文部科学省 「日本型教育の海外展開事業」(EDU-Portニッポン)パイロット事業への参画について
ベトナムの初等中等教育への器楽教育導入事業が公認プロジェクトに選定
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区、代表取締役社長:中田卓也)がベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)で進める同国の初等中等教育への器楽教育導入事業が、文部科学省(本省:東京都千代田区、大臣:松野博一、以下、文科省)が進めている「日本型教育の海外展開事業」(EDU-Portニッポン)の公認プロジェクトに11月25日(金)に選定されました。
※文科省 報道発表:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/11/1379844.htm
ベトナムでは、初等中等教育の学習指導要領に楽器を実際に演奏して音楽を学ぶ「器楽学習」は盛り込まれていません。そのため、音楽の授業では歌唱のほか、鑑賞等を通じて楽器の名称・特徴を把握するまでにとどまっています。
当社は総合楽器メーカーとして、これまで世界各地の音楽教育現場に器楽教育のメリットを広めてきました。この経験をもとに、2018年に初等中等教育の学習指導要領改訂を控えるベトナム教育訓練省と、器楽教育の導入を支援する取り組みを2016年1月よりスタートしています。
文科省は、今年度から官民協働の体制で「日本型教育の海外展開事業」に取り組む「EDU-Portニッポン」を開始しています。同事業は、世界から高い関心を集めている日本の教育を官民協働のオールジャパンで海外展開していくもので、プラットフォーム、国別分科会、国際フォーラム、パイロット事業の4事業で構成されています。
この度、当社の取り組みが「EDU-Portニッポン」のパイロット事業の公認プロジェクトとして選定されたことを受け、今後、現地関係機関との交渉・調整や実施費用の一部の支援を得て、成果や課題を文科省と検証・共有することで日本型教育の海外展開を進めていくことになります。
当社としては、教員養成や教科書改訂など器楽教育導入の過程において、国立大学法人横浜国立大学(本部:神奈川県横浜市保土ケ谷区、学長:長谷部勇一)や株式会社教育芸術社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:市川かおり)をはじめとする団体・企業の知見とともに、日本型教育の海外展開モデルとしたベトナムにおける器楽学習導入事業の展開を含め、今後も世界の子どもたちに音楽の素晴らしさを知る機会を提供していきます。
<ご参考>
文科省のYouTube チャンネルより馳文部科学大臣(当時)の視察の様子が動画でご覧いただけます。
<関連リンク>
https://www.eduport.mext.go.jp/
ヤマハ ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
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