慶應義塾大学大学院×SPACETIDE 「宇宙ビジネス入門」特別公開講座開催

宇宙ビジネス人材育成の新たな枠組みが始動。宇宙産業の多様な人材創出を目指し、慶應義塾大学大学院と共に理論と実務を融合した教育プログラムを展開

一般社団法人SPACETIDE

一般社団法人SPACETIDE(本社:東京都港区、代表理事:石田真康、以下「SPACETIDE」)は、文部科学省 令和6年度宇宙航空科学技術推進委託事業「宇宙×人文社会」分野越境人材創造プログラムに採択され、「宇宙ビジネス人材育成のための基礎知識の体系化とカリキュラムの実践」プログラムを実施します。本プログラムは3ヵ年にわたる取り組みであり、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科および経営管理研究科との連携を通じて、理論と実務を融合した教育体系の構築を目指します。

近年、宇宙産業においては商業化や民主化の流れが加速し、スタートアップ企業の急増や政府による宇宙関連予算の拡大などにより、多様な新規ビジネスが次々と誕生しています。こうした潮流の中で、宇宙に携わる専門人材だけでなく、他分野の知見をもつ多様な人材が宇宙ビジネスに関わる機会が急速に広がっています。

SPACETIDEは、これまで産業横断的なネットワークを活かして宇宙ビジネスの発展を推進してきました。本講座では、宇宙ビジネスに関する基礎的かつ体系的な知識の習得を通じて、受講者が自身の専門性を宇宙産業に応用し得る自覚と自信を獲得することを目的としています。

オンデマンド講義では、宇宙ビジネスの歴史、政策、法律、テクノロジーに関する基礎を学び、対面授業では、2024年12月に上場を果たしたSynspective社などの実例を題材に、起業家による特別講演やワークショップを通じて実践的な視座を養います。最終的に、宇宙業界に対する心理的な距離を縮め、「自らのキャリアの中で宇宙に関わる可能性」を主体的に描ける人材の育成を目指します。

【日時・内容】宇宙ビジネスの基礎知識習得に資する講義、演習

  • 第1日目:2026年2月22日(日) 9:00-13:00

    宇宙産業とキャリア形成、宇宙ビジネスのケーススタディほか

  • 第2日目:2026年3月08日(日) 9:00-13:00
    宇宙ビジネスのマクロトレンド、ビジネスの創り方、ワークショップ

  • 第3日目:2026年3月22日(日) 9:00-13:00
    スタートアップ経営者講演、総括

※このほか、期間中に合計180分程度のオンデマンド講義あり

【場所】慶應義塾大学三田キャンパス 北別館

【対象】宇宙ビジネスに関心をもつ社会人や学生

【費用】無料

【申し込み方法】こちら Googleフォーム よりお申し込みください。

募集締め切り:令和8年1月22日 (木) ※定員を超えた場合は抽選となります

【講師紹介】

講師:石田 真康(いしだ・まさやす)

石田 真康(いしだ・まさやす)

宇宙ビジネスの促進と産業エコシステム形成を目指す一般社団法人SPACETIDEの共同創設者 兼 代表理事 兼 CEO。2015年の創設以来、35カ国・25業種の業界リーダーが集う日本初の国際宇宙ビジネスカンファレンスを主催するなど様々な業界横断活動を推進。また、A.T. Kearneyで約20年経営コンサルタントとして宇宙業界の政府機関や企業を支援し、現在は同社のExecutive Advisorを兼務。日本政府の宇宙戦略基金プログラムディレクター。内閣府 宇宙政策委員会 基本政策部会委員。著書に「宇宙ビジネス入門 Newspace革命の全貌」(日経BP社)。東京大学工学部卒。

講師:白坂 成功(しらさか・せいこう)

白坂 成功(しらさか・せいこう)

