LONGiが2022年の年次報告書を公開
製品の出荷量:
2022年、太陽電池用単結晶シリコンウェハは合計85.06GW(社外への販売用42.52GW、自社製品への使用分42.54GW)で9年連続で世界1位となりました。また、太陽電池モジュールは46.76GWとなり、3年連続で世界1位となりました。2023年(自社使用分含む)は、単結晶シリコンウェハが130GW、太陽電池モジュールが85GWを目標として計画しています。
キャッシュフロー:
年次報告書の対象期間中、LONGiの営業活動によるキャッシュフローは243.7億人民元(日本円で約4778億円※)で、前年比97.77%の増加となりました。
負債率(※※):
2020年から2022年まで、それぞれ59.38%、51.31%、55.39%であり、LONGiは慎重な経営理念を堅持し、資産に対する合理的な負債の比率を維持しています。
研究開発体制:
2012年のIPO(株式上場)から2022年9月までの間、LONGiは研究開発に約180億人民元(日本円で約3529億円)以上を投資してきました。そして、2022年末時点で、特許取得件数は累積で2132件となり、研究開発と技術革新のために全世界の従業員の6.66%にあたる4036名の人員を抱えています。
この報告書の対象期間中である2022年11月、ドイツ・ハーメルンの太陽エネルギー研究所(ISFH)による試験においてLONGiのN型HJT(ヘテロジャンクション)太陽電池セルが26.81%を達成し、結晶シリコン太陽電池の世界記録を5年ぶりに更新しました。また、革新的なモジュールである新製品「Hi-MO 6」は、量産品のモジュール変換効率で最大23.2%に達しています。LONGiは、新しい高効率太陽電池の量産化、独自のモジュール技術の研究開発、および、産業界としての成果への転換において、継続的にブレークスルーを実現しています。
生産体制:
2022年末時点でLONGiの単結晶シリコンウェハ、セル、モジュールの生産能力はそれぞれ、133GW、50GW、85GWに達しました。2023年末にはそれぞれ、190GW、110GW、130GWへと更に拡張する計画です。
また、DX(デジタル・トランスフォーメーション)とスマート・マニュファクチャリングの開発を加速させ、製造ユニットと生産ラインの変革とアップグレードにより、コストを削減し、生産効率を向上させています。
更にLONGiは、製品の納期を守ることで持続的かつ安定的な成長を実現し、原材料のコスト上昇圧力へも積極的に対処してきました。原料ポリシリコンメーカーの生産能力拡張と増産により、産業チェーンの原料ポリシリコン価格は正常な水準に戻ったこともあり、2023年も好業績を達成する見込みです。
世界市場におけるお客様の多様化するニーズと拡大する需要に対応するために、中国での投資を増やし高効率な生産ラインの建設とアップグレードを加速、マレーシア・クチンの生産拠点への投資を拡大、そして、ベトナムの生産拠点のアップグレードを完了するなど、グローバルでの投資の最適化を図り、生産と運用の能力向上に取り組んでいます。
日本円:1円=0.051人民元で換算
※※ 負債率=総負債÷総資産。日本での金融用語の「負債比率」(=負債÷自己資本)とは異なります。
LONGi(LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.)について:
2000年設立のLONGiは、世界有数の太陽光発電テクノロジー企業として、エネルギー転換のシナリオを自ら描き、顧客視点の価値創造に注力することを使命としています。「太陽エネルギーを利用してグリーンエネルギーの世界を創る」という使命と「堅実で信頼できる技術リーダーシップ」というブランド哲学のもと、LONGiは技術革新に専念し、単結晶シリコンウェハ、セル・モジュール、商業・産業用分散型太陽光発電ソリューション、グリーン電力ソリューション、水素設備という5つの事業分野を構築しています。同社はグリーン電力を提供する能力を磨き、最近ではグリーン水素の製品及びソリューションも加え世界のゼロ・カーボン化を支援しています。
www.longi.com/en
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