【現役警備員に聞いた熱中症対策実態調査 第一弾】20代警備員の3人に2人が「熱中症経験」本当に効いた現場の暑さ対策とは
警備員の9割が“猛暑への備え”を意識!専門家と読み解く現場支援のヒント
「プロキャス警備」などシステム開発事業を行う株式会社PROCAN(本社:東京都中央区、代表取締役:若村和明)は、20代以上の現役警備員131人を対象に、意識調査をインターネットリサーチにて実施いたしました。今回の調査では、9割以上の警備員が自ら工夫をして暑さに備えている一方で、20代では3人に2人が「熱中症経験あり」と回答したことから、若手を中心にまだまだ現場には見えないリスクが潜んでいることがわかりました。
【プロキャス警備】https://pro-cas.jp/keibi/
調査背景
2025年6月1日、事業者に対して職場での熱中症対策が義務化されました。また、屋外作業や長時間勤務を伴う警備員の仕事では、猛暑による体調不良や安全リスクがかねてより課題とされてきました。
今年も厳しい暑さが予想されるなか、全国の現役警備員131人を対象に「熱中症対策の実態」や「役立った対策」などについて調査を実施。現場視点でのリアルな声から、官民連携で熱中症予防の声かけを推進している「熱中症予防 声かけプロジェクト」専門家とともに、警備業界に求められる支援や改善の方向性を探ります。

【熱中症予防 声かけプロジェクト】https://www.hitosuzumi.jp/
<調査結果サマリー>
1. 暑さ対策への意識は高水準「意識している」約9割
2. 「暑さで不調」経験は7割超、20代の3人に2人が「熱中症になった」と回答
3. 実際に役立った暑さ対策「こまめな水分補給」がトップ
※本調査は全2回構成で実施しています。
第二弾では、ファン付き作業着や冷感グッズの支給実態や、支援ニーズの“世代別の違い”に迫ります。現場の声から見えてくる“本当に求められている支援のかたち”にご注目ください。
調査概要
【調査方法】 インターネット調査 【調査地域】 全国
【調査対象】 47都道府県在住の警備業就業経験者20代以上の男女
【サンプル数】 131人 【調査期間】 2025年6月25日(水)~6月26日(木)
◆引用・転載時のクレジット表記のお願い
本内容の転載にあたりましては、「プロキャス警備調べ」とクレジットを付記のうえご使用くださいますよう、お願い申し上げます。
調査結果概要
1. 暑さ対策への意識は高水準「意識している」約9割

今年も猛暑が予想される中、現役警備員に熱中症・暑さ対策をどの程度意識しているかたずねました。
暑さ対策について「非常に意識している」と回答した人は45.0%、「まあまあ意識している」が42.7%と、合わせて87.7%の人が意識していることが分かりました。
この結果から警備員一人ひとりが、暑さ対策の重要性を実感し、自ら工夫や準備を行っている意識の高さが見えてきました。
2. 「暑さで不調」経験は7割超、20代の3人に2人が「熱中症になった」と回答

続いて、現場で熱中症になったことがあるかたずねたところ「熱中症になった」は45.0%、「なりかけた」は30.5%と、全体の75.5%が暑さで体調不良となった経験を持っていることが明らかになりました。年代別で見ると、一番多かったのは20代で66.7%が「熱中症になった」と回答。30代、40代でも半数以上の高い発症傾向が見られました。
これは、現場経験の浅さに加え、自身の体力に対する過信や周囲に無理を言い出しづらい雰囲気など、複数の要因が重なっていることが影響しているのかもしれません。年代別の傾向は、警備業界における熱中症リスク対策の重要性を再認識させる結果となりました。
3. 実際に役立った暑さ対策「こまめな水分補給」がトップ

これまでの経験から、現場で役立った暑さ対策はあるかをたずねると「こまめな水分補給(43.5%)」が最も多く、次いで「塩分やミネラルの補給(36.3%)」、「通気性の良いインナーの着用(33.1%)」という結果となりました。ファン付き作業着や冷却グッズの普及が進む中、“実感値”が高いのはシンプルで確実な対策ともいえる水分補給や塩分補給ということが明らかになりました。こうした基本的なケアの徹底こそが、夏場の警備を乗り切る第一歩なのかもしれません。
専門家のコメント

