とどまるところのない80年の革新 ヒット商品を陰から支えた電子部品メーカー挑戦のクロニクル
帝国通信工業株式会社(所在地:神奈川県川崎市)による「80年続いてきた革新」が、1月28日より全国書店にて発売された。
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59444/45/59444-45-fb077e5fad9af53cf4f8fd2e0c2d6abf-1500x2167.png?width=1950&height=1350&quality=85%2C65&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
可変抵抗器とその周りのユニット、セメント抵抗器、フレキシブル抵抗印刷基盤、曲面センサ…。一般人にとっては耳なじみのないそれらの電子部品は、実は私たちの生活にとってなくてはならないものだ。自動車にある数々の電子スイッチにオーディオの音量調節スイッチ、給湯器、ビデオカメラやデジタルカメラに組み込まれ、高い機能性と安定性をもたらしている。
1944年に創業した帝国通信工業は、そうした付加価値の高い電子部品を一貫して開発・生産し、ヒット商品を陰から支えてきた企業である。競合他社ではできない技術の革新を行ってきた創業80周年の歴史を、開発、製造の各ポジションの担当者への丹念な取材と証言で伝える渾身の一冊。
「自社一貫生産」を作り上げた社員たちの物語
帝国通信工業が開発した自動車のヘッドライトの角度を調整するスイッチユニットは、飲み物が掛かっても故障しない世界最高の防水性能だと顧客に評価されている。そんな製品は同社の持つエレメント技術、プレス・成形・加飾技術や生産技術などを駆使して検討しユニットで行うよう発注元の企業に呼び掛けた社員の提案によるものだ。
以降、製品のユニット化は同社の強みとなった。可変抵抗器から発展したセンシング技術、寒冷地での給湯器の安定した動作を可能にする防水性の強いセメント抵抗器ユニット(ヒーター抵抗)、肌に直接貼り付けるため粘液に影響されず電流を流す生体電極、これらは自社一貫生産により可能になったという。「1社のワンストップで製品を提供できるのはお客様にもありがたいと喜ばれている」と、医療領域グループのリーダーは言う。
【書籍情報】
『80年続いてきた革新』
ISBN:978-4-478-08520-2
定 価:1,600円(税別)
判 型:四六版 - 並製
発 行:ダイヤモンド・ビジネス企画
発 売:ダイヤモンド社
発刊日:2025年1月28日
【Contents】
序 章 帝通の歩んだ80年を振り返る
第1章 自動車を安全・快適に運転するための帝通の技術
第2章 趣味の世界でユーザーに寄り添う帝通の技術
第3章 日々の暮らしを快適にするための帝通の技術
Column1 最先端・最先鋭へ挑む人々の肖像①
第4章 様々な企業活動にも貢献する帝通の技術
第5章 人々の健康を支えるための帝通の技術
第6章 生産現場の革新と効率化に挑む帝通の技術
Column2 最先端・最先鋭へ挑む人々の肖像②
終 章 これからも最先端を追い続ける帝通の未来
【著者プロフィール】
帝国通信工業株式会社(ていこくつうしんこうぎょう、英: Teikoku Tsushin Kogyo Co.,Ltd.)
NOBLE(ノーブル)ブランドで電子部品を展開。1944年の創業以来、「ものづくりに関する大切な工程は、できる限り自社で手掛けたい」という創業者の信念を受け継ぎ、要素技術に磨きをかけ、素材研究から設計、設備構築から量産工程までを一貫して自社で行える電子部品メーカーとして、家電製品をはじめ、自動車やヘルスケア機器などに電子部品を供給し続けている。また、業界の変化に対して、変化に呼応した研究開発を推し進めるとともに「改善」「改良」「改革」を永遠のテーマに生産革新を継続している。
【沿革】
1944年8月1日、東京芝浦電機(現東芝)・日本電気(NEC)・日本無線(JRC)を中心に、電機系メーカー5社の出資により設立(払込資本金・1,500万円)。
1961年10月、東京証券取引所株式市場第2部に上場。
1970年10月、大阪証券取引所第2部に株式上場。
1971年2月、東京証券取引所・大阪証券取引所の各市場第1部へ上場指定替え。現在、東証プライム市場(6763)。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像