【遺品整理のリアルを調査】実際にかかった時間や費用、そして経験者が語る苦労とは?

株式会社林商会

終活の情報メディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会(本社:滋賀県大津市膳所、代表取締役 林達也、URL:https://hayashi-grp.com/)は、遺品整理に関する調査を実施しました。

調査期間:2024年07月31日〜2024年09月10日

調査機関:クラウドワークス

調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査対象:遺品整理経験のある20代以上の方

有効回答人数:200名

遺品整理は、多くの人にとって精神的にも肉体的にも大きな負担となる作業です。

故人を偲びながら、大切な遺品をどう整理するかは、遺族にとって大きな課題となることもあるでしょう。

そこで、株式会社林商会は、遺品整理を経験した人を対象に、実際にかかった時間や費用、大変だったエピソードなどを調査しました。

リアルな体験談をもとに、遺品整理を円滑に進めるためのポイントや注意点を浮き彫りにしていくので、ぜひ参考にしてください。

3か月以内に遺品整理を始める人が78%を占める

(N=200名、単一回答。2024年07月31日〜2024年09月10日に実施したインターネット調査による)

はじめに、遺品整理を行なったタイミングをお聞きしたところ、遺品整理を「葬儀後すぐ」に開始する人が、71名と最も多い結果となりました。

「賃貸のため早く退去する必要がある」、「早く整理して気分を楽にしたい」、「相続や形見分けの関係で早く整理しなければならない」などさまざまな理由が挙げられました。

次いで「四十九日後すぐ」が45名で、一定の区切りを待ってから遺品整理を始める傾向もみられます。

「~3か月以内」に遺品整理を開始する人も多く、約3か月以内に遺品整理を始めるケースが全体の78%を占める結果となりました。

また「5年以上」経過してから整理する人も一定数おり、感情的・物理的な整理に時間がかかるケースも少なくないことがわかります。

以下で詳しいエピソードもご紹介します。

葬儀後すぐ

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「一緒に住んでいる母親が急かすので、葬儀が終了した翌日から直ぐに整理に取り掛かりました。幸い荷物はほぼ洋服のみだったので、近所で洋服のリサイクル処分のところがあり、引き取りは無料でした。遺品整理に費用は一切掛かっていません。」(30代女性 故人の子供)

「急いだ訳ではありませんが葬儀の時に遠方から来ていた方々への型見分けがきっかけで遺品整理が始まりました。休みの日に施設へ寄付したりリサイクルショップへ持って行ったので3ヶ月ほどかかりました。」(30代女性 故人の孫・ひ孫)

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四十九日後すぐ

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「兄が借りていたアパートで兄が突然死し、管理者から出来れば早めに退去をして欲しいと頼まれ、49日後に遺品整理を行いました。早めにとは言われたものの、突然の事で役場への提出物や各箇所への連絡などで退去に3ヶ月は掛かりました。私と兄の友人らで行った為費用は2、3万で済みました。」(40代男性 故人の兄弟姉妹)

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5年以上

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「気持ちの整理に時間がかかり遺品整理にとりかかるまでが時間がかかりました。作業自体もなかなか気持ちが乗らず、すこしずつ進めました。費用はほとんどかかっていません。」(30代女性 故人の子供)

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遺品整理にかかった時間は1か月以内が最多

(N=200名、単一回答。2024年07月31日〜2024年09月10日に実施したインターネット調査による)

続いて、遺品整理にかかった時間を調査しました。

遺品整理にかかった時間は「~1か月以内」が最多で44名、次いで「~1週間以内」が35名と、遺品整理は、1週間~1か月の範囲内で行うことが多いことがわかります。

また、「3日以内」や「1日以内」で終える人も一定数存在し、短期間で迅速に整理を行うケースもあるようです。

一方で、「~3か月以内」や「数年以上」かかる人もそれぞれ24名と23名おり、遺品整理が長期間にわたることも少なくありません。

感情的な整理や遺品の量、家庭の事情などによって、遺品整理にかかる時間は異なることがわかります。

それぞれの詳しいエピソードもご覧ください。

~1か月以内

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「祖父の葬儀に親戚一同集まって遺言などを確認した。それ以外の形見分けや思い出の品などを探したり多くの人数で話し合ったりするのに時間がかかったが日ごろからやりとりしている間柄なので遠慮なく話し合って費用はほとんどかからなかった。」(40代女性 故人の孫・ひ孫)

「夫の父が急病で突然死し、夫の母は施設に入居していて空き家となるため、各種手続きが落ち着いたタイミングで遺品整理を行った。業者に依頼する前に自分達で必要なものと不要なものを分けるのに、2週間ほど時間がかかり業者に依頼した整理は半日で完了した。自分達で処分するものを清掃工場へ自己搬入したものも多かったため、費用は業者に支払った4万円弱で済んだ。」(40代女性 その他)

