介護保険外サービス、理解は15%でも未経験層4割が利用意向──成長余地の大きな市場に
900人調査にみる、介護保険と介護保険外サービスの認知度・利用実態

このたび、イチロウ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水野友喜)は、第三者調査機関を通じて、「介護保険外サービス」に関する認知度・利用実態調査を実施しました。本調査は、イチロウがサービスを展開する東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫の8つのエリアに在住する、要介護者本人または要介護者の家族900人を対象に、イチロウのサービス利用有無にかかわらず実施したものです。その結果、「介護保険外サービス」の内容を「よく理解している」と回答した人は15%にとどまる一方で、利用未経験者の約4割が「条件が合えば利用したい」と回答しており、認知とニーズの間に大きなギャップが存在していることが明らかになりました。また、介護保険外サービスの利用経験者は約3割にのぼり、「内容は十分に理解されていないが、必要に迫られて実際に使われている」という実態も浮かび上がっています。さらに、介護保険サービスについては85%が「利用経験あり」と回答しており、介護保険外サービスの「内容理解が15%にとどまる」という結果と比較すると、両者の間には大きな認知・理解・利用構造の差があることも確認されました。
■ 調査概要
調査方法:イチロウ株式会社が第三者調査機関(株式会社クロス・マーケティング)に委託して実施したWEB調査
調査人数:900人
調査対象:30代〜90代の要介護者本人、または要介護者の家族
回答者年齢平均:60歳
調査エリア:東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫
調査時期:2026年1月20日(火)〜2026年1月21日(水)
■ 調査結果
1.介護保険サービスと介護保険外サービスの認知・理解・利用構造には大きな差
介護保険サービスについては、「現在利用している」(80.2%)、「以前は利用していた」(4.8%)を合わせ、約85%が利用経験ありと、多くの人に浸透していることが分かりました。

一方、介護保険外サービスについては、約半数(50.9%)が「名前は知っている/聞いたことはあるが、内容はよく知らない」、さらに34.6%が「知らない」と回答しており、介護保険サービスと比べて理解が十分に進んでいない実態が明らかになりました。

しかしながら、約3割は「介護保険外サービス」を実際に利用経験があることから、「必要に迫られて利用するものの、サービス全体の仕組みや選択肢までは理解できていない層」が多いことがうかがえます。

2.家族介護の限界を「即時性・柔軟性」で補う選択肢としての介護保険外サービス
「介護保険外サービス」を利用しようと思った理由として最も多かったのは、「家族だけでの介護に限界を感じたから」で、家族介護の負担感が大きな動機となっていることが明らかになりました。次いで、「必要なときにすぐ利用でき、急な対応が可能だと思ったから」「介護保険サービスの時間・回数・内容では足りなかったから」「短時間・スポットなど、柔軟に利用できるから」といった回答が上位に挙げられており、即時性・柔軟性・補完性が、介護保険外サービスの利用理由として強く支持されていることがうかがえます。

3.認知は低いが、介護保険外サービスへのニーズは顕在化
介護保険外サービスの今後の利用意向については、「ぜひ利用したい」「条件が合えば利用したい」と回答した人が約4割を占めました。認知度は十分とは言えない一方で、状況や条件が整えば利用を検討したいと考える層が一定数存在しており、潜在的なニーズがすでに顕在化していることがうかがえます。

一方で、「介護保険外サービスを利用するにあたって不安に感じる点」としては、「費用が高そう」、「サービスの質が分からない」、「どこに頼めばよいか分からない」といった回答が上位に挙げられました。この結果から、介護保険外サービスに対するニーズ自体は存在しているものの、費用・品質・依頼先といった情報の不透明さが、利用の心理的ハードルとなっている構造が明らかになりました。「使いたいと思う人はいるが、安心して選べる情報環境が整っていない」という情報構造上の課題が、利用拡大を阻んでいると考えられます。

4.介護の負担は「制度の問題」ではなく「生活の問題」として表出
介護の課題は単なる制度上の制約ではなく、精神面・身体面・生活運用面にまたがる複合的な負担として家族や本人にのしかかっている実態が浮かび上がりました。特に、急な体調変化や予定変更への対応の難しさは、「時間」「柔軟性」「即時性」といった課題と強く結びついており、介護保険制度だけではカバーしきれない生活上のギャップが存在していることを示唆しています。

■ 調査まとめ
本調査から、介護保険サービスは広く認知されている一方で、制度上の制約により「時間」「緊急性」「柔軟性」といった点で課題を感じている人が少なくないことが明らかになりました。また、介護保険外サービスについては認知度・理解度こそ十分とは言えないものの、条件次第で利用を検討したいと考える層が4割以上存在しており、介護保険を補完する選択肢としてのニーズは確実に高まりつつあるといえます。本調査結果は、介護における課題が制度設計の問題にとどまらず、生活構造そのものの課題として表出していることを示唆しており、「必要なときに頼れる介護」を選択できる環境整備の重要性が、今後さらに高まっていくことが示されています。
■ 代表•水野友喜のコメント

今回の調査結果を見て強く感じたのは、介護保険制度だけでは支えきれない生活の現実が確実に存在しているということです。介護は、予定通りに進むものではありません。急な体調変化や家族の事情、仕事との両立など、現実の生活は常に不確実性の中にあります。その中で、人々は「よく知らないままでも必要だから使う」という選択をしている。これは非常に切実な現実だと思います。イチロウは、制度と制度外の間にあるこのギャップを埋める存在として、「困ったときに、迷わず頼れる選択肢」が社会に当たり前に存在する状態をつくりたいと考えています。介護が「特別な出来事」ではなく、「日常の延長線上の支援」として選択できる社会を目指し、これからもサービスづくりと環境整備に取り組んでまいります。
■ イチロウのサービスについて

オーダーメイドの介護サービス「イチロウ」は、公的介護保険では支援が受けられない在宅介護ニーズに対し、介護士を手配するサービスのプラットフォームです。現在の介護保険制度では、サービス内容や利用時間に制限があるため、要介護者や家族の多様なニーズに対応しきれていない現状があります。イチロウでは、24時間365日、ニーズに応じた柔軟なサポートを提供しており、1回2時間からのスポット利用が可能で、最短当日から利用できる仕組みを整えています。
■会社概要
・設立年月:2017年4月
・所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-4 ネクストサイト渋谷ビル5階
・代表者:水野 友喜
・事業内容:介護士シェアリング事業、居宅介護支援事業、介護施設紹介事業
・公式サイト:https://corp.ichirou.co.jp/
・お問い合わせ先:pr@ichirou.co.jp
すべての画像
