Linc’well、顧客満足度と継続利用率向上のためAmplitudeを導入
ヘルスケアアプリがAmplitudeのリアルタイム分析およびA/Bテスト機能を活用

デジタル分析プラットフォームで業界をリードするAmplitude, Inc.(本社所在地:米サンフランシスコ、CEO:スペンサー スケーツ 以下、Amplitude)は、株式会社Linc’well(本社所在地:東京都港区、代表取締役:山本遼祐 以下、Linc’well)が、サービス改善の促進と施策効果の可視化を目的にAmplitudeのデジタル分析プラットフォームを導入したことを発表しました。Linc’wellはAmplitudeのプラットフォーム導入により、ユーザー行動をリアルタイム把握と迅速な施策検証が可能になり、UI/UX改善における対応スピードが大幅に向上しました。
Amplitudeを導入した背景
Linc’wellは、健康管理アプリ「クリフォア」を運営しており、医療従事者と患者/ユーザーをオンラインとオフラインの両方でつなぐヘルスケアプラットフォーム事業を展開しています。近年、リモート環境の普及にともない、オンライン診療への需要が急速に拡大しており、「クリフォア」の継続的なサービスの改善が急務となっていました。しかし、Linc’wellでの従来の分析方法では、リアルタイムでのユーザー行動把握や迅速な施策の効果検証が難しく、サービス品質の要となる対応スピードが課題でした。
Linc’wellのプロダクトマネージャー藤森司氏は、迅速なサービス改善サイクルの実現には、ユーザー行動データのリアルタイム収集と分析、および迅速な改善施策の検証が行えるアナリティクスツールが必要不可欠、と述べています。同社では複数の他社ツールとの比較検討し、迅速かつ精度の高い仮説検証をサポートし、ユーザーエクスペリエンスを定量的に分析できるといった点からAmplitudeの導入を決定しました。特にA/Bテストが簡単に行える機能に加えて、アプリユーザーの実際の行動をリアルタイムで可視化できる機能も、Amplitudeのプラットフォームを選ぶ決め手となったとしています。
Amplitude導入のメリット
Linc’wellでは、2023年4月にAmplitude Analyticsを導入し、データ収集に向けた環境の整備と基本的なユーザー行動の分析を始めました。その約半年後にはFeature Experimentationに追加導入、改善施策の検証を開始しています。さらに2024年10月には、Session Replayの追加導入を通して、より直感的にユーザー行動を把握できるよう環境を整えました。コーディングの知識を必要としないAmplitudeのプラットフォームにより、多くの人が分析チャートを利用できるようになり、社内で勉強会やナレッジ共有会を行うなど、データドリブンな文化の醸成につながっています。
健康管理アプリ「クリフォア」のUI/UX改善施策立案、および最適化にあたり、Linc’wellではAmplitudeの各機能をそれぞれニーズに合った箇所で活用しています。たとえば、ファネル分析により診療予約導線の離脱ポイントを特定し、予約率の改善に成功しました。さらに、Amplitude Analyticsでエラーや障害を検出し、Session Replayを通じてユーザー行動や離脱箇所を可視化することで、具体的な改善策の導出にもつなげています。
さらに、Feature Experimentationを用いたA/Bテストにより、ユーザー離脱が多い画面や導線に対し、異なる改善策の効果を定量的に検証。たとえば、診療予約ボタンの文言や配置変更などをテストし、どの変更が最もコンバージョン率に寄与したかを把握することで、改善策の精度を高めています。
Amplitudeプラットフォームの導入により、ユーザー行動と施策効果の可視化における課題が解決され、最適な改善案を選択することができています。診療予約時のユーザー行動全体を可視化し、定量的に弱点を把握することで、A/Bテストの精度も高まり、迅速なサービス改善が行えています。また、機能の追加やアップデートがもたらす効果を視覚的に把握できる仕組みにより、効率的なサービス改善サイクルが構築されています。これらの成果を通じて、「クリフォア」は顧客満足度と継続利用率を向上しており、2024年にはシステム/サービス部門でグッドデザイン賞を受賞するなど、データに基づいたサービス改善が高評価につながっています。
Amplitude活用による今後の展望
Amplitudeプラットフォームの導入によって、Linc’wellはリアルタイム分析とデータ活用によるサービス改善を日常的な業務に組み込みました。今後も同社は、ユーザー行動の可視化と仮説検証を通じて、「誰もが安心して医療にアクセスできる社会」の実現を目指します。
Linc’wellのプロダクトマネージャー、藤森司氏は次のように述べています。「Amplitudeの導入により、ユーザー行動の可視化と施策検証のスピードが飛躍的に向上し、『クリフォア』のUI/UX改善を継続的に進めることが可能になりました。A/Bテストやファネル分析などの機能を活用することで、データに基づいた意思決定が可能となり、予約率や継続利用率の向上につながっています。直感的に使えるAmplitudeの分析環境が整ったことで、社内の意識をも変え、データドリブンな文化の醸成にも貢献しています。Amplitudeは、私たちがより快適で信頼性のある医療体験を提供する上で、欠かせない存在です。」
Amplitude Analytics 代表執行役社長の仁枝かおりは次のように述べています。「オンライン診療という社会的に重要な領域でサービス提供を行うLinc’well様に、Amplitudeのデジタル分析プラットフォームをご活用いただけていることを大変光栄に思います。特に『クリフォア』のUI/UX改善におけるリアルタイム行動分析や施策検証に貢献出来ている点を嬉しく思います。Linc’well様の取り組みは、データが企業文化や生産性、そして成果に与える影響を体現する良い事例です。今後も、患者体験のさらなる向上とサービス進化を支援してまいります。」
Amplitudeについて
Amplitudeは、デジタル分析プラットフォームです。NTTドコモ、Atlassian、NBCUniversal、Under Armour、Shopifyなど4,000社以上のお客様に導入いただいています。Amplitudeは、信頼性の高いデータからユーザー行動における明解なインサイトを抽出することで、企業のより迅速で的確な意思決定を支援します。Amplitudeを用いて、自社製品が顧客にどのように利用されているか把握することで、お客様は自社の成長を促進できます。製品、データ、マーケティングなど多くのデジタル領域を支援する最高水準のアナリティクスソリューションのAmplitudeは、G2's Winter 2025 Reportにおける複数のカテゴリーで第1位に選ばれています。詳しくは日本語ウェブサイト https://amplitude.jp/ をご覧ください。
株式会社Linc’wellについて
Linc'wellは「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」をミッションに掲げ、医療を効率化し患者の医療体験と医療の質の向上を目指した事業展開を行っています。オンライン・オフラインで医療従事者・患者をつなぐヘルスケアプラットフォーム事業を主力としており、「オンライン診療システム提供サービス」「クリニックDX支援サービス」「ヘルスケアECサービス」の3つのサービスを提供しています。
代表者 :代表取締役 山本遼祐
所在地 :東京都港区浜松町二丁目13番10号 T-Square 浜松町 3階
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