「AIを使ったら給料が上がる」にしたら、3ヶ月で社員から177件の活用事例が溢れた話

〜社員の本音に気づいた浜松の建設会社が、人事評価制度をひとつ変えたら、3ヶ月で177件のAI活用事例が溢れ出した〜

株式会社LIFEFUND

株式会社LIFEFUNDは2026年1月~3月の人事評価において「AI活用事例の会社への提出」を全社員に導入した。

株式会社LIFEFUND(本社:静岡県浜松市、代表取締役:白都卓磨)は、2026年1〜3月の3ヶ月間に実施したAI活用推進の定量データを公開します。

■ AIは生産性を上げる。でも、誰のために?

2026年3月、日本経済新聞と日本経済研究センターが経済学者約50人を対象に実施した「エコノミクスパネル第11回調査」(2026年3月14日)によると、AIが向こう5年で日本の生産性を引き上げると答えた割合は82%。AIへの期待は、専門家の間でもはや疑いようのない共通認識となっている。

しかし同調査では、所得格差が拡大すると答えた割合も44%に達した。生産性は上がる。だが、その恩恵は誰に届くのか——この問いに、多くの職場がまだ答えを出せていない。

■ 「生産性向上の罠」に、日本の職場が陥っている

時は少し遡る。第一生命経済研究所の柏村祐主席研究員は2025年9月、この構造を「生産性向上の罠」と名付けたレポート(「AIで生産性は上がるが、やる気は下がる?」)を発表した。

AIを活用して8時間の仕事が6時間で終わるようになったとしよう。生まれた2時間の余裕は、果たして社員のものになるだろうか。多くの職場では、その空いた時間に新しい仕事が割り振られるだけだ。

同レポートはこう指摘する。

「生産性を上げても損をするだけだと学習した社員は、わざとAIの利用を控えたり、効率化した事実を隠したりするようになる。これは個人の合理的な自己防衛として極めて自然な反応だ」

AIを使っていることを、隠す社員が増えている。経営者が「なぜ使わないんだ」と叫ぶ一方で、社員は「使っても自分には得がない」と静かに学習している。この利益の非対称性こそが、日本中のAI導入を止めている本当の理由だろう。

■ 解決策は研修でも、ツール改良でもなかった

「AI推進は経営マターだ」——LIFEFUNDの白都社長はそう断言する。

社員が自発的にAIを使い、ノウハウを組織に共有するには、「使わないと損をする」環境を、経営者が制度として設計するしかない。

経営者と現場社員との間に利益相反がある。株式会社LIFEFUNDにおいてもAI事例が表出化されない時期があった。

ここでLIFEFUNDが導入した仕組みはシンプルだ。

  • AI活用事例を社内ナレッジバンクに投稿する。

  • 承認された件数が人事評価グレード(S+〜D-)に直結する。

  • 6件以上でB+評価(給与・賞与に反映)

「使いなさい」と言うのをやめ、「使ったら得をする」構造に変えた。ただそれだけだ。

■ 3ヶ月で起きたこと

AIナレッジバンクのダッシュボード。グーグルフォームから事例を提出させ、スプレッドシートのデータを解析させた。
株式会社LIFEFUNDは会社のAI成熟度レベルを5段階に分けており、現状はレベル4の段階に到達している。

項目

成果

社員数

62名

AI活用事例数

197件(1月46件 → 2月69件 → 3月62件)

年間削減時間(推定)

7,019時間(≒877人日)

参加率100%の部署

4部署(経営戦略室・設計課・建設技術統括部・組織人事課)

AI成熟度レベル

Lv.4到達(5段階中、自社データ連携フェーズ)

177件の事例は、マーケティング・建設・設計・不動産など11部署すべてから提出された。

「使う人が偏る」問題が、制度設計ひとつで消えた――これまで隠れて使っていた社員が、堂々と使い始めた。個人の中に眠っていたノウハウが、組織の資産になった瞬間であった。

■ 再現するためのポイント

AIの社内浸透の段階を示す「AIロードマップ」。株式会社LIFEFUND主催の建築AI経営研究会(第2回)で打ち出した。
人事評価精度にAI活用を取り入れるにあたり、上記のように「AI活用ナレッジ提出フロー」を構築した。
社員はGoogleフォームで事例を提出する。評価に反映されるため、社員はAI活用事例を積極的に提出するようになった。
評価制度への導入から建築AI経営研究会(第2回)の開催まで3週間しかなかったが、それでも52事例が提出された。
経営者はAIでサマリページを生成することで、経営資源としてのAI活用事例の進捗状況を常に把握している。
仮に50人が年間24事例を提出したとなると、それだけで1200事例のナレッジが組織資産になる計算となる。
3ケ月ごとに蓄積されたAI活用事例を「事例マニュアル」として整理し、AI活用事例ブックとして配布を予定している。
NotebookLMに社内ナレッジを読み込ませることで、AIナレッジバンクが出来上がる。類似の事例も容易に検索できる。
NotebookLMの機能を使えば、単に生成AIとの対話だけでなく、ナレッジをあらゆる形式で出力させることも可能になる。
人事評価で蓄積されたAIナレッジは、横展開され、第三者に活用され、AI活用スキルが磨かれ、新たなAIナレッジの蓄積が始まるというサイクルに入っていく。いわばAIナレッジ循環システムが出来上がる。

■ 「建築AI経営研究会」第3回は東京開催

本取り組みは建築AI経営研究会(第2回)で取り上げた実践の現時点での成果を取り扱っている。

次回の建築AI経営研究会(第3回)は2026年3月30日に東京京橋にて行われる予定だ。

建築AI経営研究会

建築AI経営研究会のロゴ

テーマ:『営業×AIの最強提案術』
開催日:2026年3月30日(月)13:00-17:30(開場は12:30)
対 象:経営者のみ
会 場:ビジョンセンター東京京橋 8F 809
    https://maps.app.goo.gl/5zoSPGwJisFkdGqC7
参加費:初回参加無料
定 員:120社

    ※メディア様対象の特別席あり
懇親会:あり 18:00~20:00
内 容:経営者様向け建築AI経営ノウハウ共有
    生成AI実践ワークショップ
    建築AI特別講師による講演
    経営者交流会

申込先: https://kenchiku-ai.com/733-2/

※次々回は2026年6月2日開催予定

会社紹介

会社名:株式会社LIFEUFND

代表者:代表取締役 白都卓磨

設 立:2000年(2023年に現社名へ変更)

所在地:静岡県浜松市中央区鴨江三丁目70番23号

売上高:27.1億円(2025年実績)

社員数:62名(2025年12月)

事業内容:注文住宅(ARRCH、PG HOUSE)、不動産、相続コンサルティング、AI教育事業ほか

URL:https://lifefund-recruit.com/

「建築業界のAI浸透を推進します」

ホリエモンAI学校建築校および建築AI経営研究会に関する

メディア関係者様の取材をお待ちしております。

株式会社LIFEFUND

https://lifefund-recruit.com/
■場所:〒432-8023 静岡県浜松市鴨江3丁目70番23号
■連絡先:PR担当:石野 pr.lifefund@gmail.com

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会社概要

株式会社LIFEFUND

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URL
https://lifefund-recruit.com/
業種
建設業
本社所在地
浜松市中央区鴨江三丁目70番23号
電話番号
053-488-8910
代表者名
白都卓磨
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2000年01月