リアルテックファンド、国内3号及び海外1号ファンドが総額134億円で最終クローズ
世界のディープイシューを解決する国内の地域や東南アジアのリアルテックベンチャーに投資
(国内3号)グローカルディープテックファンド:総額100億円
グローバルな課題解決を目指す国内の地域発リアルテックベンチャーへの投資活動を行うグローカルディープテックファンドは、日本初となるディープテック系インパクト投資ファンド※3として、地域金融機関※4に加え、新たに独立行政法人中小企業基盤整備機構やサカタインクス株式会社、株式会社商船三井等の事業会社の参画により、総額100億円でファンド募集を完了致しました。
2015年に組成したリアルテックファンド(1・2号)では、出資先である株式会社QDレーザによる東京証券取引所マザーズ市場への新規上場※5や、アメリエフ株式会社がPHCグループ入りを果たす※6など、投資育成活動を通じてテクノロジーの社会実装を進めております。本ファンドと合わせて、国内リアルテックベンチャーを投資対象とするファンド運用総額は194億円となり、地球と人類の課題解決を目指すリアルテックベンチャーへの投資育成を更に拡充して参ります。
グローカルディープテックファンド 参画組合員一覧
- 独⽴⾏政法⼈中⼩企業基盤整備機構(本部:東京都港区 理事長:豊永厚志)
- 株式会社みずほ銀⾏ (本社:東京都千代田区 取締役頭取:藤原弘治)
- 三井住友信託銀⾏株式会社 (本社:東京都千代田区 取締役社長:大山 一也)
- 株式会社池⽥泉州銀⾏ (本社:大阪府大阪市 代表取締役頭取兼CEO:鵜川淳)
- SMBC日興証券株式会社 (本社:東京都千代田区 代表取締役社長:近藤雄一郎)
- 株式会社⼤分銀⾏ (本社:大分県大分市 取締役頭取:後藤富一郎)
- 株式会社⼤垣共⽴銀⾏ (本社:岐阜県大垣市 取締役頭取:境敏幸)
- ⼩橋⼯業株式会社 (本社:岡山県岡山市 代表取締役社長:小橋正次郎)
- サカタインクス株式会社 (本社:大阪府大阪市 代表取締役 社長執行役員:上野吉昭)
- 株式会社商船三井 (本社:東京都港区 代表取締役社長:橋本剛)
- 第⼀⽣命保険株式会社 (本社:東京都千代田区 代表取締役社長:稲垣精二)
- ダイキン⼯業株式会社 (本社:大阪府大阪市 代表取締役社長兼CEO:十河政則)
- 東京東信⽤⾦庫 (本社:東京都墨田区 理事長:中田清史)
- 株式会社東邦銀⾏ (本社:福島県福島市 取締役頭取:佐藤稔)
- 東洋紡株式会社 (本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:竹内郁夫)
- ⽇研トータルソーシング株式会社 (本社:東京都大田区 代表取締役社長:清水浩二)
- ⽇本ユニシス株式会社 (本社:東京都江東区 代表取締役社長:平岡昭良 )
- 浜松いわた信⽤⾦庫 (本社:静岡県浜松市 理事長:御室健一郎)
- 株式会社三井住友銀⾏ (本社:東京都千代田区 代表取締役頭取CEO:髙島誠)
- 他
(海外1号)リアルテックグローバルファンド:総額34億円
地球規模の深い課題「ディープイシュー」の解決を目指す東南アジアのリアルテックベンチャーへの投資活動を行うリアルテックグローバルファンドは、2020年7月に発表した東日本旅客鉄道株式会社、株式会社荏原製作所※7に加えて、新たに株式会社丸井グループ、マルハニチロ株式会社、本田技研工業株式会社がメイン組合員として参画し、総額34億円でファンド募集を完了致しました。
リアルテックグローバルファンド 参画組合員一覧
- 株式会社荏原製作所 (本社:東京都大田区 代表執行役社長:浅見正男)
- 東日本旅客鉄道株式会社 (本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:深澤 祐二)
- 株式会社丸井グループ (本社:東京都中野区 代表取締役社長:青井浩))
- マルハニチロ株式会社 (本社:東京都江東区 代表取締役社長:池見賢)
- 本田技研工業株式会社 (本社:東京都港区 代表取締役社長:三部敏宏)
- テック・ビューイング株式会社 / 日本ユニシスグループ(本社:東京都江東区 代表取締役:牧野 友昭)
- 小橋工業株式会社 (本社:岡山県岡山市 代表取締役社長:小橋正次郎)
- ダイキン工業株式会社 (本社:大阪府大阪市 代表取締役社長兼CEO: 十河政則)
- 株式会社商船三井 (本社:東京都港区 代表取締役社長:橋本剛)
- 浜松いわた信用金庫 (本社:静岡県浜松市 理事長:御室健一郎)
- Malaysian Technology Development Corporation (MTDC)(本社:マレーシア クアラルンプール 代表取締役社長:Dato’ Norhalim bin Yunus)
<グローカルディープテックファンド>
地域発テクノロジーでグローバルな課題解決を目指すインパクト投資ファンド
2020年3月に組成を発表したグローカルディープテックファンドは、欧米を中心に急速に成長するインパクト投資市場においてリアルテックベンチャーの企業価値が適正に評価され、ESG/インパクト投資家からの投資がより一層行われることでテクノロジーの社会実装を促進することを目的に、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めての社会的インパクト評価を導入致しました。
また、ポジティブな社会的インパクトと経済的リターンを両立させるテクノロジーとして、地方大学等から生まれる価値ある技術シーズに着目し、すでに4社の地域発リアルテックベンチャーへの投資を実施致しました。国内ベンチャーキャピタルによるベンチャー投資金額の75%が東京に集中する中、既に投資金額全体の半分近くを東京以外の地域に投資しております。
