しており、この空気抵抗低減効果をバイクレースでも実証実験しています。また、2022年8月はガソリン代高騰にともない需要が高まっている自転車専用のコーティング剤も発売開始しました。「HardoLass for Bicycle」は、防傷のRED、防汚のBLUEと2層のコーティング剤で構成されており、高耐久で自転車を傷や汚れから守るだけでなく、使用者のメンテナンスを楽にすることからも人気があります。

 さらに、グリーンエネルギー事業者と協定を締結し、再生可能エネルギーへの寄与を行っています。私たちは持続可能な社会の実現を目指しております。
 
  • 価値や効果、安心感が高まるコーティングへ
 消費者レベルでのSDGsへの意識の高まりからも、物価高騰の影響からも、「物を長く使いたい」というニーズは2023年も引き続き高まるでしょう。さらに今後は、守るためだけでなく、コーティングによって物の価値や効果、さらには使う人の安心感が高まるような機能が求められると考えています。
 
  • ハドラスホールディングス株式会社について
 弊社は「常識を塗り替える」をスローガンに、ナノマテリアルコートを研究開発、世に送り出し、絶えずイノベーションを起こし続けています。ナノマテリアルコート ハドラスシリーズは、産学官連携で研究開発を推進し、10年以上の歳月を費やし完成しました。今後も研究開発を続け、社会やお客様に貢献していきます。

東京オフィス:〒104-6017 東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエア オフィスタワーX棟 17階
本社・研究所:〒135-0064 東京都江東区青海2-4-10 東京都立産業技術研究センター 製品支援ラボ304
代表者   :代表取締役 山本 英明
設立    :2000年2月29日
URL    :https://www.hardolass.com/
事業内容  :ナノマテリアルコートの研究開発及び製造、販売

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会社概要

URL
https://www.hardolass.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区晴海1丁目8番10号 晴海トリトンスクエア オフィスタワーX17階
電話番号
03-6910-1212
代表者名
山本 英明
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2000年02月