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数年以上

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「自宅介護していた父が病院で亡くなり葬儀などアレコレ時間が取られてしまったのと遺品整理をすぐ行う気分でもなかったので気持ちが安定するまで遺品整理をしない事を話して後に送った。数年経って少しずつ整理していき、今もまだ全部は片付いていない。」(40代女性 故人の親)

「離れて住む実家の祖父母の遺品整理でした。母が業者に頼むことに抵抗があり(他人に触られるのが嫌)、全て自分たちでやったためかなりの時間を要しました。費用は、私のガソリン、高速代くらいです。」(50代女性 故人の孫・ひ孫)

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親族と一緒に自分たちで遺品整理する人が多数

(N=200名、単一回答。2024年07月31日〜2024年09月10日に実施したインターネット調査による)

続いて、「遺品整理は誰が行いましたか?」とお聞きしたところ、遺品整理は「自分と親族数人で」行なったという回答が160名と圧倒的に多く、家族や親族と協力して行うのが一般的であることがわかりました。

次いで「自分達+業者」が16名、「自分一人」が11名と続きました。

遺品整理にかかる費用は誰が行うか・どれくらい量があるかで異なる

自分達+業者に依頼した方のかかった費用

「遺品整理にどれくらいの費用がかかりましたか?」というアンケート結果では、自分達+業者に依頼した方は「~5万円」「~10万円」「~30万円」が22.2%と一番多く、続いて「~50万円」が11.1%という結果となりました。

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「祖父母2人で暮らしていたが、祖母が亡くなり、祖父が身の回りのことを一人でできないので老人ホームに入ることになった。それをきっかけに遺品整理を行った。業者に依頼し一日でほとんど片付いた。料金は10万円弱と記憶している。」(40代女性 ~10万円)

「単身赴任中の父が帰省中に突然死し、単身赴任先のアパートを引き払うため遺品整理を業者に依頼した。事前に家族だけで訪問して必要なものはまとめていたため、業者には6時間ほどかけて荷物を運び出し、不要なものは回収してもらった。費用は17万円ほどだった。」(30代男性 ~30万円)

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ある程度自分たちで分別したい場合は、あらかじめ作業しておき、残りを遺品整理業者に依頼したという方が多いようでした。

業者に依頼した方のかかった費用

遺品整理を業者に任せたという方は、「~30万円」と「~50万円」が半数ずつという結果になりました。

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「夫は単身赴任、義父は老人ホームに入居、元気だった義母が急死し、同じ敷地に新居を構えていた嫁の立場の私が、遺品整理を任されたが、勝手に捨てる事に躊躇し悩まされ、作業がはかどらす、結局、夫が業者に頼んだ。荷物がとにかく大量だったので、30万で収まらなかった。」(50代女性 ~50万円)

「遠方に住む独身の叔父がなくなり、交通の便を考えても頻繁に通うのは難しいことや、賃貸住宅だったことから、地元の業者にお願いして込み込みの料金を出してもらい、即金で支払い貴金属以外の処分をお願いした。」(30代女性 ~30万円)

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自分たちで遺品整理を行うことが難しかったり、作業が進まず大変だったりで遺品整理業者に依頼したという意見が挙げられました。

一切業者に依頼しなかった方のかかった費用

「自分一人で」や「自分と親族数人で」、「自分と親族以外の数人で」と回答した、業者を利用しなかった方の意見はこちらです。

「~1万円以下」が43.1%と最も多く、次いで「~5万円」が22.1%、「~10万円」が19.3%という結果となりました。

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「一緒に住んでいる母親が急かすので、葬儀が終了した翌日から直ぐに整理に取り掛かりました。幸い荷物はほぼ洋服のみだったので、近所で洋服のリサイクル処分のところがあり、引き取りは無料でした。遺品整理に費用は一切掛かっていません。」(30代女性 1万円以下)

「急いだ訳ではありませんが葬儀の時に遠方から来ていた方々への型見分けがきっかけで遺品整理が始まりました。休みの日に施設へ寄付したりリサイクルショップへ持って行ったので3ヶ月ほどかかりました。」(30代女性 1万円以下)

「ゴミ部屋に近かったので、時間がかかりました。段ボール60箱とゴミ袋(大)60袋位有りました。売れる物は売り、そうでないものは、市のゴミ焼却所まで車で運びました。それ以外は葬祭業者が持って行ってくれました。」(40代男性 ~5万円)

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処分する物が少なく安く済んでよかったという意見もあれば、場合によってはすごく時間がかかったという意見も多く挙げられました。

遺品整理で最も大変だったことはなに?失敗エピソードを紹介!

