沖縄県・金武町役場、ケルヒャ― ジャパンで温水除草実証実験を開始 ~温水高圧洗浄機で「ツルヒヨドリ」防除手法~
清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャー ジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市港北区大豆戸町639-3、代表取締役社長:マーク・ヴァン・インゲルゲム)と金武町役場 農林産課(以下「金武町役場」)は2021年10月28日 (木)、金武町・親水広場にて、ケルヒャーエンジン式温水高圧洗浄機『HDS 1000 Be』を使用し特定外来種に指定されている「ツルヒヨドリ」防除の新手法の検討ならびに多くの町民が利用する公園等における利活用化を目的とする実証実験を開始しました。
本実証実験では、金武町役場との協働で美ら島(沖縄県)を脅かす特定外来種ツルヒヨドリの防除に資する新たな手法を検討するため、人にも環境にも優しい新防除手法の確立を目指します。今回の実証実験では環境省および沖縄の公立大学 名桜大学から助言を頂き、ツルヒヨドリに対する除草効果を検証します。
【特定外来生物「ツルヒヨドリ」について】
ツルヒヨドリは、南北アメリカの熱帯地域を原産地とするつる性の植物です。英語では「Mile-a-minute weed」(1分で1マイル広がる雑草)の異名を持ち、つるがからみつきながら猛烈な勢いで広がっていきます。世界の侵略的外来種ワースト100にあげられており、在来生態系だけでなく、農作物等への被害も報告されていることから、発見したらすぐ防除することが必要です。現在、金武町では花をつける前の11月までに防除を行っております。根茎を残すと容易に再生してしまうため、年に数回、可能な限り丁寧な抜き取り作業を行う必要があります。また植物そのものはもちろん、ツルヒヨドリの根や種子を他の場所に移さないように最善の注意を払いながら行います。
地中に染み込みやすい温水を定期的に散布した結果、翌日には雑草が黄色や茶色に変色し始めました。
雑草は繁殖力が強いため、定期的な除草が欠かせません。これまでは草刈り機や農薬・除草剤による除草が主流でしたが、人手による作業はコストがかさみ、また環境意識への高まりから除草剤の散布も難しくなってきました。こうした中、ケルヒャーは長年培ったノウハウをもとに、「温水除草システム」という仕組みを開発しました。
今回の実証実験ではケルヒャ―のエンジン式高圧洗浄機『HDS 1000 Be』とさまざまな除草範囲や用途に対応できる除草用アクセサリーを使用し、ツルヒヨドリの根のタンパク質構造を変異させ、育成障害を発生させる事で除草を行います。
金武町役場とケルヒャ― ジャパンは今後も、実証実施を継続し、環境負荷と労働力に配慮した防除の実現を目指していきます。
本実証実験では、金武町役場との協働で美ら島(沖縄県)を脅かす特定外来種ツルヒヨドリの防除に資する新たな手法を検討するため、人にも環境にも優しい新防除手法の確立を目指します。今回の実証実験では環境省および沖縄の公立大学 名桜大学から助言を頂き、ツルヒヨドリに対する除草効果を検証します。
【特定外来生物「ツルヒヨドリ」について】
ツルヒヨドリは、南北アメリカの熱帯地域を原産地とするつる性の植物です。英語では「Mile-a-minute weed」(1分で1マイル広がる雑草)の異名を持ち、つるがからみつきながら猛烈な勢いで広がっていきます。世界の侵略的外来種ワースト100にあげられており、在来生態系だけでなく、農作物等への被害も報告されていることから、発見したらすぐ防除することが必要です。現在、金武町では花をつける前の11月までに防除を行っております。根茎を残すと容易に再生してしまうため、年に数回、可能な限り丁寧な抜き取り作業を行う必要があります。また植物そのものはもちろん、ツルヒヨドリの根や種子を他の場所に移さないように最善の注意を払いながら行います。
【温水除草実証実験、散布翌日のツルヒヨドリ】
地中に染み込みやすい温水を定期的に散布した結果、翌日には雑草が黄色や茶色に変色し始めました。
【除草方法に新たな選択肢 ケルヒャーの温水除草システムについて】
雑草は繁殖力が強いため、定期的な除草が欠かせません。これまでは草刈り機や農薬・除草剤による除草が主流でしたが、人手による作業はコストがかさみ、また環境意識への高まりから除草剤の散布も難しくなってきました。こうした中、ケルヒャーは長年培ったノウハウをもとに、「温水除草システム」という仕組みを開発しました。
ケルヒャーの温水除草システムは、温水高圧洗浄機に除草用専用ノズルを組み合わせることで、ノズルの先端から100℃に近い高温水を吐出します。高温温水には雑草に含まれるタンパク質の構造を変える力があるため、雑草の根元まで高温水が到達することで、雑草を根絶やしにすることができます。これにより一定期間雑草が生えにくくなるので除草作業の回数を減らすことができ、作業者の負担軽減に貢献します。また農薬や除草剤を使用しないので、環境負荷の少ない除草作業が可能になります。
今回の実証実験ではケルヒャ―のエンジン式高圧洗浄機『HDS 1000 Be』とさまざまな除草範囲や用途に対応できる除草用アクセサリーを使用し、ツルヒヨドリの根のタンパク質構造を変異させ、育成障害を発生させる事で除草を行います。
金武町役場とケルヒャ― ジャパンは今後も、実証実施を継続し、環境負荷と労働力に配慮した防除の実現を目指していきます。
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