『第14回 健康寿命をのばそう!アワード』 開催報告
<介護予防・高齢者生活支援分野><生活習慣病予防分野>」最終審査・表彰式を実施健康寿命延伸に向けた優れた取り組みを顕彰
厚生労働省及びスポーツ庁は、令和7年11月26日(水)、日経ホール(東京都千代田区)にて、「第14回 健康寿命をのばそう!アワード」(介護予防・高齢者生活支援分野/生活習慣病予防分野)の最終審査・表彰式を開催いたしました。本アワードは、生活習慣病の予防や介護予防など、国民の健康寿命延伸に資する優れた取組を行う企業・団体・自治体を顕彰するものです。全国から寄せられた応募の中から、各分野における最優秀賞・優秀賞・優良賞などが決定されました。


表彰式では、厚生労働省 健康・生活衛生局長 大坪 寛子 氏およびスポーツ庁スポーツ総括官 大杉住子氏より各賞の授与が行われ、受賞団体の代表者へ表彰状が手渡されました。
■ 第一部:介護予防・高齢者生活支援分野
地域包括ケアの推進に資する活動が多数応募され、審査の結果、厚生労働大臣 最優秀賞には川越市地域包括支援センター中央ひがしの『地域のお散歩地図・ポイ活「ここえどマップとここえどカード」』の取組が受賞されました。
■ 第二部:生活習慣病予防分野
生活習慣病の予防や健康増進に向けた企業・自治体・団体による取組を対象に、書類選考および最終プレゼンテーションを経て各賞が決定されました。
厚生労働大臣 最優秀賞は、西会津町の『さすけねぇ輪で変える!高齢化率50%の町 健康共創プロジェクト』が受賞されました。厚生労働大臣 優秀賞には、企業部門から大分県信用組合、団体部門から医療法人社団 健裕会 中谷病院、自治体部門から雲南市が選ばれました。また、特にスポーツ・運動を通じて優れた取組を行うスポーツ庁長官 優秀賞には、企業部門でグローバルシステムズ株式会社、団体部門で公益財団法人日本ゴルフ協会、自治体部門で山形県上山市が受賞されました。
■主催者挨拶

主催挨拶として、健康・生活衛生局長 大坪 寛子氏が登壇され、「最優秀賞の西会津町をはじめ受賞者へ祝意を述べました。健康寿命の延伸が進む一方、生活習慣病が増加している現状に触れ、予防・健康づくりの推進が重要であると強調しました。さらに、行政だけでなく地域や民間との連携が不可欠とし、スマート・ライフ・プロジェクトの拡大に期待を表しました。」また「受賞を契機に健康づくりの取り組みが一層広がることを願い、厚生労働省として引き続き全国的な健康増進に取り組んでいきます。」と語られました。
■ 特別トークショー

本年度は生活習慣病予防分野の最終審査の間、「睡眠」をテーマにした特別トークショーを開催いたしました。ステージには、タレントのハリー杉山氏、日本睡眠学会指導医、日本睡眠学会総合専門医、日本スポーツ協会認定スポーツ医の白濱龍太郎氏、そして睡眠応援大使のナイトキャップをかぶったピカチュウ・カビゴンが登壇。睡眠と健康の関係、睡眠時無呼吸症候群のリスク、日本の睡眠時間の課題を解説。ハリー杉山氏は自身の体験から睡眠の重要性を語り、観客へ“睡眠を生活の優先事項に”と呼びかけました。
■講評