2021年4月には、ファンド組合員として地域金融機関6社の参画を発表致しました。これにより、東北・関東・東海・関西・九州地域を中心とする全国の地域金融機関とともに、地域発リアルテックベンチャーへの投資活動を加速しております。その一環として、組合員である地域金融機関からの人材受け入れを開始し、地域金融機関の人材が中心となって地域企業と投資先ベンチャーとの連携を生み出すことで、ベンチャー支援の枠を越えた地域産業全体の活性化を目指して参ります。
<リアルテックグローバルファンド>
東南アジアのリアルテックベンチャーと共にディープイシューを解決するファンド
2020年3月に組成を発表したリアルテックグローバルファンドは、人類が直面する地球規模の深い課題「ディープイシュー」を解決すべく、東南アジアのリアルテックベンチャーを支援するエコシステムの構築を目指しております。2020年7月に東日本旅客鉄道株式会社、株式会社荏原製作所の参画により投資活動を開始し、現時点でシンガポールを本拠地とする3社のリアルテックベンチャーへの投資を行いました。また並行して、日本の大企業・ベンチャー・町工場各社との事業連携・共同研究を通して、インバウンドグローバライゼーションを加速して参りました。
2021年には、新たに株式会社丸井グループ、マルハニチロ株式会社、本田技研工業株式会社を中心とした事業会社が参画し、幅広い東南アジアベンチャーと共に新事業を共創する体制を整えてきました。第一号投資先のShiok Meats社に代表されるように、特にフードやサステナビリティ領域は注目を浴びており、現地固有のシーズとニーズの発掘を通して、課題解決を加速して参ります。
また現在、シンガポール政府や組合員として参画したMalaysian Technology Development Corporation (MTDC)との共同出資体制も構築しており、東南アジア全域のパートナー企業とリアルテックエコシステム構築を目指して参ります。
組織・採用を拡大し、次のステージへ
当社ではこれまで、投資先のビジョン構築や技術分野におけるクリエイティブ・PRの支援、成長ステージに応じたキーマン採用や組織作りの支援、事業戦略と一体化した知財戦略を早期に立案・実行する知財ハンズオン支援「Patent Booster」※8など、リアルテックベンチャーへの資金供給に留まらず、テクノロジーの社会実装に必要な様々な支援を行って参りました。
今回のファンド募集完了を経て、日本・東南アジアのリアルテックベンチャーが目指す未来の実現のために必要な支援を強化するため、事業開発担当、管理部長、チームデベロッパー(人事支援担当)を新たに採用し、リアルテックホールディングス自身が更なる成長を目指して参ります。
▶募集ポジションの詳細はこちら: https://www.realtech.holdings/recruit
弊社のビジョンに共感し、募集ポジションにご関心ある方からの応募をお待ちしております。また、リアルテックホールディングス投資先のベンチャーで働くことに関心ある方もお気軽にお問い合わせください。
- ※1. 正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合」
- ※2. 正式名称:「リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合」
- ※3. リアルテックファンド、日本初のディープテック系インパクト投資ファンドを設立
- ※4. グローカルディープテックファンドに地域金融機関6社が参画
- ※5. リアルテックファンドの出資先であるQDレーザが東証マザーズへ新規上場
- ※6. アメリエフ株式会社、PHCグループ傘下で ゲノム医療支援サービスを強化
- ※7. 日本と東南アジアの社会課題を解決する7社を募集
- ※8. リアルテックファンド、内田・鮫島法律事務所と連携し、知財ハンズオン支援 “ Patent Booster ” を開始
リアルテックファンドについて
リアルテックファンドは、リアルテックホールディングス株式会社が、自社ならびに子会社の合同会社リアルテックジャパンを通じて管理運営するベンチャーキャピタルファンドです。地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装に取り組んでいます。
- 正式名称 :リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合(A)、リアルテックファンド2号投資事業有限責任組合(A)、リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(A)、リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合(B)
- 無限責任組合員:(A)合同会社リアルテックジャパン
- 業務執行組合員:(B)リアルテックホールディングス株式会社
リアルテックホールディングス株式会社について
リアルテックホールディングス株式会社は、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。私たちは、リアルテックの生みの親である研究者とその社会実装に命を懸ける起業家と共に、より良い未来を創造します。「リアルテック」とは、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーであり、世界を変えるのは、いつでもリアルテックであると信じています。ファンド運営としては海外のリアルテックベンチャーを対象に、リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合を組成しています。
HP: https://www.realtech.holdings
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田 https://www.realtech.holdings/contact
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