角川武蔵野ミュージアムで浮世絵の世界に没入し、江戸時代にタイムスリップ!「体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN」池上彰館長のコメントや、コラボフード・グッズ、関連イベントなど最新情報を公開

 公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:東京都千代田区、理事長:川上量生、以下 角川文化振興財団)が、「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」(館長:池上彰)1階のグランドギャラリーにて、2025年4月26日(土)より開催する、巨大映像空間へ没入する360度体感型デジタルアート劇場第5弾「体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN」について、最新情報をお知らせします。

■池上彰館長の音声解説を聞きながら楽しめる上映回を実施。展覧会に寄せて館長コメントを掲載

 これまでゴッホ、モネなど様々な体感型デジタルアート劇場を開催してきた角川武蔵野ミュージアム。それらは映像と音楽による没入体験であるとともに、無料の音声解説やデジタルハンドアウトにより、それぞれの描かれた世界を解説し、理解を深めるものでした。

 今回の音声解説は、館長の池上彰が担当。そして初めての試みとして、映像や音楽とともに会場内に音声解説が流れる形式での上映を実施します。毎時00分から開始される上映会は、そのままスピーカーから池上彰の音声解説が流れますので、映像と音声がより一体となり、浮世絵の世界を楽しむことができます。

※映像は開館中の毎時00分、30分から開始されます。毎時00分の開始回では池上館長の音声解説がスピーカーから流れ、毎時30分の開始回では音楽のみの没入回となります。どちらの回も、ご自身のスマートフォンとイヤホンをご準備いただくことで音声解説(日/英)を無料で聞くことができます。

 今回の展覧会に寄せての池上彰館長のコメントです。

      池上彰館長

●池上彰館長コメント
 「浮世絵 RE:BORN」が始まります。浮世絵に詳しい人でしたら「ああ、ここは広重の絵だな。おお、ここで写楽が登場か」などと楽しめますし、浮世絵師の名前に詳しくなくても、絵そのものが持つ力を感じてください。

 絵に詳しくない人のためには私の音声解説が用意されています。でも、最初は私の解説など聞かずに、絵と音のダイナミズムを全身で体感することをお勧めします。二回目以降に音声解説を聞きながら体感していただくと、より理解が深まると思います。

 おりしもNHKの大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」が放送中で、これを機会に浮世絵に興味・関心を抱いた人も多いことでしょう。モデルになった蔦屋重三郎は江戸時代中期から後期にかけて活躍した版元です。曲亭馬琴、喜多川歌麿、葛飾北斎、東洲斎写楽など多数の浮世絵師の作品刊行に携わっています。

 極端なことを言えば、蔦屋重三郎がいなければ、浮世絵ブームは起きなかったかも知れないのです。専門家の中には、現代で言えば蔦屋は出版社であり編集者であり、プロデューサーでもあったと評する人もいます。「江戸のメディア王」との異名もあります。

 そう考えると、いささか我田引水ではありますが、角川書店を創業した角川源義も、国文学者で、俳人で、角川書店創業者として、数多くの作家や俳人を世に送り出してきました。その思いを継いだのが、角川武蔵野ミュージアムではないかと思っています。

 江戸時代を発掘し、現代のアートとして楽しむ。「浮世絵 RE:BORN」に期待してください。

■江戸時代のメディア「浮世絵」を全身で体感し、学び、楽しむ(会場案内)

●浮世絵の誕生とその歴史(イントロダクション)

 会場に入ると、まず浮世絵の誕生から、どのような歴史をたどって進化してきたのかの解説があります。

 浮世絵の祖・菱川師宣が描いた様々な流行の世界(浮世)や、錦絵の祖・鈴木春信の生みだした鮮やかな摺り木版画、そして版元である蔦屋重三郎のプロデュースで一気に広がるその歴史を紐解き、映像空間を楽しむ基礎知識を楽しみながら学べます。

第1会場の模様                     Design and creative direction: GIANFRANCO IANNUZZIMultimedia content production: KARMACHINA.     ©角川武蔵野ミュージアム

●体感型デジタルアート(第1会場)

 本展覧会のメインエリアとなる、アートと物語を全身で浴びて没入する体感型デジタルアートです。

 江戸時代の重要なメディアのひとつであった浮世絵は、旅行や流行やファッション、人気の役者に話題の芸者などをいち早く発信する、現代でいうSNSにも似た存在だったとも言えます。

 その中で描かれた彩り鮮やかな世界を、360度の壁面と床面に広がる映像に没入することで体感し、江戸時代にタイムスリップする体験を楽しめます。

第1会場の模様                     Design and creative direction: GIANFRANCO IANNUZZIMultimedia content production: KARMACHINA.    ©角川武蔵野ミュージアム

