「採用だけではなく育成を」──日本CTO協会が提示する、エンジニア不足時代の解決策。スタートアップ・中小企業の声に応える企業横断「新卒エンジニア合同研修」が2年目に突入
-2024年度参加者エンジニアの声も公開-

一般社団法人 日本CTO協会(本社:東京都渋谷区/代表理事:松岡剛志、以下:日本CTO協会)は、日本CTO協会の会員企業の新卒エンジニアを対象として、業界全体・企業横断で育てる試みである「新卒エンジニア合同研修」を2024年度に続いて、2025年度も開催いたします。研修初回は2025年5月14日より開始し、全6回、合わせて7つの企業に研修を提供いただきます。
『新卒エンジニア向けの合同研修』の実施背景
日本CTO協会は「テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに」というミッションを掲げ、不確実性の大きい現代社会の中で、企業経営における最先端の技術浸透、世界最高水準の技術者育成を図ることにより、日本経済の発展に資することを目的としています。またエンジニアの採用・育成はどの業界・企業においても、経営における重要な役割を担う時代になりました。
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企業が経営・事業を大きくする、新たなチャレンジをする上で、日本国内ではエンジニアが常に足りない状況にある
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スタートアップや中小企業が新卒エンジニアを採用するには、採用コストだけではなく育成のコストも大きくかかる
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所属企業という組織を越えて、新卒エンジニアが横断的な視野・実践機会を得る場が不足している
という3点の大きな問題からエンジニアの採用が重要であると考えつつも、特に新卒における採用活動自体を見送っている企業が多い現状があります。
今後継続的に課題となり続けるエンジニア不足を解決するためにも、採用だけではなく「育成」にも注力する必要があると考えています。
ゆくゆくは社内メンバーとして自走ができるリーダー、そしてCTOの職務を務められるような人を増やしたいという狙いから2024年度より『新卒エンジニア向けの合同研修』を開始しています。
2025年度の研修内容
2025年度の研修内容は、日本CTO協会の法人会員企業より研修内容をご提供をいただき、開催いたします。
第1回:Google Cloud のスペシャリストと学ぶ! BigQuery & Gemini(講師:グーグル・クラウド・ジャパン合同会社)
第2回:CTOから新卒に向けた講話(講師:日本CTO協会 / 株式会社LayerX)
生成AI時代のソフトウェアエンジニアとしての働き方の期待値(株式会社Progate)
第3回:AWS 初学者向け合同研修 / AWS JumpStart (講師:アマゾンウェブサービスジャパン合同会社)
第4回:サーバー解体研修(講師:GMOペパボ株式会社)
第5回:日本CTO協会ISUCON新卒研修*1 + 解説(株式会社PR TIMES)
第6回:生成AIに関する講義(講師: 日本マイクロソフト株式会社)
*1 「ISUCON」は、LINEヤフー株式会社の商標または登録商標です。
会員企業ではない企業様で参加をご希望の場合は、日本CTO協会の公式サイトよりお問い合わせください。
2024年度参加者の声のご紹介
<Aさん>
株式会社アンチパターン / ソリューションアーキテクト
大学生のインターンシップから株式会社アンチパターンでエンジニアとして働いており、そのまま新卒エンジニアとして入社しました。入社当初から即戦力として業務に携わっており、社内のエンジニア研修がほぼ無いに等しい自分にとって、協会の新卒合同エンジニア研修が唯一の研修機会でした。
特に印象に残っているのは、日本CTO協会ISUCON新卒研修*1とサーバー解体体験です。普段の業務では触れることのない技術領域に実際に触れられたことで、知識の引き出しが大きく広がりました。また、研修を通じて出会った他社同期エンジニアとチャットツールDiscordで今でも繋がっており、定期的な輪読会やISUCON14への出場の経験など、自発的な学びの場も生まれています。
他社の仲間と共に競い合い、高め合う経験が、今も仕事への刺激と支えになっています。こうした横のつながりは、社内だけでは得られない貴重な財産です。


<Bさん>
株式会社グルコース / 開発部エンジニア
現在の業務ではフロント・バックエンド開発の両方に関わりつつ、新卒・内定者メンターとしても活動しています。新卒合同エンジニア研修で印象的だったのは「自己開示の大切さ」を学んだフォロワーシップの講義です。自分の感じている仕事への楽しさや課題を言語化できるようになり、マネージャーにより分かりやすく伝えることで、より良いチームコミュニケーションが築けるようになりました。また、「AIに関する知見」や「テナント設計」などの技術面の学びも実際の業務に活きています。同世代のエンジニアと出会い、Xを通じて情報を交換したり、招待制の技術イベントに参加したりと、継続的な学びと成長につながる機会が広がりました。研修を通じて、技術者としてのスタートラインを安心して踏み出せたことが何よりの成果です。

<Cさん>
GMOペパボ株式会社 / 事業開発部エンジニア Alive Projectチームに所属
大学時代はハードウェア寄りの研究をしていたため、新卒ソフトウェアエンジニアとして働くにあたっては実務のところで不安がありました。しかし、新卒合同エンジニア研修ではGit基礎を丁寧に教えていただいたことで、業務で必要なスキルを体系的に習得することができました。
中でも印象的だったのが、日本CTO協会ISUCON新卒研修*1です。各社の新卒とチームを組み、競い合う中で「自分ももっと頑張らなければ」と強く刺激を受けました。また、普段なかなか訪れる機会のない企業のオフィスに足を運び、働く環境を体験できたのも大きな学びでした。現在東京から離れた地方での勤務を行っていますが、今もXを通じて他社のエンジニア同期とゆるやかにつながっており、技術トピックや勉強会情報のキャッチアップを行っています。学びと刺激に満ちた経験が、いまの成長につながっています。


【一般社団法人日本CTO協会について】
「テクノロジーによる自己変革を、日本のあたりまえに」

日本CTO協会は、日本を世界最高水準の技術力国家にすることを目標として、2019年9月に設立されました。主な活動は「DX企業の基準作成」「コミュニティ運営」「調査・レポート」」です。絶えず変化する時代に、自己変革を成し遂げ、継続的な進化を体現し続けるCTO達と、その先へと共に向かう人々の知見や経験を社会に還元し、日本の変革を大きく前進させます。そして、デジタルを核としたテクノロジーを活かし、自己変革による価値創造とその継続的な提供を、日本社会のあたりまえにしていきます。

団体名:一般社団法人日本CTO協会
https://cto-a.org/
代表理事:松岡剛志
設立:2019年9月2日
本社:東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
▼本件に関する お問い合わせ先はこちら
一般社団法人日本CTO協会
pr@cto-a.org
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