ブレインパッドとFringe81、第三者配信アドサーバ「digitalice」のデータを利用した高度な分析サービスの提供で業務提携
■提携の背景と概要
昨今、オンライン広告において、各媒体のアドサーバに広告配信をするのではなく、広告主が一括して媒体に広告を配信する「第三者配信アドサーバ」を利用する企業が増加しております。これは、広告配信を広告主側が管理することで、自らが広告出稿の効果を検証できるなどのメリットがあるためです。同時に広告主側が取得できる効果検証用データは圧倒的に増えており、これらの情報を的確に分析し効果測定に利用することはクライアント企業の大きな負担となっております。
Fringe81は、第三者配信アドサーバ「digitalice」に蓄積されたリッチなデータ及びこれまでの各種「アトリビューション分析」(注1)で培った知見を有しております。また、ブレインパッドは、各種大量データのハンドリング経験、オンライン/オフライン問わず豊富なマーケティングデータの分析やデータマイニング技術をベースにした分析力を強みとしています。両社の強みを組み合わせることで、より統合的なマーケティングパッケージを提供することができるため、今回の業務提携に至りました。
本提携により、クライアント企業は、全ての広告を横断したデータとサイト内でのユーザー行動データとを組み合わせ1つの経路として見ることが可能となります。その結果、ユーザーとのより良いコミュニケーションを行うための新しい発見と、それにともなうコミュニケーション方法の改善を行うことができます。
■新分析サービスの内容
ブレインパッドとFringe81は、第一弾として「digitalice」のログデータを利用して、以下の「カスタマージャーニー分析」サービスを提供する計画です。
「digitalice」は各DSP(Demand-Side Platform)やアドネットワークと連携し、第三者配信した自然検索キーワードを含むログデータを蓄積しています。このログデータは、エンドユーザーに対して、いつどの媒体で広告が表示/クリック/キーワードが検索され、結果、自社サイトでコンバージョンに至ったかまでのすべての配信履歴ログである「カスタマージャーニー」と呼ばれるものです。
この「カスタマージャーニー」の情報を分析することにより、ウェブ上で行動するユーザーが、ある特定のサービス/商品をどのようにして認知し、興味を持ち、コンバージョンに至るのか、その過程を広範に観察することが可能です。
ユーザーの行動を、指定競合ワード検索/指定カテゴリ検索/広告接触/広告クリック/自社サイト第1階層閲覧/自社サイト第2階層閲覧/…/コンバージョンフロー到達/コンバージョンというようにカテゴライズをし、それぞれの行動をどのくらいの期間で、どのような順番で、どのくらいの回数を行い、コンバージョンに至るのか(カスタマージャーニー)を分析し、特徴的な行動パターンを可視化することができます。
「digitalice」で取得可能なデータは以下の通りです。
・自然検索キーワード(Yahoo!/Googleなど)
・ペイド(リスティング広告)キーワード(Yahoo!/Googleなど)
・各媒体のビュー/クリックデータ(メニュー別)
・自社サイト訪問ログ
・CV(コンバージョン)ログ/非CV(コンバージョン)ログ
■今後の計画と展望
両社は今後、「digitalice」上で提供する「カスタマージャーニー分析」に加え、「アトリビューション分析」に関する新たなサービスなど、順次サービスを展開していきます。
さらに、今後ブレインパッドの開発・提供するソフトウェアと「digitalice」のデータを統合した新たなサービスの開発を目指す予定です。
また、本業務提携を皮切りとしてFringe81とブレインパッドは、豊富な実績とノウハウを活かし、高性能かつ競争力のあるオンライン広告分野の開発・商品化に取り組むとともに、本ソリューションの拡販に関しても共同で市場開拓を行ってまいります。
注1 各メディアのコンバージョンへの貢献度を調査する分析手法。ある特定の広告がクリックされて自社の商品の購買に至った場合、それまでに他にどのようなメディアを見て、購入にどの程度影響を及ぼしたかを分析する。
■ご参考情報
●第三者配信アドサーバ「digitalice」について http://www.digitalice.jp
バナー広告をリアルタイムに効果測定し、その場ですぐ差替え・効果改善可能なシステムです。中でも、バナー広告を見た後で検索しアクセスしたユーザを計測出来る「ビュースルーサーチ」という指標はdigitaliceでなければ完全に取得出来ず、好評を頂いております。Fringe81は、第三者配信エンジン「digitalice」がWEB広告の”本当の成果”を明らかにし、マーケティングを次のステージに引き上げると信じています。
●株式会社ブレインパッドについて http://www.brainpad.co.jp
(東証マザーズ:証券コード 3655)
本社所在地:東京都品川区東五反田5-2-5 KN五反田ビル
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 草野 隆史
資本金:3億2,661万円(2012年9月現在)
従業員数:117名(2012年12月現在)
事業内容:顧客企業のさまざまなデータを利用して成長・革新を支援するビジネスパートナーとして、アナリティクス事業、ASP関連事業、ソリューション事業を展開しています。「Big data, Big innovation ~次のイノベーションは、ビッグデータから~」をビジョンとし、金融・小売・メーカー・サービスをはじめとする幅広い業種の企業データ活用を強力に支援しています。
●Fringe81株式会社について http://www.fringe81.com/index.html
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-18-3 フジビル37 4F
設立:2005年4月5日
代表者:代表取締役社長 田中 弦
資本金:1億9,446万5,000円
従業員数:33名(2012年10月現在)
事業内容:インターネットビジネスの技術開発および事業開発を全て自社開発で行っており、「新しい発見を提供し物事の見方を変える事」を追求したプロダクトをコアとしてRSS広告事業、第三者配信事業、デジタルコンサルティング事業を展開しています。
■お問い合わせ先
●本リリースに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
経営企画室コーポレートコミュニケーションチーム 広報担当
TEL:03-5791-4210 e-mail:pr@brainpad.co.jp
Fringe81株式会社
digitalice事業担当 佐藤
Tel:03-6416-1290 e-mail:info@fringe81.com
以上
*本リリースに記載された会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
*本リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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