 会場を包む音楽は「竜馬四重奏」を率いるヴァイオリニスト竜馬によるオリジナル書き下ろし楽曲。ストリングスやピアノはもちろん、和楽器やコーラス、効果音も交じり合い、耳からも江戸時代へといざないます。

【各幕タイトル】

第1章 東海道の旅路と日本の風景

第2章 深遠なる自然、めくるめく季節

第3章 さまざまな女性の絵姿

第4章 役者と歌舞伎の世界

第5章 豪傑たちの大奮闘

第6章 妖怪と伝説の中の生き物

第1会場の模様                     Design and creative direction: GIANFRANCO IANNUZZIMultimedia content production: KARMACHINA.    ©角川武蔵野ミュージアム

東海道五拾三次くるくるボード(回廊)
 デジタルアート会場の先にある回廊では、歌川広重が描いた名作「東海道五拾三次」を紹介します。回廊の長い通路を活かして東海道を一望でき、地名の札を回すとその土地が描かれた浮世絵が出てくる、楽しみながら浮世絵を学べる空間です。

浮世絵の魅力に迫る(第2会場)

 浮世絵の重要なジャンルである「武者絵」「役者絵」「美人絵」「名所絵」から代表的な作家と作品を紹介します。

 それぞれの浮世絵は、細かいところまでよく見てみると、当時の生活や文化を垣間見ることができます。

 また、独特な分業による制作工程や貴重な道具類も合わせて紹介します。

浮世絵立体ジオラマ(フォトスポット/入場無料)

 会場入口のホワイエには、どなたでも入れる無料のフォトスポットを設置。浮世絵に出てくる大浪や役者、富士山や東海道の風景などを立体化し、リアルな空間に再現しました。

 色彩鮮やかな浮世絵の世界を歩き回り、様々な写真を撮ることができます。

         浮世絵立体ジオラマ          ©角川武蔵野ミュージアム                                                                            

■「浮世絵 RE:BORN」コラボグッズ

 角川武蔵野ミュージアム内の「ロックミュージアムショップ」や、ところざわサクラタウン内「武蔵野坐令和神社」「LOVE埼玉パーク」で、当展覧会のコラボグッズを販売、頒布いたします。

※提供期間が変更となる場合がございます。また品切れとなる場合がありますのでご了承ください。

●ロックミュージアムショップ

 浮世絵をモチーフにした角川武蔵野ミュージアムオリジナルグッズを、館内「ロックミュージアムショップ」にて販売します。

※オリジナルグッズの一部を抜粋して紹介しています。

      ガラスマグネット
     トートバッグ(白)
     トートバッグ(黒)
          畳コースター
     透明水彩絵具付き 浮世絵のぬりえ

「ガラスマグネット」(8種)

価格:各550円(税込)

「トートバッグ」(2種)

価格:各1,980円(税込)

「畳コースター」(3種)

価格:各990円(税込)

「透明水彩絵具付き 浮世絵のぬりえ」

価格:1,650円(税込)

●武蔵野坐令和神社

「浮世絵 RE:BORN コラボ朱印」

代表的な浮世絵師2名の絵をあしらった御朱印を頒布いたします。ミュージアムで浮世絵をお楽しみいただいた後、ぜひ記念にお受けください。

種類:2種

初穂料:各800円(税込)

提供期間:2025年4月26日(土)~2026年1月18日(日)

●LOVE埼玉パーク Presented byJ:COM

「浮世絵 草加せんべい」

江戸時代の風情と味を一度に楽しむ「浮世絵 草加せんべい」が登場。江戸時代から続く老舗いけだ屋(埼玉県草加市)の「草加せんべい」に、江戸時代に描かれた「浮世絵」がデザインされています。絵柄は代表的な浮世絵師の作品2種となります。

①葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

②東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」

価格:1枚270円(税込)

提供期間:2025年4月26日(土)予定~終了日未定

※画像はイメージです。実際の商品と異なる場合がございます。

■「浮世絵 RE:BORN」コラボフード、コラボドリンク

 角川武蔵野ミュージアム内のメインダイニング「SACULA DINER(サクラダイナー)」とカフェ「KadoCafe」、またところざわサクラタウン内「角川食堂」で、当展覧会のコラボフードやコラボドリンクを提供します。