若年層もリスク大。対策は“仕組みと気づき”の両輪で
熱中症予防声かけプロジェクト発起人兼事務局長
熱中症対策アドバイザー 山下太郎 様
暑さが厳しい季節、とくに炎天下での交通誘導や施設警備では、高温多湿・直射日光下での長時間勤務が避けられず、体調管理がより重要になります。
本調査でも、9割以上の警備員が暑さ対策を意識して取り組んでいることがわかりましたが、一方で、20代では約7割が「熱中症になった経験がある」と回答しており、“意識していても防げない”のが熱中症の怖さだと感じます。
暑さに対する知識や対策だけでなく、プロキャス警備のアプリのようなチャット機能を使用するなど工夫しながら声かけ・定期連絡や体調報告を仕組み化し、無理をしないための習慣を現場全体で共有することが、事故を防ぐうえでも非常に大切です。
熱中症対策が“義務”となったいま、求められるのは「個人の工夫」ではなく「仕組みとしての現場支援」です。暑さと向き合うこの夏、警備業界の現場支援がどこまで進化できるかが問われています。
プロキャスは官民連携で熱中症予防の声かけを推進している「熱中症予防 声かけプロジェクト」に参加し、こうした様々な発信を通じて熱中症予防を呼びかけてまいります。
なお、今回の調査は2回構成としており、第二弾では現場で求められる「装備面での支援」や「支給の実感」に焦点を当てます。冷感グッズのニーズやファン付き作業着の導入状況、経験年数による支援希望の違いなど、より具体的な現場の声から“支援のかたち”をひも解く予定です。(近日公開予定)
「プロキャス警備」について

プロキャス警備は、ユーザー数を7万人突破し、継続率96.4%を誇る、労務管理システム「プロキャス」の警備業界特化型システムです。
プロキャスは、業界最大級のIT製品比較サイト「ITトレンド」が発表した「ITトレンド上半期ランキング2025」において、労務管理カテゴリで上位ランクインし、短期人材派遣特化の労務管理ツールとしては1位を獲得しました。
<プロキャス警備でできること>
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隊員配置機能
管制担当が作成した案件に対して隊員を配置し、一斉に配信することができます。
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上番・下番報告(勤怠)機能
隊員は当日あらかじめ設定した起床・出発時間に自動で通知が届き、上番・下番をボタン1つで行うことができます。
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シフト管理機能
アプリのカレンダーから希望シフトの提出が簡単に可能。また、カレンダーから勤務決定案件のスケジュール確認もできます。
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給与計算機能
月ごとや日ごとなど、様々な働き方の隊員の給与支払いに対応。他にも、給与明細のダウンロードや有給休暇の管理、年末調整の算出が可能です。
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請求書発行機能
隊員の稼働状況に合わせた請求書を発行できます。明細も出るため、クライアントへの説明も透明化できます。
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地図アプリと連動
地図アプリと連携することで、隊員自身で現場の地図を確認でき、GPSで位置情報を確認することもできます。
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チャット機能
管制画面上ですべての隊員と1:1でリアルタイムでのコミュニケーションが可能です。配置した現場ごとの隊員など、条件に絞ったメッセージ通知もできます。
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警備報告書の提出機能
現場終了後、警備報告書の写真を撮り管理側に即時提出をさせることができます。
PROCANについて
『「使いやすい」を当たり前に。』をミッションに掲げ、“世の中の誰もが使いやすい”革新的なシステムを提供しています。
【会社概要】
会社名 :株式会社PROCAN
設立 :2020 年 3 月 16 日
代表者 :代表取締役 若村 和明
資本金 :5億4216万円(資本準備金含む)
所在地 :東京都中央区築地3丁目11番6号 築地スクエアビル8階
URL :https://corp.procan.co.jp
事業内容 :システム開発事業、プロカン販売事業、プロキャス販売事業
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