最後に、東北大学大学院 医学系研究科名誉教授・客員教授 辻󠄀一郎評価委員長より受賞者への講評をいただきました。「皆様の取り組みは、今回応募された103件の頂点に立つにふさわしい、画期的で魅力的な取り組みばかりでした。特に最優秀賞をはじめ各賞受賞者の先進性を称え、成果を地域・職域へ広げ、全国、さらには世界へ発信してほしいと述べました。また、こうした取り組みが全国へ波及し、健康寿命延伸と健康格差縮小につながることへの期待を示します。」と述べられました。
<第14回 健康寿命をのばそう!アワード 表彰式」概要>
■日時:11月26日(水)第一部:11:30~12:30 (介護予防・高齢者生活支援分野)
第二部:14:30~17:00 (生活習慣病予防分野)
■会場:日経ホール(千代田区大手町1丁目3-7 日経ビル 3階・4階)
■主催:厚生労働省 / スポーツ庁
■登壇者:
第一部「介護予防・高齢者生活支援分野」
~評価委員~
田中 滋 氏 公立大学法人埼玉県立大学 理事長
~表彰者~
林 俊宏 氏 厚生労働省 老健担当審議官
第二部「生活習慣病予防分野」
~評価委員~
辻 一郎 氏 東北大学大学院 医学系研究科 名誉教授・客員教授
杉山 雄大 氏 国立健康危機管理研究機構 国立国際医療研究所
糖尿病情報センター 医療政策研究室
国際医療協力局 グローバルヘルス政策研究センター(iGHP)
津下 一代 氏 女子栄養大学 教授
中村 正和 氏 公益社団法人地域医療振興協会
地域医療研究所へき地医療研究センター アドバイザー
樋口 毅 氏 公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会 理事
株式会社ルネサンス 執行役員 健康価値共創部長
丹藤 昌治 氏 厚生労働省 健康・生活衛生局 健康課長
中村 宇一 氏 スポーツ庁 健康スポーツ課 課長
渡邊 周介 氏 厚生労働省 老健局 老人保健課 介護保険データ分析室長
~表彰者~
大坪 寛子 氏 厚生労働省 健康・生活衛生局長
大杉 住子 氏 スポーツ庁 スポーツ総括官
~トークセッション ゲスト~
白濱 龍太郎 氏 日本睡眠学会指導医、日本睡眠学会総合専門医、
日本スポーツ協会認定スポーツ医
ハリー杉山 氏 タレント
ナイトキャップをかぶったピカチュウ・カビゴン 「睡眠応援大使」
■お知らせ:表彰式の様子は、YouTubeにてアーカイブ配信を行います。
「健康寿命をのばそう!Smart Life Project スマート・ライフ・プロジェクト」
YouTubeアカウントよりご視聴ください。
ご視聴はこちら: https://youtube.com/live/FhkH17qc32U
<参考>
「健康寿命をのばそう!アワード」とは
「スマート・ライフ・プロジェクト」が掲げる6つのテーマ(適度な運動・適切な食生活、禁煙、健診・検診の受診、良質な睡眠、女性の健康)について、生活習慣病予防の啓発や健康増進のための優れた取組を行っている企業・団体・自治体を表彰いたします。
「スマート・ライフ・プロジェクト」とは
「健康寿命をのばそう!」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした国民運動。プロジェクトに参画する企業・団体・自治体と協力・連携しながら、運動、食生活、禁煙、健診・検診の受診、睡眠、女性の健康について、具体的なアクションの呼びかけを行い、更なる健康寿命の延伸を推進しています。 https://kennet.mhlw.go.jp/slp/
■「第14回 健康寿命をのばそう!アワード」 受賞者
<生活習慣病予防分野>
<生活習慣病予防分野>
従業員や職員、住民に対して、生活習慣病予防の啓発、健康増進のための優れた取組をしている企業・団体・自治体から計103件の応募を受け、有識者からなる評価委員会による書類選考及び表彰式当日のプレゼンテーションを実施し、厚生労働大臣最優秀賞1件、厚生労働大臣優秀賞3件、スポーツ庁長官優秀賞3件、厚生労働省健康・生活衛生局長優良賞13件を決定しました。
▼厚生労働大臣賞

▼スポーツ庁⾧官 優秀賞

▼厚生労働省 健康・生活衛生局⾧ 優良賞

<介護予防・高齢者生活支援分野>
地域包括ケアシステムの構築に向け、地域の実情に応じた優れた取組を行っており、かつ、それが住民主体の取組の喚起に資するような活動を行っている企業・団体・自治体から 43件の応募を受け、有識者による評価委員会で審査・選出された取組事例から厚生労働大臣最優秀賞1件、厚生労働大臣優秀賞3件、厚生労働省老健局長優良賞11件の表彰を行いました。
▼厚生労働大臣賞

▼厚生労働省 老健局⾧ 優良賞

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