※一部メニューは期間限定となります。また提供期間やメニュー内容が予告なく変更となる場合がございます。

●SACULA DINER

「浮世絵 RE:BORNスペシャルコース」

浮世絵の最盛期である江戸時代、庶民に愛されていたファストフードの「寿司」、「天ぷら」、「うなぎのかば焼き」をイタリアンの技法でSACULA DINER風にアレンジしコース仕立てにしました。

価格:3,500円(税込)

提供期間:2025年4月26日(土)~2025年10月中旬予定       

●KadoCafe

「浮世絵 RE:BORNコラボプリントラテ」

種類:3種<三代目大谷鬼次の江戸兵衛(写真左)/寛政の三美人(写真中央)/相馬の古内裏(写真右)>

価格:各800円(税込)

提供期間:2025年4月26日(土)~2026年1月18日(日)

●角川食堂

「浮世抹茶わらびもちフロート」

江戸の茶の文化と浮世絵の世界観を表現した抹茶ラテのフロートを提供します。わらびもち、イチゴ、バニラアイス、ホイップクリームをトッピングした贅沢なデザートドリンクです。

価格:850円(税込)

提供期間:2025年5月9日(金)~終了日未定

■浮世絵木版画の摺り実演を開催

 本展のテーマである「浮世絵」、その色鮮やかな作品は木版画で作られています。たくさんの色をずれることなく正確に、多いものでは20~30回と摺り重ねられます。

 本イベントは、解説付きで摺りの工程を見学し、映像だけでは伝わりづらい紙の質感や手摺りならではのバレン運びの様子などを楽しみながら、浮世絵が摺り上がっていく様子を間近で見る貴重な機会。知っているようで知らなかった木版画の魅力が、さらに広がります。

【開催概要】

イベントタイトル:浮世絵木版画 摺りの実演

会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー前(無料スペース)

開催日:2025年5月3日(土)

開催時間:1回目 13:00から/2回目 15:30から

所要時間:各回約1時間30分

イベントサイト:https://kadcul.com/event/226

主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)

実演:東京 高橋工房

料金:無料(「体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN」の入場には別途料金が掛かります)

 その他、夏休みなどにも様々なイベントを予定しています。詳しくは、角川武蔵野ミュージアム公式サイトでお知らせします。                                                                                             

【展覧会概要】

展示タイトル:時を超えたジャポニズム 体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN 江戸の魂、覚醒する。

英語タイトル:Immersive Digital Art Theater: Ukiyo-e RE:BORN – The Spirit of Edo and Timeless Japonism

会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー

住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内

会期:2025年4月26日(土)~2026年1月18日(日)

休館日:毎週火曜日、6月2日(月)~6日(金)、12月31日(水)、2026年1月1日(木)(4月29日(火)、5月6日(火)、8月12日(火)、9月23日(火)、12月30日(火)は臨時開館)

営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)

展覧会公式サイト:https://kadcul.com/event/222

主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)

    展覧会キービジュアル

チケット価格(税込):

●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入

一般(大学生以上):2,700円/中高生:2,200円/小学生:1,500円/未就学児:無料

※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細は公式サイトでご確認ください。

*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は公式サイトでご確認ください。

*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。

■「角川武蔵野ミュージアム」について

図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設(館長:池上彰)。

初代館長の松岡正剛氏が世界を読み解く9つの文脈に沿って独自の配架をした「ブックストリート」、博物学者の荒俣宏氏が監修する「荒俣ワンダー秘宝館」、「本と遊び、本と交わる」をテーマにした「本棚劇場」、これら「エディットタウン」は当館のメインエリアです。本棚劇場では、360度を取り囲む高さ8mの巨大本棚にプロジェクションマッピングが映し出されます。

また、マンガや多数の出版社のライトノベルが並ぶ「マンガ・ラノベ図書館」や、企画展が開催される「グランドギャラリー」など、松岡氏が提唱した「想像力とアニマに遊ぶミュージアム」として、様々な「まぜまぜ」を提供します。

建築デザイン監修は隈研吾氏、アート部門ディレクターは神野真吾氏。 

©角川武蔵野ミュージアム

公式サイト:https://kadcul.com/

X(旧twitter)https://x.com/Kadokawa_Museum

Instagramhttps://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum

Facebookhttps://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum

一般の方からのお問い合わせ:0570-017-396(受付時間:10:00-18:00)

■角川文化振興財団について

角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する顕彰、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。

公式サイトhttp://www.kadokawa-zaidan.or.jp/

©角川武蔵野ミュージアム

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会社概要

URL
https://www.kadokawa-zaidan.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム
電話番号
04-2003-8700
代表者名
川上量生
上場
未上場
資本金
-
設立
1976年02月