次に、「遺品整理で最も大変だったことや失敗したエピソード」をお聞きしたところ、遺品整理を大変にする物理的な要因や、心理的な要因が多く寄せられました。

以下では、その一部を紹介します。

移動が大変だった

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「実家に帰省するのに2時間程度を要するため、毎週行くのが大変だった」(40代男性 故人の子供)

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処分するか判別に悩んだ

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「価値のあるものとないものが同じところに収められていて、そのあたりの見極めが難しい。古い切手集が出てきたがどれぐらいの価値があるのかわからない。また古文書みたいなのが出てきたがこれもよくわからない。結局は全部廃棄したが、それで良かったかどうかも不明。ひょっとしたら高額で売れたかもしれない。」(60代男性 故人の子供)

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体力が削られて大変だった

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「2階のものを運ぶ時です。古い家なので階段が狭く、暗い。複数のダンボールにまとめて、窓から1個ずつ降ろす作業を繰り返しましたが、体力がどんどん削られていきます。」(20代女性 故人の孫・ひ孫)

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遺品への思い入れがあり進まなかった

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「昔の写真が見つかると、つい思い出話に花が咲き、作業があまり進みませんでした。」(40代男性 故人の子供)

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家族間で揉めた

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「これは遺産相続でも同じだと思いますが、兄弟姉妹の間で価値観の違いや亡くなった祖父母との思い出の違いがあるため、ゆっくり気持ちの整理を付けながら遺品整理をしたい家族と、それをやっているといつまでも片付かないからと、機械的に短期間で遺品整理を終えてしまいたい家族の間で揉めてしまったことです。」(40代女性 故人の孫・ひ孫)

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遺品整理における最も大変だったことや失敗談から、遺品整理にはさまざまな困難や感情的な葛藤が伴う場合があることがわかります。

物理的な距離や家の構造の問題、大量の遺品の処分など、実際の作業そのものが負担になるケースが多く寄せられました。

また、故人が残した物品の価値判断や処分方法に悩む場面や、思い出にふけり作業が進まないという状況もよくみられます。

さらに、故人の意向を事前に確認していなかったことからくる後悔や、兄弟姉妹間で遺品整理の進め方についての意見の違いが問題となることもあるようです。

こうしたエピソードから、円満に遺品整理を行うためには、事前の準備や家族の協力が必要であることがわかりました。

【これから遺品整理をする人必見!】遺品整理時のアドバイス

最後に、遺品整理の経験がある人が、これから遺品整理をする人に向けたアドバイスを紹介します。

大切な故人の遺品整理を成功させるための参考にしてください。

早めに行った方がよい

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「時間が経つと遺品に汚れが目立ってしまったり、故人が何で遺品を持っていたのか知ってる人と連絡が取れなくなってしまう可能性があるので、遺品整理はなるべく早くするのが良いと思います。」(30代女性 その他)

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期限を決めた方がよい

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「絶対に期限を決めた方がいいと思います。あと、これは捨てないでとか、1番思いいれがある方にしてもらえればいいと思います。」(30代女性 故人の子供)

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生前整理を行っておいた方がよい

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「自分達でやるのはすごく大変なので生きているのであればなるべく生前整理をやってもらい、可能ならば業者を頼った方が早く終わる」(30代女性 故人の子供)

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業者に依頼したほうがよい

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「遺品整理以外にも故人に関する手続きが山ほどあります。信頼できる業者にお願いするか、普段から荷物を少なく生活されることをおすすめします。」(50代女性 故人の孫・ひ孫)

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これから遺品整理を行なう人へ向けたアドバイスでは、迅速な対応と事前準備が大切であるという意見が大半でした。

まずは「早めに行う」「期限を決める」という、時間が経過すると良くないという意見は、遺品の状態だけでなく、ご遺族の遺品整理に対する精神力が悪化してしまうというアドバイスです。

続いて「生前整理をしておく」「業者に依頼する」という意見は、実際に遺品整理をしてすごく大変だと感じたからこその意見と言えるでしょう。

また、アンケート結果から、物が多いと時間やお金がかかることが明らかになりました。故人が亡くなった後、精神的に辛い中で手続きや遺品整理を進めるのは大変です。そのため、事前に生前整理を行い、遺品整理も量が多い場合は専門業者に依頼することを考えてみてもいいかもしれません。

生前整理・遺品整理のご相談は林商会まで

林商会では、年間5,000件以上の遺品整理・生前整理の実績がございます。

生前整理は遺品整理の負担を軽減するだけでなく、残りの余生に向き合うために必要な時間となります。

何から手をつけていいか分からないという方は、プロを頼ってみてはいかがでしょうか。

また、遺品整理についてもプロフェッショナルとして最善を尽くさせていただきます。

遺品整理は故人様を思い返せる大事な時間ではありますが、忙しい現役世代のご家族様にとってはなかなか大変なものでもあります。

我々はお客様の気持ちに寄り添い、少しでも前に進めるようお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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終活を始めたいけどどうしたらいいかわからないという方はぜひお役立てください。

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会社名:株式会社 林商会

所在地:滋賀県大津市膳所平尾町847番地4

代表取締役:林達也

事業内容:生前整理、遺品整理、空家管理、特殊清掃

コーポレートサイト:https://hayashi-grp.com/

終活瓦版:https://syukatsukawaraban.com/

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会社概要

株式会社林商会

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URL
https://hayashi-grp.com
業種
サービス業
本社所在地
滋賀県大津市膳所平尾町847番地4
電話番号
077-575-0398
代表者名
林達也
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2019年01月