1994年3月、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学修士課程修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。「おりひめ・ひこぼし」プロジェクト後、「こうのとり」の開発に従事。途中、ドイツの衛星開発企業に駐在し、欧州宇宙機関向けの開発を実施。帰国後は、「みちびき」プロジェクトの立ち上げをおこなう。2008年 4月より慶應義塾大学大学院SDM研究科非常勤准教授。2010 年より同専任准教授、2017年より同教授。2023年10月〜同研究科 委員長に就任。2015年12⽉〜2019年3⽉まで内閣府⾰新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネージャーとしてオンデマンド型⼩型合成開⼝レーダ(SAR)衛星を開発。その技術成果を社会実装するために株式会社Synspectiveを共同創業者として創業。内閣府宇宙政策委員会、経産省 産業構造審議会 製造産業分科会等、多くの委員会の委員として政府の活動を支援。

講師:芦澤 美智子(あしざわ・みちこ)

芦澤 美智子(あしざわ・みちこ)

公認会計士、企業再生/変革プロジェクトのリーダー等を経て、2013年より横浜市立大学国際商学部准教授、2023年9月より慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。大学教員初年度より「起業体験プログラム」を実施。その活動フィールドを地域と海外に広げる。地域活動はNPO Aozora Factoryの創業に、グローバル活動は国際会議でユース代表の招待へと発展し、その教育活動成果が認められ、2016年、2018年、2020年と過去3回、大学から表彰されている。教員2年目より本格的に起業家教育を担当。特に、横浜市立大学においての一連の起業家教育講座からは学生起業家も生まれている。また、学内教育だけでなく、学外でもイノベーション創出活動に積極的に関わっており、国内外の産学官連携を得意とする。現在は横浜を中心に、スタートアップ・エコシステム形成に力を注ぎながら、大学発ベンチャー発掘支援、オープンイノベーション支援にも関わっている。

【主催】一般社団法人SPACETIDE、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂成功研究室、慶應義塾大学大学院経営管理研究科芦澤美智子研究室

【問い合わせ先】

一般社団法人SPACETIDE (SPACETIDEアカデミー事務局)

メール:academy@spacetide.org

※参加にあたっての留意事項

本公開講座は、令和6年度宇宙航空科学技術推進委託費にて採択された「宇宙ビジネス人材育成のための基礎知識の体系化とカリキュラムの実践」の一環として行われます。本公開講座で得られた成果や参加者の取り組み内容、写真については、今後の対外発表(報告書、講演、論文等)に活用させていただく場合があります。


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【一般社団法人SPACETIDE】

一般社団法人SPACETIDEは、日本および世界の宇宙産業の発展・拡大のため、新たな宇宙ビジネスに関わる業界横断的な活動を行う団体です。2015年の設立以降、産官学の幅広いネットワークを活かし、年次カンファレンスの開催、調査研究、スタートアップ支援、人財育成などを通じて、宇宙産業の持続的成長に貢献しています。

【慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科】

慶應義塾大学大学院SDM研究科は、複雑かつ多様な社会課題を 解決するために世界をシステムとして捉えて新しい価値を創出する⼈材の育成を行なっているシステムズエンジニアリングを基盤とした世界的に希有な大学院です。システムデザイン・マネジメント学についての理論的教育とプロジェクトを通じたマネジメントの実践的教育、また、それに基づいた研究を国内外で実践しています。それらの取り組みによって社会変革をリードする先導者となる⼈材を育成しています。

SDMについて:https://www.sdm.keio.ac.jp/

【慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)】

KBSは、わが国初の本格的なビジネススクールとして、1962年に創立されました。1978年には、1年生教育課程を発展的に解消する形で、わが国初の2年制MBAコース(大学院修士課程)を開設し、以来、慶應義塾建学以来の実学の精神のもと、ケース・メソッドによる実践的な教育を基盤として、時代に応じたビジネスリーダーの育成に努めてきました。さらに1991年には、経営に関する専門研究者養成を目的とした博士課程を併設し、今日に至っています。

KBSについて:https://www.kbs.keio.ac.jp/

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会社概要

一般社団法人SPACETIDE

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URL
https://spacetide.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー15階 CIC Tokyo
電話番号
-
代表者名
石田真康
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年08月